RAG MusicEmotion
素敵な感動ソング
search

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介

音楽というのは本当に素晴らしく、たった1曲から人生が救われた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな音楽には歌詞がある曲とない曲がありますが、本記事では歌詞のない曲が多いクラシックの中で、感動する曲をご紹介します。

言葉のないメロディや響きのみだからこそ感じられるものがあり、それはときに大きな感動を与えてくれます。

クラシックファンの方はもちろん、普段あまりクラシックに触れる機会がない方も、ぜひ本記事にてクラシックの魅力を堪能してみてくださいね。

もくじ

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(1〜20)

組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

Gustav Holst: “Jupiter” aus “Die Planeten” op. 32 mit Andrew Manze | NDR Radiophilharmonie
組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

グスターヴ・ホルストが手掛けた組曲『惑星』の中でも特に有名な楽章です。

1914年から1916年にかけて作曲され、木星の神話的・占星術的な性格を反映し、壮大で祝祭的な雰囲気に満ちています。

冒頭の活気あるリズムから、中盤の美しい「讃歌のテーマ」まで、聴き手を魅了する構成となっています。

1918年に初演されて以来、多くの人々に愛され続け、後にイギリスの愛国歌としても親しまれるようになりました。

壮麗さと遊び心が共存する本作は、人生の喜びや希望を感じたい方にぴったりの1曲です。

タイスの瞑想曲Jules Massenet

Renaud Capuçon plays Massenet: Thaïs, Act 2: Méditation
タイスの瞑想曲Jules Massenet

ジュール・マスネが1894年に作曲したオペラからの有名な間奏曲。

ヴァイオリンの美しく切ないメロディが印象的な本作は、タイトルロールの精神的な目覚めを表現しています。

オペラの物語と切り離しても、その魅力的な旋律は多くの人々の心を捉え、様々な楽器用に編曲されてきました。

マスネ自身も声楽とキーボード用の『アヴェ・マリア』として編曲しています。

1971年にはフレデリック・アシュトンによってバレエ作品としても創作されました。

心が癒されるような穏やかな雰囲気の本曲は、静かな時間を過ごしたい時にぴったりです。

ヴォカリーズ 作品34-14Sergei Rachmaninov

Dame Kiri Te Kanawa sings “Vocalise” – Rachmaninoff
ヴォカリーズ 作品34-14Sergei Rachmaninov

言葉のないメロディがここまで心を揺さぶる曲があるでしょうか。

1915年に発表された本作は、セルゲイ・ラフマニノフの歌曲集の最後を飾る曲。

作曲者自身が「声の表現で十分に感情を伝えられる」と語ったように、一つの母音だけで歌われる美しい旋律が、聴く人の心に深く響きます。

約6分の演奏時間の中で、希望と絶望の間を行き来するような哀愁漂う旋律は、映画やテレビでも使用されるなど、幅広い層に愛されています。

多くの編曲版も存在し、どの編曲で聴いても心に染み入る美しさを感じられるので、ぜひ他の楽器での演奏も聴いてみてくださいね。

3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調Johann Pachelbel

バロック音楽の至宝とも言えるこの作品は、『パッヘルベルのカノン』として知られていますね。

ヨハン・パッヘルベルの繊細な感性が光る本作は、クラシック初心者の方にも親しみやすい1曲。

3つのヴァイオリンが織りなす美しい旋律が、まるで小川のせせらぎのように心に染み入ります。

1970年代、サンフランシスコのラジオ局で放送されたときには、リスナーからのリクエストが殺到したそうです。

結婚式での定番曲としても知られていますが、静かな夜にゆったりと聴くのもオススメ。

オーケストラ版やピアノとチェロのデュオでも演奏されており、どの編成で聴いても心が落ち着く美しい作品です。

夜想曲Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが20歳から晩年にかけて作曲したピアノ独奏曲。

全21曲からなるこの作品集は、夜の静けさや内省、時には悲哀や喜びといった複雑な感情を描き出しています。

なかでも第2番は、クラシック音楽ファンだけでなく一般にも広く親しまれている人気曲。

叙情的でロマンティックなメロディと新鮮な和声、自由な発想を特徴としており、ピアノ音楽の中でも高い評価を受けています。

また、第20番は映画『戦場のピアニスト』で使用されたことでも知られています。

その有名な2曲はもちろん、他の曲もすべて心に染み入る美しい曲なので、ぜひ21曲の中からお気に入りの曲を見つけてみてくださいね。

夢想Claude Debussy

Lang Lang — “Rêverie”, Claude Debussy
夢想Claude Debussy

フランス印象派音楽の巨匠クロード・ドビュッシーが1890年頃に作曲し本作は、夢幻的な雰囲気に満ちた傑作です。

分散和音にのった甘美な旋律とコラール風の中間部から成り、約4分の演奏時間で聴く者の想像力を刺激します。

ドビュッシーがドイツやバリを訪れ、さまざまな音楽的影響を受けていた時期の作品で、彼の音楽キャリアの重要な一歩を示しました。

クラシック音楽に親しみたい方や、心を落ち着かせたい方にもオススメ。

穏やかな旋律が心に染み入り、まるで夢の中にいるような感覚を味わえるでしょう。