2000年代にヒットした洋楽のバラードソング
長い音楽史の中でも2000年代というのは激動の時代で、現在では当たり前のジャンルとして知られるEDMやパンクロックなど、さまざまなジャンルが時代時代を彩ってきました。
そんな、さまざまなジャンルが生まれた2000年代ですが、実はR&Bの黄金期とも呼べる時期でもあります。
今回はそんな2000年代にヒットした洋楽のバラードをピックアップいたしました。
時代的にR&Bの名作がラインナップしておりますので、ブラックミュージックが好きな方は必見です!
2000年代にヒットした洋楽のバラードソング(1〜10)
Part Of The ListNe-Yo

2000年代のR&Bシーンを盛り上げた、ニーヨさん。
彼の名曲『Part Of The List』は、愛と喪失の葛藤を優しくも力強く描いた作品です。
この楽曲は、2009年4月7日にリリースされたアルバム『Year of the Gentleman』からリリースされたリードシングルで、ポップとR&Bが見事に融合しているのが特徴です。
歌詞には過ぎ去った恋の思い出が繊細につづられ、小さな瞬間から、別れが残した心の傷まで、リアルに描かれたリリックは、リスナーの心に深い共感を呼び起こします。
そんな本作は、別れを経験した全ての人々にとって、共感と癒やしをもたらすでしょう。
Untitled (How Does It Feel)D’Angelo

2000年1月1日、ディアンジェロさんがリリースした『Untitled (How Does It Feel)』は、ブラックミュージック世界において、歴史を変えたと言っても過言ではない作品です。
プリンスさんへのリスペクトがいたるところで感じられる本作は、『Purple Rain』と並ぶ、歴史上最も偉大なバラードと言えるでしょう。
ヒップホップから影響を受けた官能的な表現は、生々しくもありながら、美しさも感じさせます。
Hometown GloryAdele

イギリス出身のシンガーソングライター、アデルさんのデビューシングルである『Hometown Glory』は、2007年の10月22日にリリースされ、その後の彼女のキャリアに大きな影響を与えた作品です。
ピアノ伴奏にのせた、アデルさんの温かみのあるボーカルが印象深く、故郷であるトッテナムへの愛情と、そこで形成された自分自身への認識を見つめ直す内容が心に響きます。
ルーツという確固たる存在があるからこそ、私たちはさまざまな場所に飛び立つ勇気を得られる。
そんなメッセージが隠された本作は、2000年代を象徴する非常に奥深いバラードと言えるでしょう。
2000年代にヒットした洋楽のバラードソング(11〜20)
I Believe In YouJoe

2000年代の激動の音楽シーンを彩る中で、ジョーさんが放った『I Believe In You』は、その時代を象徴するR&Bバラードの傑作です。
本作は、2001年に発表された彼のアルバム『My Name Is Joe』に収録されており、甘いメロディーと心に染み入る歌詞が多くの音楽ファンの心をつかみました。
まるで初恋の瞬間を思い出させるような、ピュアでロマンティックな世界観が展開されており、それらを支えるジョーさんのしっとりとした歌声は、恋人への真摯な想いをさらに引き立てています。
夜景をバックにしたドライブや、大切な人との記念日に聴いてみたい、そんなシチュエーションにピッタリな1曲です。
A Thousand MilesVanessa Carlton

アメリカ出身のシンガーソングライター、ヴァネッサ・カールトンさんが描く切ない恋心が胸を打つピアノバラードです。
幼い頃からクラシック音楽を学び、ジュリアード音楽院で学んだ彼女の卓越したピアノの腕前が光る壮大なメロディラインと、大切な人への想いを率直に綴った歌詞が見事に調和しています。
2002年に発売されたデビューアルバム『Be Not Nobody』からのシングルで、全米チャート5位を獲得。
第45回グラミー賞では2部門でノミネートされました。
映画『White Chicks』での印象的な使用でも知られ、遠く離れた恋人を想う普遍的な感情を優しく包み込む本作は、大切な人との再会を願う時に心に響く一曲です。
I’ll Never LeaveR. Kelly

R・ケリーさんの名曲『I’ll Never Leave』。
この楽曲には、どんなときもパートナーのそばにいるという揺るぎない気持ちが描かれています。
ひとりの人を深く愛する心を描いた本作は、2000年代を象徴するR&Bバラードとして現在も多くのリスナーから愛されています。
愛とは、耐え難いほどの喜びと共に、時に不安をも克服する強さを伴うもの。
そういったメッセージを体現した本作は、恋愛に悩む方にとって大きな勇気を与えてくれるでしょう。
Don’t Take Your Love AwayAvant

2000年代を彩ったバラードといえば、アヴァントさんの『Don’t Take Your Love Away』は外せません。
この曲はまさに、多くの感情があふれる愛の唄。
失いたくないと願う切なくも温かな心が、アヴァントさんの丁寧なボーカルを通じて伝わってきます。
リリックでは、自身の間違いを素直に認め、二度と同じ過ちを繰り返さないという強い決意が込められています。
そんな深いメッセージ性と感情の波が、曖昧な表現ではなく、ストレートに心へうったえかけるでしょう。
R&Bが好きな方、心に響くバラードがお好きな方は、ぜひチェックしてみてください。