日本の音楽会において西洋音楽の普及に尽力し、国内外で活躍した音楽家、山田耕筰さん。
日本語ならではのメロディーを取り入れた作品を数多く制作し、さらに日本で初めて管弦楽団を設立したことで知られています。
また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団といったオーケストラの指揮をするなど、その功績なくして日本の音楽史は語れません。
今回は、そんな山田耕筰さんの人気曲ランキングをご紹介しますので、当時の空気感をイメージしながら聴いていただければ幸いです。
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山田耕筰の人気曲ランキング【2026】(1〜10)
赤とんぼ作詞:三木露風/作曲:山田耕筰1位

夕焼け空に飛ぶ赤とんぼを見上げながら、子供のころを懐かしむ思いを重ねた、郷愁あふれる作品です。
三木露風さんが故郷である兵庫県の記憶を詩に込め、山田耕筰さんが美しいメロディをつけました。
1921年に詩が発表され、1927年に曲がつけられてから、世代を超えて歌い継がれています。
1955年公開の映画『ここに泉あり』や、1965年のNHK『みんなのうた』でも紹介され、幅広く親しまれてきました。
秋の夕暮れ時、窓辺で赤とんぼを眺めながら口ずさんでみてはいかがでしょうか。
ゆったりとした三拍子のメロディは歌いやすく、皆さんで集まって合唱すれば、懐かしい思い出話にも花が咲くでしょう。
ペチカ作曲:山田耕筰2位

ロシアの暖炉兼オーブンであるペチカ。
寒い冬に火が燃える様子を見るのは本当に心が和みますよね。
そのペチカのことを歌った曲がこちらです。
1924年に発行された『満州唱歌集』に掲載されたもので、当時満州に移住する人のために南満州教育会からの依頼で作曲されたそうです。
満州の冬は寒かったそうですから、この曲がよく似合ったのではないでしょうか。
この曲の最後の部分は長調の曲でありながら同じ主調の短調のコードが使われており、独特の雰囲気をかもし出しています。
ペチカ作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰3位

雪が降る寒い夜、暖炉を囲んで語り合う温かな情景を描いた童謡です。
北原白秋さんと山田耕筰さんという黄金コンビが、満州に住む子どもたちのために生み出した本作は、1924年に『満州唱歌集 尋常科第1・2学年用』に収められました。
その後、1965年12月から1966年1月にかけてNHK『みんなのうた』で紹介され、絵本画家の谷内六郎さんが映像を手がけたことで、より多くの方に親しまれるようになりました。
静かな夜に暖炉の火を見つめながら、焼き栗の香りや火の粉の音を楽しむ様子が伝わってきます。
外は寒くても、家族と過ごす時間の温もりが心にしみる、冬にぴったりの一曲です。
からたちの花作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰4位

春の終わりに白い花を咲かせる植物をテーマにした、日本歌曲の代表作ともいえる楽曲。
白い花や青い棘、秋に実る金色の実といった情景を通じ、幼い頃の痛みや温かい記憶を描いています。
作詞は北原白秋さん、作曲は山田耕筰さんが担当しました。
1925年5月に雑誌『女性』で発表され、その後楽譜として広まりました。
1958年4月には日本テレビのドラマ枠『山一名作劇場』で、本作を題名とした番組も放送されました。
山田耕筰さんの少年時代の思い出が込められており、聴く人の心に深く寄り添いますね。
歌うほどに味わいが増す旋律ですので、高齢者の方と一緒に口ずさみながら、それぞれの故郷や幼少期に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
鉄道精神の歌作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰5位

昭和10年、鉄道省が制定した社歌として誕生した本作は、北原白秋さんと山田耕筰さんという日本を代表する詩人、作曲家のコンビによる力強い行進曲です。
轟く鉄輪と国家への奉公、20万人の大家族という言葉に象徴されるように、鉄道という国の大動脈を支える職員たちの使命感と誇りが歌われています。
鉄道に思い出を持つ方、日本の鉄道史に関心がある方にぜひ聴いていただきたい作品です。
かやの木山の作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰6位

炒って食べたり、実から採れる油を灯火用や頭髪用の油として使うカヤの実は、秋の味覚の一つです。
この『かやの木山の』は、そんなカヤの実をいろりで炒るおばあさんの様子が描かれています。
少しずつ寒くなってくる秋に、いろりを囲んで秋の味覚を楽しむってとてもステキですよね。
実際に実家や祖父母のおうちにいろりがあった方には懐かしく、いろりを見たことがないという方には新鮮に感じられる曲かもしれません。
歌詞やメロディからの懐かしさを感じる光景は、秋のしんみり切ない光景にぴったりですね。
この道作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰7位

日本の歌百選にも選ばれている、北原白秋さんと山田耕筰さんの代表作です。
歌詞には、白秋さんが旅行で訪れた北海道の時計台や、故郷である福岡県柳川周辺の情景などが折り重なるように描かれています。
1927年当時に出版された楽曲で、今も根強い人気があります。
2019年に公開された映画『この道』では、主題歌としてEXILE ATSUSHIさんが歌唱したことでも話題になりました。
誰しもが持つ心の風景や懐かしい記憶をそっと呼び起こしてくれますよね。
ご家族やご友人と一緒に聴きながら、思い出話に花を咲かせてみるのもオススメですよ。



