RAG MusicHouse-Techno
おすすめのハウス・テクノ
search

【2025】まずはこの一曲!インダストリアルメタルの名曲まとめ

ヘビーメタルとエレクトロニックミュージックが融合したインダストリアルメタルは、1980年代後半から独自の進化を遂げてきたジャンルです。

激しいギターリフやヘヴィなドラムに、サンプリングやシンセサイザーの電子音が織り交ぜられた独特なサウンドは、多くのリスナーを魅了してきました。

この記事では、これからインダストリアルメタルを聴いてみたい方に楽しんでいただけるように、ジャンルを代表する楽曲を厳選してご紹介します。

往年の名曲はもちろん、近年注目されているインダストリアルメタルからの影響を感じる楽曲も合わせて紹介しますから要チェックです!

【2025】まずはこの一曲!インダストリアルメタルの名曲まとめ(1〜10)

Just One FixMinistry

Ministry – Just One Fix (Official Music Video)
Just One FixMinistry

シンセポップからインダストリアル・メタルの先駆的存在へと変貌を遂げた、アメリカ出身のバンド、ミニストリー。

1992年リリースの名盤『Psalm 69』に収録された本作は、叩きつけるようなギターリフと機械的なサンプリングが融合したサウンドがテンションを上げてくれますよね。

映画の音声や作家ウィリアム・S・バロウズさんの声が混沌と渦巻き、薬物依存の深淵をえぐるような世界観は圧巻です。

この楽曲の制作にはレコーディング予算の大半が薬物につぎ込まれたという逸話もあり、その狂気が音に宿っているのではないでしょうか。

1993年1月にシングルカットされ、人気アニメ『Beavis and Butt-head』にも取り上げられました。

ジャンルの持つ退廃美と攻撃性に浸りたい時にこそ聴いてほしい一曲ですよ。

Push ItStatic-X

Static-X – Push It (Official Music Video) | Warner Vault
Push ItStatic-X

ヘヴィメタルにテクノを融合させ「evil disco」つまり「邪悪なディスコ」という独自のスタイルを標榜したのが、アメリカ出身のスタティック-エックスです。

彼らが1999年に世に問うたデビューアルバム『Wisconsin Death Trip』は、わずか8週間という短期間で制作されたにもかかわらず、シーンに強烈なインパクトを与えました。

この楽曲は、その名盤からの先行シングルで、バンドの方向性を決定づけた一曲。

インダストリアル特有の無機質なサンプリングとスラッシュメタルの如きギターリフが過激に融合し、今は亡きウェイン・スタティックさんの叫びが内なる衝動を限界まで突き動かします。

映画『Idle Hands』やゲームにも起用された本作を聴けば、彼らが唯一無二の存在であったことを改めて実感する次第ですね。

Devil in a BottleGenitorturers

アメリカはフロリダ州出身で「世界で最もセクシーなロックバンド」を自称し、過激なパフォーマンスで知られるインダストリアルメタルバンドです。

フロントウーマンのジェンさん率いる彼らが、前作から実に11年ぶりとなる2009年にリリースしたアルバム『Blackheart Revolution』に収録されている一曲。

本作は、ロブ・ゾンビさんを彷彿とさせるダンサブルなビートに重厚なギターが絡み合う、攻撃的かつ官能的なサウンドを味わわせてくれます。

抗えない誘惑や破滅的な快楽に身を委ねる倒錯した世界観が描かれており、その退廃的な魅力が聴く者を非日常へと引きずり込んでくれますね。

理性を吹き飛ばすような刺激が欲しい夜に聴けば、アドレナリンが駆け巡ること間違いなし!

【2025】まずはこの一曲!インダストリアルメタルの名曲まとめ(11〜20)

MegalomaniacKMFDM

「多数派に対する哀れみなし」という過激なスローガンを掲げるドイツのインダストリアルメタルバンド、KMFDM。

彼らが自ら「Ultra-Heavy Beat」と称する、重工業的なビートと鋭利なギターリフが融合したサウンドの魅力がこれでもかと詰まっている名曲です。

1997年9月にリリースされた名盤『Symbols』のオープニングを飾り、誇大妄想的な権力者を痛烈に風刺する本作。

ジャックハンマーで叩きつけるようなインダストリアル・ビートと、耳をつんざくシンセサイザー、そしてヘヴィなギターリフが一体となって押し寄せる攻撃性は圧巻です。

ビルボードのチャートで22位を記録し、映画『Mortal Kombat Annihilation』にも採用された、まさに彼らの代表曲の一つ。

理不尽な怒りを覚えた夜に爆音で聴けば、気分もスッキリするはず!

JurassitolFilter

Filter – Jurassitol (Official Video)
JurassitolFilter

アメリカはオハイオ州クリーブランド出身、元ナイン・インチ・ネイルズの才人リチャード・パトリックさんが率いるフィルター。

本作は1996年に映画『The Crow: City of Angels』のサウンドトラックのために制作された、インダストリアルメタルの魅力を凝縮した一曲です。

無機質で硬質なドラムマシンと、グランジ譲りのヘヴィなギターリフが力技でぶつかり合うようなサウンドは、聴き手の感情を激しく揺さぶりますよね。

映画が描く復讐と哀しみの物語をなぞるように、虚無感や内なる怒りを吐き出すダークな世界観が強烈なインパクトを作り出しています。

この楽曲は後にアルバム『Title of Record』のボーナストラックとしても収録されました。

日常の鬱憤を吹き飛ばしたい時や、退廃的で攻撃的なサウンドに身を委ねたい時に最適なナンバーと言えるのではないでしょうか。

GeniusPitchshifter

Pitchshifterはインダストリアルメタルの草分け的存在から、ドラムンベースやニューメタルまで飲み込んだ独自の音楽性を武器にする、イングランド出身のバンドです。

本作は、1998年リリースの名盤『www.pitchshifter.com』を代表する一曲。

重厚なギターリフにビッグビートの躍動感が叩きつけられるサウンドは、インダストリアルとダンスミュージックの完璧な融合と言えるでしょう。

権力への抵抗という反骨精神に満ちたテーマ性は、Kerrang! Awards 1998でベスト・ビデオ賞に輝いたことでも証明済み。

映画『モータルコンバット:アナイアレイション』にも起用されたこの攻撃的なグルーヴを聴けば、日常の鬱憤も吹き飛ぶはずです!

Rude AwakeningProng

グルーヴメタルにインダストリアル・サウンドをいち早く取り入れ、独自の音楽性でシーンを牽引してきたアメリカのバンド、プロング。

1996年5月リリースの名盤『Rude Awakening』に収められた本作は、冷たく機械的なシーケンスと生々しくヘヴィなギターリフがせめぎ合うアンサンブルがテンションを上げてくれますよね。

社会の欺瞞から強制的に覚醒させられる瞬間の衝撃を表現したかのようなサウンドは、聴く者の内なる反骨精神を刺激するのではないでしょうか。

UKチャートで82位を記録したこの楽曲は、インダストリアルメタルならではの無機質な質感と、メタル本来の熱いグルーヴを同時に体感できる、必聴のメタルチューンです。