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素敵な感動ソング

レクイエム・鎮魂歌の名曲

レクイエムとは、死者のためのカトリック教会のミサで演奏される曲で、鎮魂曲ともいわれます。

いわゆる宗教音楽として、古くから人々に親しまれてきた音楽。

中でも有名なのは、三大レクイエムといわれる、モーツァルト、ベルディ、フォーレによるもの。

とくにヴェルディのレクイエムはいたるところで耳にしていると思います。

そのほかにも、古典の名作から比較的新しいものまで、レクイエムを集めましたので、その美しく壮大な響きをお楽しみください。

レクイエム・鎮魂歌の名曲(11〜20)

レクイエムアントニン・ドヴォルザーク

後期ロマン派を代表するチェコの作曲家ドヴォルザークが、バーミンガム音楽祭のために作曲したレクイエム。

素朴ながらドヴォルザークらしい土臭さがなく、ひたすらに美しいメロディに貫かれています。

冒頭の旋律には敬愛していたとされるバッハの「ミサ曲ロ短調」からの引用があり、「死の思想の動機」として形を変えながら全曲の至るところに登場しています。

レクイエムケルビーニ

ケルビーニ 「レクィエム」ハ短調 ファソリス Cherubini : Requiem
レクイエムケルビーニ

ケルビーニの1つ目のレクイエム。

フランス革命後の王政復古により即位したルイ18世が、断頭台の露と消えたルイ16世を悼むために依頼した作品です。

同時代の作曲家たちから絶賛され、ベートーベンの葬儀後の追悼ミサでも演奏されたという逸話が残っています。

全体的にモーツァルトの影響を残しつつ、劇的でありながら人間味があふれる旋律が心を打つ名作です。

レクイエムロベルト・シューマン

Robert Schumann (1810-1856): “Requiem”, Op.148 (1852).
レクイエムロベルト・シューマン

「安息を」と約されるレクイエムはカトリック教会の追悼ミサで演奏される曲。

プロテスタントの牧師の家系に育った作曲家であるシューマンが書いたレクイエムは正式な典礼用ではなく、シューマン自身「自分のために書いている」と語っています。

実際に彼の最後の大作となった作品で、シューマンらしい詩的で鬱々としたフレーズが痛ましくも美しい世界へといざないます。

弦楽のためのレクイエム武満徹

001_弦楽のためのレクイエムRequiem for Strings Orchestra(1957)7:49
弦楽のためのレクイエム武満徹

武満徹の出世作として知られる「管弦のためのレクイエム」は、通常のレクイエムとはちがい三部作の形式をとっています。

「音の構築ではなく、余分を削って確かなひとつの音にたどり着きたい」と自身が語ったように、慎重に重ねられた倍音には厳しさすら感じます。

20世紀を代表する大作曲家ストラヴィンスキーを驚かせたという名曲です。

レクイエムJ.C.バッハ

J.Chr. Bach Missa da Requiem and Miserere in B flat major
レクイエムJ.C.バッハ

かのJ・S・バッハの末息子であるヨハン・クリスティアン・バッハによるミサ曲。

22歳のとき滞在していたイタリアで書かれたとされています。

ヨハン・クリスティアンは偉大な父親や、後進のハイドンやモーツァルトらの影に埋もれてしまった作曲家ですが、生前はドイツ、イギリス、イタリアで活躍し大きな名声を得ていました。

とくに日本では長く知られていませんでしたが、古典的なバロック音楽の要素も残しつつ、イタリアの教会音楽の様式も取り入れられた優美で壮麗な響きは必聴です。

ブリュッセル・レクイエムベルト・アッペルモント

吹奏楽コンクールで人気の「ブリュッセル・レクイエム」は、ベルギーの作曲家ベルト・アッペルモントが、2016年にベルギーのブリュッセルで起きた連続爆破テロ事件の犠牲者を悼んで書きました。

全曲を通してフランスの童謡「月の光に」のテーマが使われていて、テロという理不尽な暴力の恐怖や怒り、悲しみそして平和への願いが表されています。

おわりに

古典から比較的新しいものまで、さまざまなレクイエムを紹介しました。

レクイエムと言うと、「暗くて怖い音楽」という認識が大きかもしれませんが、美しい響きの曲もたくさんあるんです。

中には聴いていると癒やされるような曲もあったのでは?

気になった方は今回紹介できなかった曲もぜひ聴いてみてくださいね!