1960年代を彩った洋楽の名バラード!輝きを失わない名曲たち
ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリンなど、今もなお伝説として語り継がれているアーティストが活動していた1960年代は、まさにポピュラーミュージックの大きな変革が始まった時代です。
その後、さまざまなミュージシャンにより世界的な名曲が数多く誕生しましたが、その礎となっているのが1960年代なのです。
そこで今回は、1960年代に生まれた珠玉のバラードナンバーをご紹介していきます!
1960年代を彩った洋楽の名バラード!輝きを失わない名曲たち(11〜20)
When a Man Loves a WomanPercy Sledge

ポピュラーミュージックの歴史に金字塔を打ち立てた1966年、パワフルな歌声で人々の心をつかんだパーシー・スレッジさんの『When a Man Loves a Woman』。
当時の熱い感情をストレートに表現した歌詞とメロディーは、世代をこえて多くの人々に愛され続けています。
ビルボードチャートでのダブル1位を飾り、広告やカバー曲としても長きにわたり人々の記憶に残る名曲です。
パーシー・スレッジさんの情熱的な歌声がもたらす感動は、今聴いても新鮮で、60年代の音楽が持つユニークな魅力と深い情感を感じさせますよ。
永遠に色あせることのないバラード、それが『When a Man Loves a Woman』なのです。
Nights In White SatinThe Moody Blues

幻想的なメロトロンの音色とクラシック・オーケストラが織りなす壮大なサウンドスケープは、1960年代のロック界に新たな地平を切り開きました。
イギリスのムーディー・ブルースが19歳のジャスティン・ヘイワードさんの恋心から紡ぎ出した本作は、1967年11月にリリースされた作品です。
アルバム『Days of Future Passed』に収録され、当初は英国で19位を記録。
その後1972年の再リリースでアメリカのCash Box Top 100で1位を獲得し、世界的な名曲として認められました。
2023年にはシャネルの香水CMでも起用され、時代を超えた魅力を放ち続けています。
静かな夜に一人で聴きたい珠玉のバラードとして、甘美な恋心に揺れる心を癒してくれることでしょう。
A Whiter Shade Of PaleProcol Harum

1960年代の革新的なサウンドを象徴する名曲が、英国のプログレッシブ・ロックバンド、プロコル・ハルムから1967年5月に生まれました。
バロック音楽の要素を見事に取り入れたメロディは、ヨハン・セバスチャン・バッハの『管弦楽組曲第3番』からインスピレーションを得ており、幻想的なオルガンの旋律が印象的です。
抽象的で詩的な歌詞世界も相まって、本作は英国シングルチャートで6週連続1位を獲得。
のちに1977年のブリット・アワードでは、クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』と並んで25年間の最優秀英国ポップ・シングルに選ばれました。
クラシックとロックの融合という新たな音楽の可能性を切り開いた傑作で、静かな夜にじっくりと聴きたい一曲です。
Suspicious MindsElvis Presley

耳に残る印象的なメロディと、魂を揺さぶるドラマチックなストーリー性が融合した名曲が、アメリカのロックンロールの帝王エルヴィス・プレスリーさんの代表作として輝きを放っています。
1969年8月にリリースされた本作は、7年ぶりとなる全米1位を獲得。
メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで録音され、カントリーとロックを巧みに融合させたサウンドは、今なお色褪せることなく多くの人々の心を魅了し続けています。
愛と疑念が交錯する普遍的なテーマを、プレスリーさんならではの力強い歌唱で表現した壮大なナンバーは、失恋の痛手や人生の岐路に立つ時に寄り添ってくれる心の支えとなってくれるでしょう。
Mr. Tambourine ManThe Byrds

アメリカのロックバンド、ザ・バーズが生み出した革新的なサウンドは、60年代のフォークロックシーンに新たな風を吹き込みました。
ボブ・ディランの楽曲を12弦リッケンバッカーギターによる輝かしいメロディーと豊かなハーモニーで彩り、ロックとフォークを見事に融合。
1965年4月にコロムビア・レコードよりリリースされ、アメリカとイギリスのチャートで1位を獲得する快挙を成し遂げた本作は、映画『デンジャラス・マインド』やスティーヴン・キングの小説『キャリー』など、数々の作品にも登場しています。
穏やかな午後のドライブや、友人とのリラックスしたホームパーティーなど、心地よい時間を過ごしたい時におすすめの一曲です。
You Really Got MeThe Kinks

ロックサウンドの歴史に刻まれた傑作といえば、ザ・キンクスが1964年8月に放った衝撃的な一曲を挙げない訳にはいきません。
イギリス・ロンドン出身の彼らが生み出した独特の歪んだギターサウンドは、後のハードロックやパンクロックに絶大な影響を与えました。
デイヴ・デイヴィスさんのアンプを加工して生まれた革新的なサウンドと、欲望を赤裸々に歌い上げたストレートな歌詞は、当時の音楽シーンに新風を巻き起こしました。
本作はイギリスでチャート1位、アメリカでも7位を記録する大ヒットとなり、2005年にはBBCラジオで1955年から1965年のベスト・ブリティッシュ・ソングに選出されています。
熱い思いを爽快なサウンドで表現した本作は、パワフルな音楽が好きな方にぴったりの一曲です。
1960年代を彩った洋楽の名バラード!輝きを失わない名曲たち(21〜30)
Without YouHarry Nilsson

甘く切ない歌声で知られるアメリカのシンガーソングライター、ハリー・ニルソンさんが、失恋の痛みと喪失感を描いたバラードを1971年12月にリリースしました。
緩やかに奏でられるピアノの音色から始まり、壮大なオーケストレーションへと展開する楽曲構成は、切なさを見事に引き立てています。
英国のロックバンド、バッドフィンガーが手掛けた本作は、グラミー賞最優秀男性ポップボーカルパフォーマンス賞を受賞。
アメリカのビルボード・ホット100で4週連続1位を獲得するなど、世界的な大ヒットとなりました。
大切な人を失った経験のある方の心に、深く響く名曲となっています。