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素敵な童謡・民謡・唱歌

青森の民謡・童謡・わらべうた|津軽や八戸に息づく心に響く日本の歌

豊かな文化と芸能の伝統が息づく青森県。

津軽や八戸の地には、情感豊かな民謡の調べが今も響きわたります。

津軽三味線の力強い音と相まって、青森の民謡は私たちの心に深く訴えかけてきます。

本記事では、山々や海、厳しい気候が育んだ人々の暮らしのなかから生まれた「青森の民謡、童謡、わらべうた」を厳選。

時代をこえて大切に歌いづ画れてきた名曲をご紹介します。

青森県の心の歌と呼べる楽曲の世界へ、耳を傾けてみませんか?

青森の民謡・童謡・わらべうた|津軽や八戸に息づく心に響く日本の歌(1〜10)

弥三郎節

高橋脩次郎 弥三郎節 唄:福澤久雄 yasaburobusi takahasi shujiro
弥三郎節

江戸時代の終わり頃に歌われた民謡ですが、現代ではありえないほどの嫁いびりの唄!

歌詞は15番まであるといわれています。

「弥三郎の嫁はあかぎれで手が血だらけでも、油をつけさてもらえない」「おいしい牡丹餅をいただいても、嫁にはみつからないように隠して食べる」……あなたはどう感じるでしょうか?

南部馬方三下り

南部馬方三下り(漆原栄美子)20130803
南部馬方三下り

青森南部地方の旅の風景が目に浮かぶような民謡です。

信州から伝わったとされる道中唄を元に、リズミカルな三下り調の三味線にのせて、馬を引く旅人の心情が歌われます。

朝霧の山々を越える旅の哀愁と、名馬の産地としての誇りが感じられるのではないでしょうか。

この楽曲は手踊りの伴奏としても愛され、軽快で反復的な旋律は、皆で輪になって踊る陽気な光景を想像させます。

北国の雄大な自然と人々の暮らしに思いをはせたいとき、ぜひ耳を傾けてみてください。

南部よされ節

【南部よされ節】松倉雪江
南部よされ節

青森県南部地方を代表する、にぎやかな座敷踊りの民謡です。

南部七大民謡の一つに数えられる本作は、津軽三味線が刻む軽快なリズムと、陽気な掛け声が特徴的。

聴いているだけで自然と体が動き出してしまいそうですよね。

「よされ」という言葉には「よしなさい」といった控えめな意味も含まれ、ただにぎやかなだけでなく、どこか品のある趣を感じさせます。

宴の席で女性たちが手首を柔らかく使い、優雅に踊る情景が目に浮かぶようです。

この歌に耳を傾け、人々が集う温かなひとときに思いをはせてみてはいかがでしょうか。

南部甚句

青森県南部地方で100年以上にわたり踊り継がれてきた、代表的な手踊り唄です。

江戸時代天保期に江戸で流行した粋な歌が、北の地に伝わり、この地の言葉や風土と溶け合って定着したといわれています。

七七七五の短い詞の中に、労働の合間の息抜きや日々の暮らしの機微が巧みに織り込まれ、聴く人の心に温かく響きます。

本作は特定の作者を持たず、人々の間で大切に歌い継がれてきました。

現代では、地域の盆踊り唄を集めたアルバムに収録されたり、地域のイベントで演奏されたりするなど、この地の芸能に欠かせない1曲となっています。

南部荷方節

【南部荷方節】2 おうち民謡 南部編
南部荷方節

新潟の祝い唄を起源に持つとされる、おおらかで軽快な曲調が魅力の民謡。

荷物を運ぶという労働を担う人々への賛歌として歌われてきました。

厳しい労働のなかに喜びや祝意を見出す、人々のたくましさが伝わってきますよね。

この楽曲は、小山貢さんのアルバム『津軽三味線小山貢民謡集第一集』や、高橋祐次郎さん、澤田勝秋さんが編曲を手掛けたアルバム『奥のよりみち』に収録されています。

地域の魂として今に歌い継がれる本作は、青森の風土に根差した祝いの心に触れたいときにピッタリの1曲です。