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おすすめバンド漫画。あの伝説的アーティストが乗り移る!?SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん

おすすめバンド漫画。あの伝説的アーティストが乗り移る!?SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん
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おすすめバンド漫画。あの伝説的アーティストが乗り移る!?SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん

おすすめバンド漫画。あの伝説的アーティストが乗り移る!?SHIORI-EXPERIENCE-ジミなわたしとヘンなおじさん

一度音楽を諦めたすべてのバンドマンに読んでほしい作品。

きっかけがこんなバンド漫画の話でもいいじゃない。

ほら、家に眠っている楽器の埃を落として手にとってみては。

タンスの中からこんにちわ!?

主人公『本田紫織』(以下:紫織)は、いわゆる進学校の地味で平凡で、ちょっぴり貧乏な英語教師。

趣味は、家事と節約。

夢は、幸せなお嫁さんになって幸せな家庭を築くこと。

声も小さく、文字も小さい。

その為か、生徒からは地味な先生。

『ジミ先』とまで言われるアラサー女子。

兄がバンドをやっていた時に騙されたせいで、本田家は借金まみれ。

父は、音楽なんぞやっている人間は最低だ。

音楽なんぞやっているやつなど彼氏とは認めん。

と音楽を目の仇にしている。

紫織は少しでも家が楽になればいいと、自分のしたいことも諦め教師に。

そんな中、妹と父が喧嘩を。

妹に声をかけたのだが、『そんなしみったれた顔でお説教?』と一言。

そして更に、

『ごめん、私お姉ちゃんが笑ってる顔が思い出せない』と止めの一言。

『お姉ちゃんみたいな人生、絶対やだから。』と家を飛び出してしまう。

私のやりたかったこと…。

その時に思い浮かぶのは兄(丈二)の顔。

そして17歳の誕生日の時にもらったギター。

父に黙って隠しておいたであろうギターをだそうとクローゼットを開けたら…。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

伝説のアーティストが乗り移るという描写が面白い、そしてカッコイイ

初めておじさんとあった紫織は驚きのあまり気を失ってしまった。

翌日学祭に遅刻してしまった紫織は急いで学校に。

学校に着いた時には吹奏楽部の演奏が始まる時間だった。

そこには昨日のおじさんがいるのだが、おじさんは紫織にしか見えていないようで紫織は困惑する。

そして吹奏楽部の面々がステージにあらわれた時そのおじさんは一つの楽器に目を奪われる。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

ギターを見て泣き出すおじさん。

そして吹奏楽部の演奏が始まり、紫織は吹奏楽部の演奏に聴き入ってしまう。

『あのステージからはどんな景色が見えているのだろう』

そう思っていた紫織の横でおじさんがポツッと一言。

『BLUESを感じねぇ…』

おじさんはふいにシールドを手に持ち出し、紫織に『もう我慢できねぇ、今度こそジャキーンだ。』

『ジャキーン?

ってなんですか?』とうろたえる紫織にもう一言。

『ジャキーン?

…NO』

『”JACK IN”』

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

今までの乗り移りかたと違う描写がこれ。

首にシールドを突き刺すという乗り移り方。

斬新でした。

この後紫織に乗り移ったおじさんはステージに勝手に出て行ってしまうのですが、紫織の演奏姿がカッコイイ。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

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しかも、よく見るとギターの方向が逆?

レフティになっていますね。

これでもう、確定ですよね。

見た目でわかった人もいると思いますが、紫織に乗り移ったアーテイストはそう。

『ジミ・ヘンドリックス』

27歳の若さで亡くなった伝説のギターリスト本人だったのです。

そして一度でもJACK INした人間はある契約が交わされてしまう。

27歳が終わるその日までに伝説を残さなければ…

『ーーー死ぬーーー』

一度音楽を諦めた人間が再び音楽を手にする

この漫画では、様々な理由で一度音楽から離れてしまった登場人物がいます。

1人1人に物語があり、それが紫織を通して繋がり、また音楽に戻る。

それは生徒、先生という垣根など関係なく繋がっていくところは音楽のあるべき姿ではないでしょうか。

音には人種も国境も言葉の壁もない。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

そして過去に組んでいたメンバーとわかり合うシーンもあり、紫織と年代の近い方はとても入り込みやすいと思います。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

ジミヘンだけじゃない?

更にあのアーティストまでも

音楽をしているバンドマンなら誰もが知っているであろうあのアーティストまでも登場しました。

個人的にこの人はとても大好きなので興奮しました。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

突如自殺をしてしまい世界中のファンが悲しみにくれた、グランジというジャンルを世界中に広めたあの…

『カート・コバーン(コベイン)』です。

たまらん。

最後に

本はまだ4巻までで、今月5巻が発売されるそうです(2015年10月現在)。

連載が続けばこれからもたくさんのアーティストが出てくることでしょう。

ジミヘンとカートの共演や、他のアーティストとの共演が楽しみで仕方がありません。

気になった方は是非一度書店に足を運んで買ってください。

今後の話がとても気になる作品です。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(スクウェア・エニックス)田悠幸×町田一八(著)

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ライタープロフィール

小野慎也@愼鵺

小野慎也@愼鵺

スタジオラグ伏見店スタッフ。

赤髪を捨て漆黒の侍に。

社会と戦い幾星霜。

鉄の愛馬と四弦武器に低音轟音かきならせう。

紅牛に命を預け、己が魂四弦と声にのせたもう。

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