2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲
2000年代の洋楽ロックシーンは、インディーロックやガレージロックの復活、エモやポストハードコアの台頭など、新たな音楽の潮流が生まれた激動の時代でした。
イギリスやアメリカを中心に、個性的なサウンドとスタイルを持ったバンドが次々と登場し、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。
そんな2000年代に活躍したロックバンドたちは、どのようなデビュー曲でシーンに登場したのでしょうか?
今でも色褪せることのない、彼らの原点となった楽曲の数々を紹介します。
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2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(1〜10)
HeartbeatNEW!Tahiti 80

フランス・ルーアン出身で、フレンチ・ポップとUS/UKインディーの感覚を架橋する独自のポップ・ソウルで知られているタヒチ80の楽曲。
デビュー・アルバム『Puzzle』に収録されている実質的なデビュー曲で、日本盤は2000年4月にシングルとして発売されました。
なめらかなボーカルと洗練されたアレンジからは、恋の始まりを思わせる胸の高鳴りが繊細に表現されているのを感じるのではないでしょうか。
本作が収録されたアルバムは日本で大きな人気を集め、同年12月にはゴールド認定を記録しています。
心地よいビートとメロウな質感が日常をスタイリッシュに彩ってくれる、2000年代を代表するフレンチ・ポップナンバーですよね。
CavortingNEW!The Courteeners

OasisやThe Smithsを輩出したマンチェスターの音楽シーンを継承するバンドとして知られているザ・コーティーナーズのデビュー・シングル曲。
ザクザクしたギターリフとドライブ感のあるリズム、そのアレンジに乗る挑発的なボーカルが一度聴いたら耳に残るインパクトを生み出していますよね。
シーンで虚勢を張る連中を引きずり下ろしてやると歌う歌詞は、まさに若き日の宣戦布告。
2000年代ポスト・パンク・リバイバルの熱気を感じずにはいられない聴き心地です。
2007年8月に公開された本作は、名盤『St. Jude』の先行シングルであり、NME誌の「Single of the Week」にも選出されました。
反骨精神と自信がほとばしる、インディーロックの初期衝動を体感したいときに聴いてほしいナンバーです。
Another NumberNEW!The Cribs

双子のジャーマン兄弟と弟からなる3人組で、2000年代のUKインディーシーンを牽引したザ・クリブス。
DIY精神に貫かれたそのサウンドは、今も多くのリスナーを惹きつけています。
そんな彼らの原点となったデビュー曲がこちら。
ローファイで荒削りなガレージロックサウンドでありながら、どこか切なくキャッチーなメロディーが心に残るのではないでしょうか。
ざらついたボーカルで歌われるのは、自分がその他大勢の一人でしかないという焦燥感や、誰かとの繋がりを求める切実な想いのように感じられます。
本作の象徴である7音のギターリフは、ライブではファンが大合唱するアンセムになっているのも印象的ですよね。
2003年11月に7インチ盤で公開された作品で、わずか7日間で制作されたデビューアルバム『The Cribs』にも収録されている、初期衝動が詰まったナンバーです。
2000年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲(11〜20)
Eddie’s GunNEW!The Kooks

2000年代中盤のUKロックシーンに、とびきりポップでキャッチーなサウンドと共に現れたのがザ・クークスです。
デヴィッド・ボウイの曲名から名付けられたという逸話も、彼らの音楽的ルーツを物語っていますよね。
2005年7月にリリースされ、UKチャートで35位を記録した記念すべきデビュー曲は、後のプラチナ・アルバム『Inside In/Inside Out』へとつながる快進撃の第一歩となったのです。
この楽曲の魅力は、軽快なギターが生み出す弾むようなリズム感と、フロントマン、ルーク・プリチャードさんの少し気取ったような歌声が織りなす極上のポップセンス!
それでいて歌詞では男性の切実な悩みをユーモラスに歌い上げてしまうという、一筋縄ではいかない彼らの感性が光ります。
気分を上げたい休日のドライブなどにぴったりな、バンドの初々しい魅力が詰まった名曲ではないでしょうか。
PressureParamore

2000年代のポップパンクシーンを代表するバンドというだけではなく、2020年代の女性アーティストたちへの絶大な影響も見逃せないパラモアが、デビューを飾った楽曲。
2005年発売のデビューアルバム『All We Know Is Falling』に収録されており、若さゆえの焦燥感や周囲からのプレッシャーに抗う感情が描かれています。
疾走感のあるギターリフと性急なビートが生み出すサウンドは、当時16歳だったヘイリー・ウィリアムスさんのエモーショナルなボーカルと相まって、聴く者の感情を揺さぶりますよね。
本作はゲーム『The Sims 2』で架空言語バージョンが使用されたことでも知られています。
3週間という短期間で制作されたアルバムが持つ荒削りな勢いは、どうしようもない閉塞感を打ち破るエネルギーとして機能しているのではないでしょうか。
初期衝動が凝縮された、エモーショナルなポップパンクナンバーです。
Let’s Shake HandsThe White Stripes

ギターとドラムスだけというロックバンドとしては最小の編成で、2000年代のガレージロック・リバイバルをけん引したザ・ホワイト・ストライプス。
彼らが1998年3月に最初の公式音源として世に出した本作は、バンドの初期衝動が真空パックされたようなガレージパンク・ナンバーなのですね。
ジャック・ホワイトさんの荒々しいギターリフとメグ・ホワイトさんのタイトなドラムが一体となり、理屈抜きのカッコよさを放っています。
握手を交わそうと呼びかけるシンプルな内容は、リスナーへの挨拶であり、古い常識に縛られないという宣戦布告のようにも聞こえますよね。
ライブ映像作品『Under Great White Northern Lights』などでその熱演を確認できる、何かの始まりに聴きたい一曲です。
Dead on ArrivalFall Out Boy

2000年代のポップパンクシーンで絶大な人気を誇るフォール・アウト・ボーイ。
2003年5月に発売されたデビューアルバム『Take This to Your Grave』にも収録されている本作は、イントロから一気に駆け抜けるギターサウンドと性急なビートが、バンドの初期衝動を十二分に体現していますよね。
恋愛の終わりや若さゆえの焦燥感をテーマにしながらも、それを吹き飛ばすかのような爽快なメロディが印象的です。
音楽ゲーム『Rock Band』にも収録されており、彼らの荒削りながらもキャッチーな魅力を存分に味わえます。
どうしようもない不安を抱えた時に聴くと、心が少し軽くなるかもしれません。





