【2025】エイプリルフールに聴きたい洋楽。嘘をテーマとした曲まとめ
エイプリルフールといえば「嘘をついてもいい」風習のある日として誰もが知っている記念日ですが、近年はSNSなどで企業が冗談めいた広告やニュースを発表するなど、人をだましたりするようなひどい嘘ではなく、割合にポジティブなイメージもありますよね。
そこで今回の記事では、エイプリルフールに聴いてほしいさまざまな「嘘」にまつわる洋楽の名曲をまとめています。
最新のヒット曲はもちろん、往年の名曲も含めてジャンルを問わずバラエティ豊かなラインアップとなっていますから、ぜひチェックしてみてください!
【2025】エイプリルフールに聴きたい洋楽。嘘をテーマとした曲まとめ(1〜10)
Boy’s a liar Pt. 2PinkPantheress, Ice Spice

不誠実さと嘘の罠に気付いた女性がその関係から抜け出していく、現代ポップシーンを代表する2人の若手女性アーティストによるコラボ作品。
イギリス出身のピンクパンセレスさんとニューヨーク・ブロンクス出身のアイス・スパイスさんの異なる魅力が融合し、軽やかでキャッチーなメロディとクールなラップが絶妙なバランスで織りなす楽曲に仕上がっています。
2023年2月にリリースされた本作は両アーティストにとって転機となり、ビルボードホット100で3位を記録する大ヒットを記録。
裏切られた経験を持つ女性たちの共感を呼び、SNSでも大きな話題となりました。
嘘をつかれた経験から立ち直りたい人、そして自分の価値を再確認したい人に寄り添う1曲です。
You Ain’t Gotta Lie (Momma Said)Kendrick Lamar

誰もがつきたくなってしまう「嘘」というテーマを、ユニークな視点で切り取ったアメリカのケンドリック・ラマーさんの楽曲です。
アルバム『To Pimp a Butterfly』からの一曲で、母親のアドバイスをモチーフに、SNSや周囲からのプレッシャーに屈して自分を偽ることの虚しさを説いています。
ジャズとファンクを織り交ぜた穏やかなメロディーラインが、メッセージ性の強い歌詞を優しく包み込んでいます。
2015年3月にリリースされたこの名盤に収録された本作は、自分の本質から目を背けてしまいそうな時に、背中を押してくれる一曲となっています。
素直に弱さを認められない時、誰かに良く見られたい時、ありのままの自分でいることの大切さを思い出させてくれる楽曲です。
Lie To GirlsSabrina Carpenter

アメリカ出身のサブリナ・カーペンターさんが2024年8月に手掛けた意欲作は、恋愛における嘘と自己欺瞞を巧みに描いた心揺さぶるポップチューンです。
女性が恋に落ちた時、相手の嘘に気付きながらも自分に嘘をついてしまう心理を鋭く描写しており、ジャック・アントノフさんとエイミー・アレンさんの卓越したプロデュースワークによって、その感情の機微が一層引き立てられています。
アルバム『Short n’ Sweet』に収録された本作は、ポップとカントリーの要素を融合させた独自のサウンドで、ドリー・パートンさんやシャナイア・トゥエインさんからの影響も感じられる魅力的な仕上がりとなっています。
恋愛で傷ついた経験のある方や、人間関係の複雑さに思い悩む方に、深い共感と癒しを与えてくれる一曲です。
LiarCamila Cabello

恋愛の矛盾した感情を赤裸々に描いた楽曲が、キューバ出身のシンガーソングライター、カミラ・カベロさんから届きました。
本作では、相手に強く惹かれながらも理性で抑えようとする自分に気づき、結局その心に嘘をついてしまう様子を情感豊かに歌い上げています。
スカやレゲエ、ラテン・トラップを織り交ぜた情熱的なサウンドは、2019年9月にリリースされたアルバム『Romance』のリードシングルとして話題を呼びました。
また、恋愛の複雑な心理を描いたユーモア溢れるミュージックビデオも人気を集め、翌年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでノミネートされています。
どうしても抗えない恋の感情に揺れる心情に共感できる方、そしてラテンの要素を取り入れた華やかな楽曲が好きな方にお勧めです。
LiarJelly Roll

アメリカ・テネシー州出身のジェリー・ロールさんが描く、内なる嘘との対峙。
誘惑の声に立ち向かう彼の力強い意志と、そこから生まれる覚悟が胸を打ちます。
カントリーロックのサウンドに乗せて歌われる、依存症との闘いから生まれた魂の叫びが、聴く人の心に深く刻まれる珠玉の一曲となっています。
2024年8月に発表された本作は、アルバム『Beautifully Broken』に収録。
2024年のWWEサマースラムの公式テーマソングとしても起用され、同年12月にはビルボードのメインストリーム・ロック・ソングス・チャートで1位を獲得しています。
自分の中の偽りと向き合いたい時、あるいは心の奥底にある本当の自分を見つめ直したい時に聴いてほしい、魂を揺さぶる一曲です。
Lies Lies LiesMorgan Wallen

切ない自己欺瞞の感情を見事に描き出したアメリカ出身のモーガン・ウォーレンさんが、アビー・ロード・スタジオで録音した新鮮なカントリーバラッドです。
失恋から立ち直ったふりをしながらも、心の中では深い未練を抱えている主人公の葛藤が、温かみのあるギターの音色と共に心に染み入ります。
ロックやフォークの要素を巧みに織り交ぜた楽曲は、2024年7月5日にリリースされ、アメリカのチャートで7位を記録。
自分や相手に嘘をつきながらも、本当の気持ちと向き合おうとする等身大の心情が、ウォーレンさんの感情豊かな歌声によって説得力を持って描かれています。
失恋の痛手を抱えながらも前を向こうとしている方や、素直になれない気持ちを抱えている方に、そっと寄り添ってくれる楽曲です。
April FoolsChief Keef

シカゴドリルシーンを代表するチーフ・キーフさんが生み出した楽曲は、真実と虚偽が織りなす独特の世界観を持っています。
アメリカ・イリノイ州シカゴ出身のチーフ・キーフさんは、ドリルミュージックの先駆者として知られ、2013年にミックステープ『Bang Mixtape Part 2』をリリースしました。
本作には、重いベースラインと彼特有のラップスタイルが見事に調和しており、嘘をつく者たちへの批判的なメッセージと、自身の成功を誇示する内容が印象的です。
ビートはミッドテンポで、ストリートの雰囲気を色濃く反映した魅力的なトラックとなっています。
人間関係の中で交わされる嘘や見せかけを嫌悪する彼の心情が表現された一曲を、エイプリルフールの日にぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。