César Franckの人気曲ランキング【2025】
幼少期からピアノの英才教育を受け、その才能を開花させていったベルギー出身の作曲家、セザール・フランクさん。
リエージュ王立音楽院やパリ音楽院で音楽を学び、ピアノ教師やサント・クロチルド聖堂のオルガニストとして活動しながら作曲家としても作品を手がけました。
また、フランス国民音楽協会の設立に加わるなど、音楽の発展に力を尽くしたことでも知られています。
今回は、そんなセザール・フランクさんの人気曲ランキングをご紹介します!
César Franckの人気曲ランキング【2025】(31〜40)
交響曲ニ短調より第3楽章César Franck36位

「交響曲ニ短調作品48より第3楽章」終曲:アレグロ・ノン・トロッポ(Finale : Allegro non troppo)。
交響曲作品13の行方が判らず、この曲が唯一の交響曲として知られています。
ダリウシュ・ミカルスキさん指揮、タイ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏。
交響的変奏曲César Franck37位

ピアノとオーケストラのための作品として、1885年に作曲されたこの曲。
単一のテーマを基にした変奏形式で展開され、ピアノとオーケストラが交互に、または共に、テーマを探求していきます。
最初にチェロによってテーマが提示され、その後ピアノとオーケストラによって複雑で表情豊かな音楽へと発展。
リズミカルで調和的な美しさを示しつつ、感情的な深みも表現されています。
ピアノ演奏には高い技術が求められ、表現の幅広さと深い感情表現が求められます。
豊かなハーモニーや緻密なテクスチャーが特徴的で、音楽的な複雑さが評価されるこの曲。
音楽愛好家やクラシック音楽の学生にとって、その構成や展開の仕方を学ぶ上で非常に価値のある1曲です。
交響的大曲César Franck38位

「交響的大曲(Grande pièce symphonique)嬰ヘ長調作品17」。
フランクが1860年から1862年にかけて作曲した「大オルガンのための6作品」の第2曲にあたり、オルガンの機能を網羅し作品中最大の規模を誇ります。
オルガン演奏はダグ・マーシャルさん。
交響詩「アイオリスの人々」César Franck39位

交響詩「アイオリスの人々」アレグロ・ヴィヴォ。
フランク最初の交響詩。
詩人ルコント・ド・リールの「古代詩集」に含まれる「アイオリスの人々」からヒントを得て作曲されたそうです。
演奏はヘリコン交響楽団、ピーター・ファン・デア・ヴルプさんの指揮。
交響詩「ジン」César Franck40位

交響詩「ジン(Les Djinns)」。
この作品はヴィクトル・ユーゴーの「東方詩集」中の詩に着想を得て書かれました。
ピアノ演奏はタチアナ・ブレジュネヴァさん。
オーケストラ:プラハ・アカデミー・チェンバー・ソロイスツ、ゲオルギオス・ガラニスさんの指揮。
César Franckの人気曲ランキング【2025】(41〜50)
交響詩「プシシェ」César Franck41位

古代ギリシャ神話を題材にした交響詩。
1888年3月にパリで初演された本作は、フランクの晩年の傑作として知られています。
プシュケとエロスの愛の物語を、豊かなオーケストレーションと合唱で描き出しています。
夢幻的な第1部、官能的な第2部、そして苦悩と救済を表現した第3部と、物語の展開に沿って音楽が進行。
半音階的な和声進行や循環形式など、フランクらしさが随所に見られますね。
神秘的で崇高な愛の世界を体験したい方にオススメの1曲です。
交響詩「呪われた狩人」César Franck42位

1882年に完成したこちらの交響詩は、物語性豊かな音楽表現が特徴。
ドイツの詩人による物語を題材にしており、日曜日に狩りに出た伯爵が神の怒りを買い、悪魔に追われるという劇的な内容。
約15分の演奏時間で4つの部分に分かれており、平和な朝の風景から狩猟の様子、神の怒り、そして悪魔の追跡まで、物語の展開に沿って音楽が変化していきます。
ホルンや金管楽器の活躍が印象的で、教会の鐘の音や聖歌風の主題も取り入れられています。
物語音楽に興味がある方、ぜひ聴いてみてくださいね。