【高齢者向け】手指のリハビリグッズ。簡単手作りアイデアをご紹介
病気や障害によって、手指が動かしづらくなったり、意図しない動きになってしまうことがあります。
こうした症状が手指に出ると、お箸やペンがうまく使えなかったり、服を着るのに苦労したり、力が入らず転倒してしまったりと、日常生活にさまざまな支障をきたします。
そこでこの記事では手指を動かせるようになるための、手作りリハビリグッズをご紹介。
どれも簡単に作れるものばかりなので、高齢者施設などで作って高齢者の方のリハビリに役立ててくださいね!
【高齢者向け】手指のリハビリグッズ。簡単手作りアイデアをご紹介(1〜20)
パンチングボードで指先トレーニング

リハビリやトレーニングは、続けることが大切なポイントです。
リハビリグッズもいろいろなものがありますが、高価なものや、持ち運びができないものだと続けるのも困難になってしまいます。
そこで、100均で販売されているものを使った、指先トレーニンググッズをご紹介します。
プラスチック製のボードに等間隔で穴が開いたパンチングボードと靴ヒモを用意しましょう。
靴ヒモは普通のヒモでも大丈夫ですよ。
パンチングボードの穴に靴ヒモをとおしていきますよ。
指先の動きが鍛えられ、靴にヒモを通す動きや、縫ったりする手芸の動きやお箸の動きにも有効なトレーニングに。
利き手ではない手でも挑戦してみてくださいね。
磁石を使った指先トレーニング

ペグボードは、赤や緑や黄色など数本の円柱状のブロックをつまみ、箱に移動させたりする指先の機能向上を目的としたものです。
脳卒中後の上肢や手指のまひの訓練で使用されることが多いそうですよ。
お値段もそれなりにしますが、じつは、100均の製品だけでも代用ができるそうです。
ホワイトボード、4色のマグネット、油性ペン、定規を準備しましょう。
ホワイトボードに、油性ペンで縦横2センチメートルにマグネットの配置になるように考えたり、調節することが脳の活性化につながります。
マグネットをつまむことが、指先の運動にも効果があるそうですよ。
座ってもトレーニングできるのもいいですね。
くつひもむすび

身近なものを使って、手先や指先を器用に使い細かな作業を正確にできる能力を高めていきましょう。
今回は、靴の中敷きとヒモを使いますよ。
靴の中敷きに、ヒモを通せるように靴と同じような穴を開けていきましょう。
靴ヒモのようにヒモを通すことで、手指の細かな作業を正確にできる能力である巧緻性のトレーニングが可能ですよ。
巧緻性は、モノを運ぶことや文字を書いたりボトルの蓋を開けるなど日常生活に直結する大切な身体機能です。
気軽にできるくつひもむすびなら、毎日トレーニングが続けられそうですね。
ボタンとおし

廃材や100均を利用して、トレーニンググッズを作ってみましょう。
工作レクで残った、フェルトの切れ端やボタンがリハビリグッズに変身しますよ。
ない場合は、100均で販売しているものを活用します。
3センチメートルぐらいの正方形にフェルトをカットし、中心にボタン穴を開けます。
ボタンに糸を通して結び、フェルトのボタン穴に通してください。
最初はボタンを通すことが難しいかもしれませんが、繰り返して練習することでできるようになりますよ。
持ち運びもできるので、いつでもどこでもトレーニングができるのも魅力の一つですね。
三角パズル

厚紙を使って作る、三角パズルのご紹介です。
厚紙で三角形のパズルを作り、赤のペンで赤い三角形のパズルも数枚準備しましょう。
見本と形も色も同じものを、三角形のパズルで作っていきますよ。
指先で厚紙のパズルをつまんだり動かすことで、トレーニングになりますね。
さらに、見本と同じ形を作ったり考えたりすることで、脳を刺激し活性化にも役立ちますよ。
空間認知や記憶力も鍛えられ、認知症の予防にもつながりそうですね。
椅子に座ってテーブルの上でできるリハビリグッズなので、多くの高齢者の方が取り組んでいただけます。