歌っていて音がズレる!音痴を直すための5つの改善方法
音痴を直すには、音楽の聴き方、自分の歌声を知る、羞恥心の克服、自信をつける、練習をする、ということが必要になります。
「歌を歌うのが好きだけど、音痴だ!」と言う人は意外と多いものです。
今回は音痴の直し方についての5つを解説していきます。
音痴なのを直したい

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音痴の自覚の無い人もいますが、
「音痴を直したい!」
と思う人は、自分が音痴だと強く自覚している人ですね。
自覚していて直したいと思っているなら、あとは、どうやって直せば良いのかを知ることができれば、音痴は直るのではないかと思います。
音痴を直すには、次の5つ改善方法があります。
- 音楽は静かなところで聴く
- 自分の歌声を正確に知るために録音して練習する
- 羞恥心を克服する
- 自信を持つ
- 練習を重ねる
では、ひとつひとつを見ていきましょう。
1. 音楽は静かなところで聴く

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音楽を聴くときは、静かな環境で、しっかりと正確な音を聴く必要があります。
音痴になっている人は、なんらかの理由で、正確に音を聴けていない可能性があります。
音楽を聴くときに生活音のうるさい環境で聴いていたり、小さな音で聴いたりしていると、細かな音が聴こえないため、正確な音を聴けていない、ということがあります。
素人で歌を歌う人は、一般発売されているプロのアーティストのCDなどを買って聴いて、その曲を覚えて歌っている人が多いでしょう。
しかし、そのCDを聴くときに、きちんとした音が聴こえていないと、はじめから間違った音を認識して覚えてしまう、という状態になります。
音痴な人は、
「音を正確に出せないだけだ!」
と、思っている人も多いようですが、音楽を聴いているときに、間違った認識で音を聴いてしまい、音痴になっていることもあるのです。
その状態から抜けるには、音楽を聴くときは、できるだけ静かな環境で聴くことです。
外出時に音楽を聴く人もいますが、周りの音が聞こえないと移動しているときは危ないので、小さな音量で音楽を聴くことが多いでしょう。
そのときに小さな音で聴くと、細かな音が聴こえないので、細かな音は存在していない、という認識になってしまいます。
歌の上手下手というのは、その細かな音を、どれだけ正確に出せるようになるか、というところがあります。
細かい音を正確に聴きたいからと、外出時に大音量で音楽を聴くのは、周りの音が聞こえず、防犯的にも良くありません。
自分のためにも周りのためにも、外で音楽を聴くのではなく、静かに聴ける環境(自分の部屋など)で、音楽は集中的に聴いたほうが良いでしょう。
スピーカーで大音量で聴くと、近状迷惑になることがありますので、室内で聴く場合も、防音室などでなければ、イヤホンなどを使って、大きな音で聴くようにしましょう。
一度間違った音を覚えると、後で頭の中で修正するのは、なかなか大変です。
音痴な人なら尚更、間違った音を修正するのは難しくなってきますので、はじめから、きちんと細かな音まで聴こえるような音量で聴いて、音を覚えていきましょう。
2. 自分の歌声を正確に知るために録音して練習する
音痴を直すには、自分の歌声を正確に知る必要がありますので、録音しながら音の確認をしていきます。
音痴の人に多いのが、音痴な自覚があるので、音程の合っていない自分の歌声を聴くのが恥ずかしいため、録音して自分の歌声を聴かない、というところです。
自分が出している音を知らなければ、ズレてしまっている音を、正確な音に直すことは難しいのです。
自分の歌声を知らないというのは、暗闇の中を歩いているのと同じで、どこに何があるのかを知らなければ、正確な音を素早く出すことはできなくなってしまいます。
「自分の身体のどこをどう使えば、思ったとおりの音が出るのか?」
ということを探りながら、しっかりと自分の歌声を知って、それから音の改善をしていきましょう。
歌声の録音については、
録音して練習するときに意識するべき4つのポイント
の記事も読んでみてください。
3. 羞恥心(しゅうちしん)を克服する

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歌の上達のためには、羞恥心を克服して、行動にブレーキがかからないようにする必要があります。
歌を歌っている人で、音痴な人ほど、歌に対する羞恥心が強いものです。
音痴な人は、
「歌がうまい人は、歌うときにこんなに恥ずかしくはないんだろうな」
と思う人も多いようですが、歌がうまくても羞恥心が強い人は、恥ずかしさが常にあるものです。
技術が高い人(歌がうまい人)は、技術を高める過程で、場数をたくさん踏んだことで、
「恥ずかしいという感覚に慣れてしまった」
というパターンが多いのです。
音痴を直すには、徹底して自分の歌声を知らなければ、改善をすることができません。
羞恥心が強いと、
恥ずかしいから自分の歌声を録音して聴けない→自分の歌声がわからない→どこを改善するのかという認識できないので、ずっと音痴が直らない。
と、このような悪循環になってしまうのです。
羞恥心を克服するには、今の自分を受け入れることと、さまざまなことについて知ることが必要になります。
自分の周りに音痴な人が1人もいなくて、歌のうまい人ばかりに囲まれている場合は、音痴な自分というのは、恥ずかしくなるかもしれません。
しかし、周りに音痴な人しかいなければ、音痴を恥ずかしいとは思わなくなります。
自分の周りの環境だけで、ものを考えるのではなく、今の自分には、他にもたくさん存在している音痴な人が見えていないだけで、本当は自分のような人は、たくさん存在しているのだということを知れば、自分もそんなに恥ずかしい存在ではない、ということが分かってくるでしょう。
見えている情報だけにとらわれると、何が何か分からなくなってきます。
羞恥心の克服の仕方がわかれば、歌以外のことにも思考を応用できるので、あらゆる場面で、成長しやすくなります。
羞恥心の克服の仕方については、
羞恥心と劣等感を捨てる方法
に詳しく書いていますので、読んでみてください。
4. 自信を持つ
自分に自信が無いと、行動に移す機会が極端に減るので、成長の妨げになることから、自信を持つことは、音痴を直す上で必要になってきます。
自信が無い人は、最初から何もかもできないと思っています。
できないと思っていると、本当に現実にできなくなります。
なぜなら思考が、
「できない!」
で止まってしまうことで、次の行動へと移ることができなくなり、行動しなくなることで、成長をしなくなるからです。
何かを成し遂げようとするときには、具体的にどうすればいいのかを考えて行動する必要があります。
しかし、
「できない!」
で、思考が止まってしまえば、次に何をどのようにすれば良いのかということが分からず、結局何もできない、という流れになりやすいものです。
そして、分からないという状況は、自分の中に不安や恐怖を生み出すものです。
不安や恐怖があると、人は成長しようとは思わなくなってきます。
自信を持つためには、行動が必要になります。
行動しているときは、自信があるものですが、行動していないときは、自信が無いものです。
「自信があるから行動できるんだ」
と思う人もいるかもしれませんが、行動していく過程で自信がつく、という流れもあるということを知っておくと、行動しやすくなります。
考えるということを放棄すると、分からないことが増えてくるので、成長できなくなってくるのです。
「音痴を直すには、自分は今どうしたらいいのか?」
ということを、具体的に自分でしっかりと考えてみてください。
情報が少なければ、思考することすら難しくなってきますので、本を読んだり、ネットで調べたりして、自分の思考の材料になる情報を入れていきましょう。
行動も必要ですが情報も同じく、とても必要なものです。
少しずつ小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけていきましょう。
5. 練習を重ねる

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音痴な人は練習量が少ないことで、正確な音を出せない、という場合が多いので、練習を重ねて音痴を改善していきます。
いくら頭で練習しようと思っていても、行動しなければ歌はうまくなりません。
行動する前にさまざまな情報を集めることも大切ですが、調べるばかりで行動しなければ、成長は見込めません。
成長は、体験と改善を繰り返すことで起こせるものです。
進むスピードは人それぞれですが、今の自分にできることを、毎日少しずつ行っていけば、いずれそれが、大きな成長へとつながります。
楽しく練習ができるように、思考もポジティブで力みの少ないものへと変えていくと、歌に限らず、他のさまざまなことでも成長できるようになるでしょう。
音痴が直らない人は、諦めるクセのある人が多いものです。
「音痴が直るまでは諦めない!」
くらいの気持ちで、毎日練習を重ねていけば、音痴は克服できるものだと思います。
私も歌をはじめた頃は音痴で、すごく笑われたことがあります。
しかし練習を重ねて、今では、
「歌を教えて!」
と言われるくらいになれました。
「できるまで行動し続ける!
そのためには何を知らなければいけないのか?」
ということを、日頃から具体的に考えるようにしてみてください。
1人では練習が続かないという方は、
歌が上手くなる方法 歌の技術を一緒に高め合える友達を作る為の3つのポイント
の記事を、練習の仕方がそもそも分からないという方は、
歌の練習を習慣化する4つの行動
を読んでみてください。
まとめ
音痴を直すには、しっかりと正確な音を聴いて覚えるために、音楽を聴くときは、静かな環境で聴き、自分の歌声を正確に知るために、歌声を録音しながら、音の確認をします。
そして、次への行動にブレーキがかからないようにするために、羞恥心を克服して、自信を持つことが必要です。
練習量が少ないと、正確な音を出せなくなるので、練習を重ねて、少しずつでも良いので、音痴を改善していきましょう。