【難易度低め】チャイコフスキーのおすすめピアノ曲【中級】
ロシアが生んだ大作曲家、ピョートル・チャイコフスキーは「三大バレエ」とも呼ばれるバレエ音楽をはじめとして「三大交響曲」や協奏曲など、クラシック音楽の愛好家ならずとも一度は耳にしたことがある名曲を多く世に送り出した偉大な存在ですよね。
あまりイメージが浮かばないかもしれませんが、実はチャイコフスキーが作曲したピアノ曲もすてきな作品が多いのですよ。
こちらの記事では比較的難易度の低いピアノ曲を中心として、ピアノ曲以外の有名曲も含めて紹介しています。
中級レベルに手が届きそうなピアニストの方、叙情的で美しいチャイコフスキーならではの旋律にぜひ挑戦してみてください!
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【難易度低め】チャイコフスキーのおすすめピアノ曲【中級】(6〜10)
『眠りの森の美女』より「ワルツ」Pyotr Tchaikovsky

3大バレエ音楽の1つである『眠れる森の美女』。
劇中歌のワルツは、ディズニー映画『眠れる森の美女』で主人公のオーロラ姫が歌った曲としても知られています。
もとはオーケストラが演奏するバレエ音楽ですが、ピアノ版楽譜も多数出版されています。
まずは、3拍子のリズムや優雅なメロディーを楽しめるシンプルなアレンジで練習し、徐々に難易度の高いものにチャレンジしていくとよいでしょう。
左手は軽やかに、右手はなめらかに、左右の違いを意識して弾いてみてくださいね!
「四季」-12の性格的描写 Op.37b-3 3月『ひばりの歌』Pyotr Tchaikovsky

ロシアの1年の様子をピアノ曲で描写した全12曲で構成された、ピアノ作品集『四季』。
各曲とも、ロシアの詩人による季節を題材にした詩を参考に作曲されたといわれています。
3月の『ひばり』は、アポロン・マイコフという詩人の作品をもとに作曲された楽曲です。
ひばりは、世界各国で「春の鳥」として親しまれている鳥。
日本では、多くの俳句に詠われています。
鳥のさえずりのような装飾音や、鳥たちがコミュニケーションを取り合うようなメロディーの掛け合いを意識しながら弾けるとよいでしょう。
6つの小品 感傷的なワルツ Op.51-6 ヘ短調Pyotr Tchaikovsky

『感傷的なワルツ』は、チェロや木管五重奏など、さまざまな楽器や編成で演奏されている作品です。
ピョートル・チャイコフスキーの有名作品と比べ知名度は低いものの、クラシックファンからは「もっと評価されてもいい曲だ!」と支持されている楽曲でもあります。
メロディーをたっぷり歌って切なく弾く部分や、ワルツのリズムを意識して軽やかに演奏する部分など、いろいろな表現を1曲の中で楽しめます。
「ここはこんな気持ちで弾いてみよう」と、具体的な場面を想像しながら演奏してみましょう!
『子供のアルバム』より-「ババ・ヤガ」 Op.39-20 ホ短調Pyotr Tchaikovsky

1878年にピョートル・チャイコフスキーが作曲したピアノ曲集『子供のアルバム』。
全24曲からなるこの作品の中で、ロシア民話の魔女「ババ・ヤガ」を題材にした一曲が注目を集めています。
不気味で活発な主部、対照的な中間部、そして再現部へと展開する三部形式で構成された本作は、魔女の恐ろしさや神秘性を巧みに表現しています。
チャイコフスキーならではの感情が豊かなメロディーと洗練された技法が融合し、聴く人の想像力を刺激する一曲となっています。
ピアノ学習者や、ロシア文化に興味がある方にぜひおすすめしたい作品です。
6つの小品 Op.51 第6曲 感傷的なワルツPyotr Tchaikovsky

『白鳥の湖』などをはじめとする三大バレエ音楽の作曲家としておなじみのピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが作曲した、6曲からなるピアノ小品集『6つの小品 Op.51』の第6曲。
『感傷的なワルツ』というタイトルがピッタリの切ないメロディだけでなく、楽しくワルツを踊っているような明るく軽やかなフレーズもあり、表現力を身につけるための練習曲としてもオススメです。
左手が跳躍するため、片手練習の段階で和音をしっかりつかめるよう入念に練習しておきましょう。