2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲
2000年代の洋楽ロックシーンは、インディーロックやガレージロックの復活、エモやポストハードコアの台頭など、新たな音楽の潮流が生まれた激動の時代でした。
イギリスやアメリカを中心に、個性的なサウンドとスタイルを持ったバンドが次々と登場し、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。
そんな2000年代に活躍したロックバンドたちは、どのようなデビュー曲でシーンに登場したのでしょうか?
今でも色褪せることのない、彼らの原点となった楽曲の数々を紹介します。
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2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(1〜10)
CavortingThe Courteeners

OasisやThe Smithsを輩出したマンチェスターの音楽シーンを継承するバンドとして知られているザ・コーティーナーズのデビュー・シングル曲。
ザクザクしたギターリフとドライブ感のあるリズム、そのアレンジに乗る挑発的なボーカルが一度聴いたら耳に残るインパクトを生み出していますよね。
シーンで虚勢を張る連中を引きずり下ろしてやると歌う歌詞は、まさに若き日の宣戦布告。
2000年代ポスト・パンク・リバイバルの熱気を感じずにはいられない聴き心地です。
2007年8月に公開された本作は、名盤『St. Jude』の先行シングルであり、NME誌の「Single of the Week」にも選出されました。
反骨精神と自信がほとばしる、インディーロックの初期衝動を体感したいときに聴いてほしいナンバーです。
PressureParamore

2000年代のポップパンクシーンを代表するバンドというだけではなく、2020年代の女性アーティストたちへの絶大な影響も見逃せないパラモアが、デビューを飾った楽曲。
2005年発売のデビューアルバム『All We Know Is Falling』に収録されており、若さゆえの焦燥感や周囲からのプレッシャーに抗う感情が描かれています。
疾走感のあるギターリフと性急なビートが生み出すサウンドは、当時16歳だったヘイリー・ウィリアムスさんのエモーショナルなボーカルと相まって、聴く者の感情を揺さぶりますよね。
本作はゲーム『The Sims 2』で架空言語バージョンが使用されたことでも知られています。
3週間という短期間で制作されたアルバムが持つ荒削りな勢いは、どうしようもない閉塞感を打ち破るエネルギーとして機能しているのではないでしょうか。
初期衝動が凝縮された、エモーショナルなポップパンクナンバーです。
Let’s Shake HandsThe White Stripes

ギターとドラムスだけというロックバンドとしては最小の編成で、2000年代のガレージロック・リバイバルをけん引したザ・ホワイト・ストライプス。
彼らが1998年3月に最初の公式音源として世に出した本作は、バンドの初期衝動が真空パックされたようなガレージパンク・ナンバーなのですね。
ジャック・ホワイトさんの荒々しいギターリフとメグ・ホワイトさんのタイトなドラムが一体となり、理屈抜きのカッコよさを放っています。
握手を交わそうと呼びかけるシンプルな内容は、リスナーへの挨拶であり、古い常識に縛られないという宣戦布告のようにも聞こえますよね。
ライブ映像作品『Under Great White Northern Lights』などでその熱演を確認できる、何かの始まりに聴きたい一曲です。
2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(11〜20)
Bring Me to LifeEvanescence

ゴシックメタルやシンフォニックな要素を融合させた独自の音楽性で知られるエヴァネッセンス。
彼らの記念すべきデビューアルバム『Fallen』からのリード・シングルは、エイミー・リーさんの美しくも力強い歌声と、ヘヴィなギターサウンド、そして男性ボーカルとの激しい掛け合いが生み出すコントラストが鮮烈ですよね。
無感覚な闇の中から救いを求め、本当の自分に目覚めていくという切実なテーマは、聴く者の心を強く揺さぶります。
2003年1月に公開され、映画『デアデビル』のサウンドトラックにも収録された本作は、グラミー賞も受賞しました。
現状に行き詰まりを感じた時、内なる情熱を呼び覚ましてくれるドラマティックなロックチューンです。
HeartbeatTahiti 80

フランス・ルーアン出身で、フレンチ・ポップとUS/UKインディーの感覚を架橋する独自のポップ・ソウルで知られているタヒチ80の楽曲。
デビュー・アルバム『Puzzle』に収録されている実質的なデビュー曲で、日本盤は2000年4月にシングルとして発売されました。
なめらかなボーカルと洗練されたアレンジからは、恋の始まりを思わせる胸の高鳴りが繊細に表現されているのを感じるのではないでしょうか。
本作が収録されたアルバムは日本で大きな人気を集め、同年12月にはゴールド認定を記録しています。
心地よいビートとメロウな質感が日常をスタイリッシュに彩ってくれる、2000年代を代表するフレンチ・ポップナンバーですよね。
The Only Difference Between Martyrdom and Suicide Is Press CoveragePanic! At The Disco

エモとダンス・パンクを巧みに融合させた音楽性で知られるバンド、パニック・アット・ザ・ディスコ。
2005年9月に発売されたデビューアルバム『A Fever You Can’t Sweat Out』に収録されている、非常に長いタイトルが印象的なナンバーで、彼らのキャリアの幕開けを飾った楽曲です。
エレクトロポップなシンセと、ポップ・パンク由来のタイトなバンドサウンドが高速で絡み合うアレンジは、2000年代半ばのシーンの熱気を十二分に体現していますよね。
当時この曲がPurevolumeなどのネット上にて公開され、衝撃を受けた音楽ファンも多いでしょう。
複雑な構成の中でもポップさを失わない、バンドの非凡な才能を感じられる一曲ではないでしょうか。
Party TimePhoenix

後にグラミー賞も獲得し世界的な評価を得るフランスのロックバンド、フェニックスのキャリアの原点となった楽曲。
1997年3月に自主レーベルから500枚限定のアナログ盤で発表されたという、DIY精神あふれるデビューナンバーです。
後年の洗練されたサウンドとは異なり、ギターを中心としたストレートなガレージロックサウンドで進行していく構成からは、バンドの初期衝動がダイレクトに伝わってくるのではないでしょうか。
パーティーの喧騒と高揚感をテーマにした本作は、聴く人をダンスフロアへと誘うようなエネルギーに満ちていますよね。
アルバム『United』にも収録された、彼らの歴史の幕開けを飾るエネルギッシュなロックチューンです。





