2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲
2000年代の洋楽ロックシーンは、インディーロックやガレージロックの復活、エモやポストハードコアの台頭など、新たな音楽の潮流が生まれた激動の時代でした。
イギリスやアメリカを中心に、個性的なサウンドとスタイルを持ったバンドが次々と登場し、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。
そんな2000年代に活躍したロックバンドたちは、どのようなデビュー曲でシーンに登場したのでしょうか?
今でも色褪せることのない、彼らの原点となった楽曲の数々を紹介します。
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2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(21〜30)
Makes No DifferenceSUM41

2000年発表のアルバム「Half Hour of Power」収録。
96年に結成されたカナダ出身の5人組パンクバンド。
今やカナダを代表するパンクバンドで、日本を始めとした欧米各国で人気の高い彼らのデビューアルバムからのシングルです。
ハードコアなサウンドの中に良質のポップメロディをぶち込んだ曲調がクールです。
Wasted Little DJ’sNEW!The View

2000年代中盤、UKインディー・シーンにスコットランドから彗星のごとく現れたザ・ヴューの衝撃は、今でも鮮明に思い出せるという方も多いでしょう。
パンクの衝動とフォークの親しみやすさを兼ね備えた彼らの音楽は、若さ特有の熱気と荒削りな魅力に満ちあふれていましたよね。
2006年8月に世に出たこのデビュー曲は、そんな彼らの原点が凝縮された超名曲!
地元のクラブでDJが同じ曲を何度もかける光景を、週末の高揚感と共にまるごと肯定する歌詞の世界観が最高です。
シンプルで豪快なギターリフと合唱必至のサビは、一度聴いたら忘れられません。
本作はUKシングルチャートで15位を記録し、収録された名盤『Hats Off to the Buskers』は全英1位に輝いたのですから、その勢いの強さが伺えるというものでしょう!
PDANEW!Interpol

ニューヨークを拠点に活動するポストパンク・リバイバルバンド、インターポールの楽曲。
名盤『Turn On the Bright Lights』にも収録されているデビューシングルで、静寂と激情が交錯するドラマチックな展開が、オープニングから耳を引きますよね。
別れをテーマにした歌詞は、行き場のない主人公の心の彷徨いを描き、200のソファという象徴的な言葉が、その不安定な心情をより深く表現する仕掛けとして機能しています。
2002年8月当時にリリースされた本作は、ミュージックビデオが翌年のMTV2 Awardにノミネートされたほか、ビデオゲーム『Rock Band 2』に収録されたことから、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
緊張感あふれるサウンドは、都会の夜の孤独と刹那的な空気を鮮やかに描き出す、バンドの原点を象徴する代表曲です。
I Should Have Been a Tsin-tsi (for You)NEW!Mew

北欧的な冷たく美しい空気感と幻想的なサウンドで知られるオルタナティヴ・ロックバンド、ミューの原点を知ることができる楽曲。
ヨーナス・ビエーレさんの透き通るようなハイトーンボイスはもちろんのこと、浮遊感のあるシンセサイザーが織りなすドリーミーな世界観に引きこまれるナンバーです。
誰かのためになりたかったという切ない願いが込められたような、はかなくも美しいサウンドは、静かな夜に物思いにふけりながら聴きたくなりますよね。
1997年4月リリースのアルバム『A Triumph for Man』に収録された本作は、プロモーション用に映画監督ニコラス・ウィンディング・レフンさんが映像を手がけたことでも知られています。
後の壮大な音楽性の萌芽が詰まった、静謐なロックチューンです。
HenriettaNEW!The Fratellis

スコットランド・グラスゴー出身のロックバンド、ザ・フラテリスの楽曲。
2006年6月にリリースされたデビュー・シングルで、UKチャート2位を記録した名盤『Costello Music』からの先行シングルカットです。
この楽曲はUKシングルチャートで19位に入るヒットとなり、バンドの成功の狼煙を上げました。
ガレージロック譲りの荒々しいギターリフとストレートなビートで進行し、サビで一気に弾けるキャッチーなメロディは、聴く者のテンションを上げてくれますよね。
歌詞からは、ある女性に夢中な主人公の少し強引で衝動的な愛情が伝わってきます。
本作は音楽ゲームにも採用されており、気分を高めたい時にぴったりのエネルギッシュなロックナンバーではないでしょうか。
Moving to New YorkNEW!The Wombats

イギリス・リヴァプール出身のインディーロックバンド、ザ・ウォンバッツの楽曲。
2007年のデビューアルバム『A Guide to Love, Loss & Desperation』に収録されているナンバーで、バンドのキャリアを切り開いた代表曲として知られています。
失恋のほろ苦い実体験から生まれたという歌詞の世界観を、疾走感あふれるダンサブルなサウンドに乗せてしまうギャップが魅力的ですよね。
この陽気で狂騒的なサウンドは、あまりロックを聴かないリスナーにも響くであろう良質な聴き心地があります。
本作は2006年10月に限定盤として最初に公開され、2008年の再リリースでUKチャート13位を記録しました。
アメリカの人気トーク番組『Last Week Tonight with John Oliver』のオープニングで使われているので、聴き覚えのある方も多いはず。
彼らの原点でありながら今も色褪せないセンスはピカイチで、これこそが愛され続ける理由でしょう!
Mansard RoofAnimal Collective

ニューヨークのアイヴィーリーグ出身という異色の経歴を引っ提げ、2000年代後半のインディ・ロック・シーンに颯爽と現れたヴァンパイア・ウィークエンド。
アフロ・ポップの要素を洗練されたポップ・ソングに落とし込む彼らのスタイルは、当時非常に新鮮なものだったと言えるのではないでしょうか。
今回取り上げるのは、2007年10月にリリースされた彼らの輝かしいキャリアの幕開けを飾る楽曲です。
わずか2分という短さの中に、弾むようなキーボードと軽快なビートが凝축され、まるで夏の日の多幸感をそのまま音にしたような魅力があります。
建築様式をタイトルに冠し、日常の風景を知的に切り取るフロントマン、エズラ・クーニグさんの歌詞世界も素晴らしいですね。
本作は、歴史的名盤『Vampire Weekend』のオープニングを飾り、バンドの音楽性を雄弁に物語る超名曲!
知的で爽やかなロックが聴きたい時に、ぜひおすすめしたい一曲です。





