かぐや姫の物語の歌。主題歌・挿入歌
ジブリの監督といえば宮崎駿が有名ですが、それと同じぐらい評価されているのが高畑勲。
そんな彼によって作られ2013年に公開されたのが映画「かぐや姫の物語」です。
タイトルからも分かる通り、昔話「竹取物語」を題材に制作されました。
独特な絵のタッチからあふれ出るように伝わってくる感情。
高畑勲の演出力のすごさに圧倒されますよ。
今回は「かぐや姫の物語」の主題歌、挿入歌をご紹介させていただきます。
観て、聴いて、楽しんで!とにかく素晴らしい作品ですので、特に知らない、観たことないという方、ぜひ触れてみてください。
もくじ
かぐや姫の物語の歌。主題歌・挿入歌(21〜40)
生命(いのち)の庭久石譲
劇中、かぐや姫は精神を保つために、自分の育った山を再現した庭を都につくります。
自分が育った山では、草木、花、動物たち、全ての生命が共存をしていました。
その共存こそが生きる喜びだと考えているかぐや姫は、この曲のように穏やかな気持ちだったのかもしれません。
そんな生命があふれている庭のサウンドは、全てを包み込んでしまう包容力と力強さでいっぱい。
聴けば聴くほど、奥深い1曲です。
真心久石譲
真心と聞いたら、どんなものを思像しますか?
きっと、やわらかな雰囲気をもつものではないでしょうか。
そんな心の温かくなるような、やわらかい空気が感じられるこちら。
オルガンの包み込んでくれるような音色と、高音のエレピが相性抜群です。
スローテンポのゆったり感も、聴いていてとても安心します。
この曲を聴いたら、きっと大切な人に真心をこめたくなること間違いなし。
秋の実り久石譲
秋といえば、実りの秋!
そんな豊かな秋をテーマにしているのがこちら「秋の実り」。
自然の恵みに感謝するようなスローテンポのストリングスがとってもやわらか。
途中から壮大な雰囲気になるので、どこまでも広がる実り豊かな自然を感じられます。
いろいろな音域のストリングスが重なっているので、楽器のアンサンブルも要チェックです!
絶望久石譲
かぐや姫は、劇中で悪口を言われ絶望します。
人間がどうしようもなく汚いものに染まっている気がしてしまうのです。
そんな激動シーンにぴったりなこちら。
アタック強めのピアノが、インパクト大。
不協和音のような音が、より絶望的な雰囲気をかもしだしています。
テンポ自体はスローなのですが、ゆったりとした気持ちには全くなれません……。
美しき琴の調べ久石譲
琴の旋律がとっても美しいイチオイ曲!
いくつもの琴が折り重なってできるメロディは、迫力満点。
しっとりとした艶やかな雰囲気のメロディや、畳みかけるようなリズミカルなメロディまで、これ1曲で楽しむことができちゃうんです。
なかなか琴の音色って聴く機会が少ないですよね。
この機会に、ぜひ琴の美しい音色を堪能してみてはいかがでしょうか?
芽生え久石譲
日本の昔話を感じられるような1曲がこちら!
笛が奏でるキャッチーなメロディは、まさに日本昔話のようなサウンドです。
ミドルテンポでシンプルなリズムは、これから始まる物語に期待を持たせてくれるはず。
ゆったりとした雰囲気ながらも、どこか陽気なサウンドは聴いていて楽しい気分になること間違いなし。
和の雰囲気がたっぷりつまったオススメ曲です!