ボーカリストにも愛される銘器テレキャスターを使うギタリスト特集
かみつくような野太い低音、しゃらんと、シャキッと、きらびやかに鳴り響く高音。
そしてリアピックアップとフロントピックアップのハーフトーンによる、このギターでしか出せない独特のエモーショナルなサウンド。
名称が変わる前のブロードキャスターとして誕生以来すでに50年を超える歴史のあるギターですが、今も形を変えず製造され続けています。
それだけ長きにわたり愛され続けるギター、使用するギタリストも世界に、日本に数多く存在します。
挙げればキリがないそのテレキャスター・ラバーの中から、特に有名なギタリストをその特徴的なサウンドとともに、ご紹介します。
ボーカリストにも愛される銘器テレキャスターを使うギタリスト特集(31〜35)
TACK

1950年代のブラックミュージックに影響を受け、そのレトロなサウンドとはっちゃけたライブパフォーマンスで人気を博すフォーピースバンド、THE BAWDIES。
そのギタリストTACKさんが使用するのがテレキャスター・カスタム。
そのテレキャスター好きが功を奏し、2013年にはフェンダーとエンドースメント契約を結び、シグネチャーモデルの「TAXMAN TELECASTER」を発売するほど。
Dani Wilde

イギリスの女性シンガー、Dani Wildeさん。
テレキャスターが持つ切れ味の鋭い音色でリズミカルに奏でるそのサウンドは、非常に男らしくて大胆です。
ギターソロは泣かせにきてんのか!?というほどに心を揺さぶられるものがあります。
彼女の音楽性に、テレキャスターの存在は欠かせません!
G.E. Smith
ホール&オーツのバンド・ギタリスト、G.E.スミス。
すばらしいギタリストとして有名で、彼は主にテレキャスターを使っています。
すばらしいギターバッキングは、いろいろな名曲の中で聴けますよ。
彼は11歳の誕生日に母親から初めてのエレキギターとして、フェンダーのテレキャスターを買ってもらったそうです。
おわりに
テレキャスターは、ギタリストはもちろんですが、ギター&ヴォーカルの方にとても愛されている楽器だなと思います。
歌いながらでも弾きやすく疲れないボディバランスがいいこと。
野太い低音ときらびやかな高音というサウンドの特性が、ちょうどヴォーカルの声域にあたる中音域と住み分けられること。
それがギター&ヴォーカルに愛用される理由ではないかと考えられます。
今後もギタリスト、ギター&ヴォーカルのミュージシャンを支え続ける、素晴らしいギターの1つであることは間違いありません。