心に響く、昭和の泣ける名曲
昭和の泣ける曲といえば時代を越えるような名曲も思い浮かべますよね。
この記事では昭和歌謡、ニューミュージック、フォークソングなどなど、昭和の泣ける名曲を集めました。
落ち着いたテンポの曲が多く、歌詞にじっくりと耳を傾けられるのも昭和の歌の魅力ではないでしょうか。
ジャンルや歌手の方によって特色は違うものの、じんわりと染み入るものを感じます。
定番の名曲やお別れの歌はもちろん、一味違う泣ける曲にも注目していきます。
それでは昭和の泣ける名曲を聴いていきましょう。
心に響く、昭和の泣ける名曲(11〜20)
ひこうき雲松任谷由実

ユーミンの愛称で知られ、2013年には紫綬褒章を受章したことも話題となったシンガーソングライター・松任谷由実さんの楽曲。
旧姓である荒井由実名義で発表された楽曲で、小学生時代の同級生の死をモチーフに制作されたナンバーです。
リリースから時を経てジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌として起用されたこともあり、若い世代のリスナーも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
タイトルをイメージさせる浮遊感の中に切なさを含んだメロディーが心を揺さぶる、文字どおり時代を越えて愛されている昭和の名曲です。
赤いスイートピー松田聖子

松田聖子さんが歌うこの曲は、ジワジワと心に染み入る切ない名バラードなんです。
春の情景と切ない恋心を見事に重ね合わせた歌詞が胸を打ちますよね。
松田さんの伸びやかな歌声が、恋する少女の繊細な感情を余すところなく表現しています。
1982年2月にリリースされた本作は、松田さんの8枚目のシングルとして大ヒットを記録。
人気テレビ番組『ミュージックフェア』のエンディングテーマにも起用されました。
恋に悩む人はもちろん、大切な人への想いを感じたい時にもおすすめの一曲です。
そして僕は途方に暮れる大澤誉志幸

昭和を代表する名曲の1つとして知られる大沢誉志幸さんの代表作。
切ない別れの情景を描いた歌詞と、心に染み入るメロディが多くの人々の共感を呼び、長年にわたって愛され続けています。
1984年9月に発売されたこの楽曲は、オリコンチャートで最高6位を記録し、28.2万枚もの大ヒットとなりました。
アルバム『CONFUSION』に収録されており、シングルとはアレンジが若干異なるバージョンも存在するのですよ。
別れの寂しさや未来への不安を感じている時、この曲を聴くと心が癒されるかもしれません。
大切な人との別れを経験した方にもおすすめの1曲です。
シクラメンのかほり布施明

昭和50年に発表された名曲は、小椋佳さんの作詞・作曲によるものです。
布施明さんの伸びやかな歌声が、シクラメンの花をモチーフに描かれた恋愛の物語を見事に表現しています。
出会いから別れまでの情景が、花の色の変化と共に鮮やかに描かれ、聴く人の心に染み入ります。
本作は発売直後から大ヒットを記録し、オリコンチャートで1位を獲得。
数々の音楽賞も受賞しました。
アルバム『シクラメンのかほりから』にも収録され、幅広いリスナー層に支持されています。
恋愛の儚さや喪失感を感じている方に、心に響く一曲としてお勧めです。
悲しい色やね上田正樹

1982年にリリースされた大阪弁の歌詞が印象的な本作、当初は売れ行きが伸び悩んだものの有線放送でのリクエストが増え、翌年にはオリコンチャートで5位を記録する大ヒットとなった上田正樹さんによる名曲ですね。
関西弁の女性視点での歌詞が特徴的で、別れを迎えようとしているカップルの切ない心情が描かれています。
雨の近づく海辺で、泣くことすら許されない女性の苦しみが胸を打ちます。
恋の終わりと青春の儚さを感じさせる本作は、失恋を経験した人の心に深く響く一曲となっています。
「いちご白書」をもう一度バンバン

バンバンが紡ぎ出した本作は、昭和の若者たちの心を温かく包み込む名曲として知られています。
学生運動の象徴であった東大安田講堂事件から6年が経った1975年にリリースされ、オリコン1位を獲得するなど、当時の若者たちの共感を呼びました。
当時20歳そこそこの松任谷由実さんの繊細な筆致で描かれた歌詞は、学生運動に没頭する恋人との思い出を振り返る女性の心情を切なく表現しています。
本作は、過ぎ去った青春への郷愁を感じる方や、大切な人との思い出を振り返りたい方におすすめです。
静かな夜に一人で聴くのもいいですし、大切な人と一緒に聴いて昔話に花を咲かせるのもいいかもしれませんね。
心に響く、昭和の泣ける名曲(21〜30)
たそがれマイ・ラブ大橋純子

1978年に発売されたこの曲は阿久悠さん作詞、筒美京平作曲という昭和時代のゴールデンコンビによる楽曲で、大橋純子さんの代表曲の一つに数えられています。
発売以来数多くの歌手にカバーされたことからも、この曲がどれほど愛されていたのかがわかると思います。
この曲の歌詞では、ともに過ごした夏の幸せが描かれたあと、突如2人は一緒に居られなくなってしまい運命を背負い、冬になるころには離ればなれになる様子がつづられています。
歌詞の最後には手紙のやり取りをしていることが描かれているので、お互いに思い合っているのに離ればなれにならざるを得なかった、そんな切ない人間模様が見えてきます。