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【2025】まずはこの一曲!インダストリアルメタルの名曲まとめ

【2025】まずはこの一曲!インダストリアルメタルの名曲まとめ
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ヘビーメタルとエレクトロニックミュージックが融合したインダストリアルメタルは、1980年代後半から独自の進化を遂げてきたジャンルです。

激しいギターリフやヘヴィなドラムに、サンプリングやシンセサイザーの電子音が織り交ぜられた独特なサウンドは、多くのリスナーを魅了してきました。

この記事では、これからインダストリアルメタルを聴いてみたい方に楽しんでいただけるように、ジャンルを代表する楽曲を厳選してご紹介します。

往年の名曲はもちろん、近年注目されているインダストリアルメタルからの影響を感じる楽曲も合わせて紹介しますから要チェックです!

【2025】まずはこの一曲!インダストリアルメタルの名曲まとめ(1〜10)

WishNine Inch Nails

音楽史にその名を刻むトレント・レズナーさん率いるナイン・インチ・ネイルズは、インダストリアルというジャンルを基盤に、独創的なサウンドと美学で商業的にも成功した稀有なバンドです。

本作は1992年に発表されたEP『Broken』に収録されており、彼らの音楽性がより攻撃的に進化したことを示した重要な一曲と言えるでしょう。

すべてを薙ぎ払うかのような獰猛なギターリフと強靭なビートが一体となったサウンドは、まさにインダストリアルメタルの真骨頂。

そこに乗る声は、どうにもならない現実への憤りと、無力な自身への呪詛、そして破壊衝動がないまぜになった魂の叫びそのものです。

このEPは全米チャートで7位を記録し、本作でグラミー賞も獲得しました。

どうしようもない怒りを抱えた夜に聴けば、そのあまりの破壊力に不思議と心が救われるかもしれません。

この激烈な音像を気に入った方は、ぜひ傑作アルバム『The Downward Spiral』の深い世界も体験してみてくださいね。

BloodmoneyPoppy

Poppy – BLOODMONEY (Official Music Video)
BloodmoneyPoppy

YouTubeでのシュールなパフォーマンスからキャリアを始め、今やジャンルの垣根を破壊する存在として注目を集めるアメリカ出身のアーティスト、ポッピーさん。

ポップアイコンとしての姿から劇的な変貌を遂げ、ヘヴィミュージックシーンに殴り込みをかけたのが、2020年のアルバム『I Disagree』です。

その中でも強烈な存在感を放つ本作は、インダストリアルメタルにノイズとダブステップを叩き込んだ獰猛なサウンドが圧巻。

偽善に満ちた社会や抑圧への怒りを叩きつけるようなパフォーマンスは、彼女の自己解放の狼煙そのものです。

2019年11月に公開されたこの楽曲は、第63回グラミー賞でソロ女性アーティストとして史上初の「最優秀メタルパフォーマンス」部門ノミネートという快挙を達成。

既存の価値観に揺さぶりをかける過激なサウンドを求めるなら、まずはこの一撃を体感すべきです。

Du HastRAMMSTEIN

Rammstein – Du Hast (Official 4K Video)
Du HastRAMMSTEIN

ドイツが世界に誇るインダストリアルメタルの重鎮、ラムシュタイン。

彼らを国際的な存在へと押し上げたのが、1997年発売のセカンドアルバム『Sehnsucht』に収録された一曲です。

無機質で反復するシンセサイザーに、地を這うような重厚なギターリフが重なるサウンドは、まさにインダストリアルメタルの様式美。

本作のテーマは結婚の誓いという儀式的な場面における、痛烈な拒絶です。

「愛」を問われ「憎しみ」で応えるかのような言葉遊びを通じ、人間の内なる矛盾やコミュニケーションの断絶を鋭く描き出しています。

映画『マトリックス』への起用で世界的な認知を得たこの楽曲は、機械的な冷たさと人間的な激情が渦巻く、彼らならではの世界観を体感させてくれるはずです。

Die MF DieDope

ヘビーなサウンドに無機質な電子音を融合させ、独自の道を突き進むアメリカのバンド、ドープ。

彼らが2001年11月当時にリリースした2ndアルバム『Life』に収録されたのが本作です。

インダストリアル・メタル特有の冷たいサンプリング音と、ニューメタル由来の重厚なギターリフが一体となったアンサンブルは、聴き手の感情を激しく揺さぶりますよね。

シンプルながらも徹底的に攻撃性を追求した構成は、文句なしのキラーチューンと言えるのではないでしょうか。

その剥き出しの怒りと破壊衝動は、イラク戦争時に兵士たちの士気を高める歌として使われたという逸話もあるほど。

内に秘めた衝動を解放したい時に最適な、純度120%の攻撃性に満ちた一曲です。

LinchpinFear Factory

Fear Factory – Linchpin [OFFICIAL VIDEO]
LinchpinFear Factory

デスメタル由来の攻撃性と機械的なサウンドを融合させ、独自の音楽性を確立したアメリカのバンド、フィア・ファクトリー。

2001年発売のアルバム『Digimortal』に収録されている本作は、全米チャートで31位を記録したことでも知られる彼らの代表曲です。

マシンのように正確なリズム隊と鋭利なギターリフが織りなすアンサンブルがテンションを上げてくれますよね。

攻撃的な絶叫と、コーラスで響く叙情的なクリーンボイスを行き来するボーカルの対比は、心を揺さぶられるのではないでしょうか。

機械化社会における人間性の核心を問うような力強いメッセージと、無機質なサウンドのコントラストが秀逸な、珠玉のメタルチューンです。

SlatemanGodflesh

イングランドが生んだインダストリアルメタルの礎、ゴッドフレッシュ。

彼らが1991年8月に世に問うた、ジャンル史に刻まれるべき名曲です。

本作はEP『Slavestate』などにも収録されています。

氷河が山を粉砕すると評されるG. C. Greenさんのベース、無慈悲な反復を刻むドラムマシン、そして荒涼としたギターが織りなすサウンドはまさに圧巻。

その徹底的に無機質な音の壁の上で、痛ましさすら感じさせるジャスティン・K・ブロードリックさんのボーカルが響き渡ります。

この機械的な冷酷さと人間的な脆さがせめぎ合う独特の世界観は、ただ激しいだけではない深遠なメタル体験を約束してくれるでしょう。

When Worlds CollidePowerman 5000

SF的な世界観とヘヴィなサウンドを融合させるアメリカのバンド、パワーマン5000。

フロントマンがホラー映画監督としても名高いロブ・ゾンビさんの実弟であることでも知られていますよね。

この楽曲は、1999年7月にリリースされ全米でプラチナム認定を受けた名盤『Tonight the Stars Revolt!』からの代表曲です。

フロントマンが語る「社会階級の衝突」というテーマを、機械と人間の対立になぞらえたSFの世界観に落とし込んだリリックが強烈。

スタッカートを効かせたギターリフと無機質なシンセが絡み合うヘヴィなグルーヴは、聴く者のテンションを否応なく高めてくれます。

ゲーム『Tony Hawk’s Pro Skater 2』への起用で知った方も多いのではないでしょうか。

気分をブチ上げたい時に最適なキラーチューンです。