音楽には人の心を動かし、勇気づける不思議な力があります。
アメリカのディーライトさんの躍動感あふれるダンスチューンや、ハンソンさんの爽やかなメロディ、イギリスのチャンバワンバが放つエネルギッシュなビートなど、90年代の洋楽シーンには心躍る名曲が数多く生まれました。
世界中で愛され続けている応援ソングの数々を、懐かしい思い出と共にご紹介します。
青春時代の胸高鳴る瞬間が、きっとよみがえってくるはずです。
90年代にヒットした洋楽の応援ソング。世界の名曲、人気曲(1〜20)
Samba De JaneiroNEW!Bellini

太陽が照りつける季節にぴったりのサウンドを届けてくれるのが、ドイツを拠点とする音楽プロジェクトベリーニ。
彼らは、手腕のあるプロデューサーチームと、ステージで躍動するパフォーマーたちによるユニークなスタイルが特徴です。
1997年5月に発売された彼らの代表的な一曲は、サンバの熱気とユーロダンスの弾けるビートが見事に融合し、聴く者を一瞬でカーニバルの渦へと誘います。
本作は、言葉に頼らずとも、高らかに鳴り響くホーンセクションとリズミカルなパーカッションが、純粋な喜びと祝祭感をダイレクトに伝えてくれます。
デビューアルバム『Samba de Janeiro』に収録されたこの曲は、全世界で500万枚を超える売上を記録。
UEFA EURO 2008ではゴールアンセムとして会場を熱狂させ、日本の高校野球の応援歌としてもおなじみです。
夏のレジャーや気分を上げたい時に聴けば、誰もがハッピーになれる魔法のようなナンバーです。
Party Up (Up In Here)DMX

怒りとフラストレーションを露わにした荒々しいラップと、火災報知器のような印象的なビートが強烈なインパクトを放つ作品です。
情熱的なパフォーマンスと攻撃的なリリックが見事に調和し、聴く者の心を揺さぶります。
1999年12月発売のアルバム『…And Then There Was X』に収録され、翌年にシングルカットされました。
映画『60セカンズ』『ビー・バッド・ボーイズ』にも採用され、DMXの代名詞ともいえる楽曲へと成長。
興味深いことに、当初DMXは制作に消極的だったものの、結果的にキャリアの代表作となりました。
エネルギッシュなサウンドと力強いメッセージ性から、モチベーションを高めたい時やワークアウト中のBGMとして絶大な効果を発揮する一曲です。
MMMBopHanson

Hansonの3兄弟によって書かれ、1997年にシングルとしてリリースされた曲。
世界中で大ヒットとなり、ラジオ局やMTVで絶え間なくオンエアされ、27カ国のチャートでNo.1を獲得しました。
グラミー賞にノミネートされた楽曲です。
Under The BridgeRed Hot Chili Peppers

Red Hot Chili Peppersの最大のヒット曲となったバラード。
当時のギタリストであったJohn Fruscianteの母親が、友人とともにバック・コーラスを務めています。
1998年に、イギリスのガールズ・バンド、All Saintsによってカバーされました。
CannonballThe Breeders

PixiesのメンバーであったKim Dealのサイド・プロジェクトとしてスタートしたバンド、The Breedersの曲。
もともとは、”グランジ”と”レゲエ”を組み合わせた言葉「Grunggae」というタイトルでした。
イギリスのメロディーメーカー誌によって1993年のシングル・オブ・ザ・イヤーとされている楽曲です。