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【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介

音楽というのは本当に素晴らしく、たった1曲から人生が救われた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな音楽には歌詞がある曲とない曲がありますが、本記事では歌詞のない曲が多いクラシックの中で、感動する曲をご紹介します。

言葉のないメロディや響きのみだからこそ感じられるものがあり、それはときに大きな感動を与えてくれます。

クラシックファンの方はもちろん、普段あまりクラシックに触れる機会がない方も、ぜひ本記事にてクラシックの魅力を堪能してみてくださいね。

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(1〜10)

ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

Seong-Jin Cho – Debussy: Suite bergamasque, L.75: III. Clair de lune
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品の中でも、親しみやすい曲想で知られる『ベルガマスク組曲』。

その中の第3曲『月の光』は、静かな夜の空にぼんやりと浮かぶ月と、その光が降り注ぐ神秘的な空間が目の前に浮かぶ、幻想的で美しい作品です。

静かな夜に、月を眺めながら聴くとより一層曲の雰囲気を感じられるかもしれませんね。

演奏するうえでは、テクニック的にはそれほど難しくないものの、曲の世界観を表現するのは至難の業!

月の浮かぶ風景の写真などを見て、具体的なイメージを膨らませて演奏するのもオススメですよ。

組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

Gustav Holst: “Jupiter” aus “Die Planeten” op. 32 mit Andrew Manze | NDR Radiophilharmonie
組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

グスターヴ・ホルストが手掛けた組曲『惑星』の中でも特に有名な楽章です。

1914年から1916年にかけて作曲され、木星の神話的・占星術的な性格を反映し、壮大で祝祭的な雰囲気に満ちています。

冒頭の活気あるリズムから、中盤の美しい「讃歌のテーマ」まで、聴き手を魅了する構成となっています。

1918年に初演されて以来、多くの人々に愛され続け、後にイギリスの愛国歌としても親しまれるようになりました。

壮麗さと遊び心が共存する本作は、人生の喜びや希望を感じたい方にぴったりの1曲です。

タイスの瞑想曲Jules Massenet

Renaud Capuçon plays Massenet: Thaïs, Act 2: Méditation
タイスの瞑想曲Jules Massenet

ジュール・マスネが1894年に作曲したオペラからの有名な間奏曲。

ヴァイオリンの美しく切ないメロディが印象的な本作は、タイトルロールの精神的な目覚めを表現しています。

オペラの物語と切り離しても、その魅力的な旋律は多くの人々の心を捉え、様々な楽器用に編曲されてきました。

マスネ自身も声楽とキーボード用の『アヴェ・マリア』として編曲しています。

1971年にはフレデリック・アシュトンによってバレエ作品としても創作されました。

心が癒されるような穏やかな雰囲気の本曲は、静かな時間を過ごしたい時にぴったりです。

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(11〜20)

3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調Johann Pachelbel

バロック音楽の至宝とも言えるこの作品は、『パッヘルベルのカノン』として知られていますね。

ヨハン・パッヘルベルの繊細な感性が光る本作は、クラシック初心者の方にも親しみやすい1曲。

3つのヴァイオリンが織りなす美しい旋律が、まるで小川のせせらぎのように心に染み入ります。

1970年代、サンフランシスコのラジオ局で放送されたときには、リスナーからのリクエストが殺到したそうです。

結婚式での定番曲としても知られていますが、静かな夜にゆったりと聴くのもオススメ。

オーケストラ版やピアノとチェロのデュオでも演奏されており、どの編成で聴いても心が落ち着く美しい作品です。

練習曲 作品10-3『別れの曲』Frederic Chopin

Evgeny Kissin Chopin Etude Op 10 No 3 in E major Tristesse
練習曲 作品10-3『別れの曲』Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが1832年に作曲した練習曲作品10は全12曲からなり、その中の3曲目『別れの曲』は、美しい旋律が特徴的な作品です。

彼自身が「最も美しいメロディ」と称賛しており、感情豊かで叙情的な表現が印象的。

緩やかな旋律が心に沁みわたり、深い悲しみや切なさを感じさせます。

1833年にフランス、ドイツ、イギリスで出版され、ピアノの技術と表現力を磨くための教材としても広く使用されています。

映画『愛しのローズマリー』での使用や、ティノ・ロッシさんによる1939年のヒット曲「Tristesse」など、さまざまな形で親しまれてきました。

美しい旋律に心を癒されたい方にオススメの1曲です。

亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

Ravel : Pavane pour une infante défunte (Orchestre national de France / Dalia Stasevska)
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

繊細な美しさが魅力の本作は、モーリス・ラヴェルが若き日に作曲した珠玉の小品です。

1899年にピアノ曲として誕生し、後にオーケストラ版へと編曲されました。

優雅な旋律が静かに響き渡り、聴く人の心に深い感動を与えます。

ラヴェルは「曲名に特別な意味はない」と語っていますが、16世紀スペインの宮廷ダンス「パヴァーヌ」を踊る小さな王女の幻想を描いたそうです。

ホルンやフルート、オーボエの美しい音色が印象的で、しっとりとした雰囲気に浸りたい方にオススメ。

穏やかな気分で音楽を楽しみたいときに、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

オペラ「リナルド」よりアリア「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

Lascia ch’io pianga (Händel’s opera Rinaldo); Voices of Music with Kirsten Blaise, soprano
オペラ「リナルド」よりアリア「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

バロック音楽の巨匠ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1711年に作曲したオペラ『リナルド』からの1曲。

囚われの身となった主人公アルミレーナの心情を描いています。

弦楽器と通奏低音による伴奏に、優美な旋律が重なる本作。

シンプルながら力強い音楽が、歌手の感情表現を引き立てます。

1711年の初演以来、世界中で愛され続けており、日本でもテレビドラマ『牡丹と薔薇』や『ちゅらさん』の挿入歌として使用されました。

悲しみの中にも希望を感じさせる旋律は、心に響くこと間違いなしです。