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【ワルツの名曲】ピアノのために書かれたクラシック作品を一挙紹介!

3拍子の淡々とした舞曲「ワルツ」。

クラシック作品の中には、ピアノやヴァイオリン独奏、オーケストラのために書かれたワルツが数多く存在します。

本記事では、そんなワルツの中から「ピアノ独奏のために作曲されたワルツ」をピックアップ!

「ワルツの世紀」とも呼ばれる19世紀以降に生まれた曲を中心に、定番作品から隠れた名曲まで幅広くご紹介します。

3拍子という枠はあれど、曲調や醸し出す雰囲気はさまざま!

ぜひ、それぞれのワルツの良さを味わいながらお聴きください。

【ワルツの名曲】ピアノのために書かれたクラシック作品を一挙紹介!(11〜20)

スケーターズ・ワルツÉmile Waldteufel

「スケーターズ・ワルツ」 ワルトトイフェル
スケーターズ・ワルツÉmile Waldteufel

ワルツやポルカを多く作曲し「フランスのワルツ王」とも呼ばれている、19世紀のフランスの作曲家エミール・ワルトトイフェルの代表的作品です。

通称『スケーターズ・ワルツ』で知られるこの作品は、パリの森林公園「ブローニュの森」にあったスケート場に着想を得て作曲されました。

氷上を滑らかに滑るような優雅な旋律、雪がしんしんと降っているかのようなスレイベルの音、人々が話しながら楽しくスケートをしているかのようなリズミカルで明るい曲調。

聴いているとスケートがしたくなるような1曲です。

子供のためのアルバム Op.39 第8曲「ワルツ」Pyotr Tchaikovsky

ワルツ 〜こどものためのアルバム(チャイコフスキー)Tchaikovsky – Valse Op. 39 No. 8 – Album for the Young – pianomaedaful
子供のためのアルバム Op.39 第8曲「ワルツ」Pyotr Tchaikovsky

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの『子供のためのアルバム』から、ピアノ独奏作品『ワルツ』をご紹介します。

19世紀を代表するロシアの作曲家が、当時7歳だった甥へささげた愛情たっぷりのアルバムに収められているこの1曲。

優しく澄んだメロディに、子供らしいあどけなさとかれんさが込められています。

ゆったりとした3/4拍子のリズムは、難しそうでいて実は弾きやすく、ピアノ初心者の方にもおすすめ。

優雅なワルツの雰囲気にのせて、子供の無邪気で愛らしい世界を音で体感できるでしょう。

ロマンティックなワルツ ヘ短調Claude Debussy

ロマンティックなワルツ(ドビュッシー)Debussy – Valse romantique – pianomaedaful
ロマンティックなワルツ ヘ短調Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの代表作『ロマンティックなワルツ ヘ短調』は、1890年に作曲された初期のピアノ独奏曲です。

情熱的な勢いに満ち、装飾音や和音の特徴的な使い方で幻想的な雰囲気を醸し出しています。

当時ドビュッシーは30歳を前に、ロマン主義的な伝統に沿いつつ、次第に独自の音楽語法へと移行していく過渡期にありました。

全体を通して印象的なワルツのリズムの使い方と、軽やかで透明感のある曲想が楽しめる、ドビュッシーの魅力が詰まった作品といえるでしょう。

メフィスト・ワルツ 第1番Franz Liszt

角野隼斗/リスト:メフィスト・ワルツ
メフィスト・ワルツ 第1番Franz Liszt

フランツ・リストらしいヴィルトゥオーゾ風の技巧がふんだんに盛り込まれている難曲。

メフィストがバイオリンでワルツを弾き、人々はおどる。

やがてマルガレーテという娘を見つけたメフィストは森へ抜け出す。

夜空にはナイチンゲールが歌声を聴かせるといった内容を具体的に描写している曲です。

優雅なワルツというよりは、「狂喜乱舞」といった趣きの圧倒的なエネルギーが満ちている、壮麗なピアノの技巧をたっぷりと楽しめる1曲です。

シンデレラと王子Op.102-1Sergei Prokofiev

『シンデレラと王子 Op.102-1』は、セルゲイ・プロコフィエフの代表作バレエ『シンデレラ』の中心メロディを取り入れたピアノ小品集『シンデレラからの6つの小品 Op.102』の中の1曲。

プロコフィエフは1923年にリナ・コディナと結婚するも離婚、1936年に帰国後に数々の名作を生み出します。

本作では優美なメロディと淡くはかなげな音色でシンデレラと王子の愛の物語が描かれ、3拍子の軽快なリズムとの絶妙な融合により、まさに夢の国の情景を想起させるワルツに仕上がっています。

夜会での2人の出会いと、美しい調べが映し出すような幸せな結婚生活への期待に、耳を傾けてみてはいかがでしょうか。