RAG MusicEmotion
素敵な感動ソング
search

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介

音楽というのは本当に素晴らしく、たった1曲から人生が救われた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな音楽には歌詞がある曲とない曲がありますが、本記事では歌詞のない曲が多いクラシックの中で、感動する曲をご紹介します。

言葉のないメロディや響きのみだからこそ感じられるものがあり、それはときに大きな感動を与えてくれます。

クラシックファンの方はもちろん、普段あまりクラシックに触れる機会がない方も、ぜひ本記事にてクラシックの魅力を堪能してみてくださいね。

もくじ

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(1〜20)

歌曲集「3つの歌」作品7より第1曲「夢のあとに」Gabriel Fauré

フランスを代表する作曲家ガブリエル・フォーレが手掛けた歌曲集の第1曲。

夢の中で愛する人と過ごした幻想的な世界と、目覚めた後の現実との対比を描いた名作です。

優美な旋律と繊細な和声が特徴的で、1877年頃に発表されました。

ピアノ伴奏による歌曲として作曲されましたが、後にチェロやヴァイオリンの編曲版も広く演奏されるようになりました。

映画やドラマの感動的なシーンでも使用されており、心に染み入るような美しいメロディは、人生の喜びや悲しみに共感したい方にオススメです。

オペラ「リナルド」よりアリア「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

Lascia ch’io pianga (Händel’s opera Rinaldo); Voices of Music with Kirsten Blaise, soprano
オペラ「リナルド」よりアリア「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

バロック音楽の巨匠ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1711年に作曲したオペラ『リナルド』からの1曲。

囚われの身となった主人公アルミレーナの心情を描いています。

弦楽器と通奏低音による伴奏に、優美な旋律が重なる本作。

シンプルながら力強い音楽が、歌手の感情表現を引き立てます。

1711年の初演以来、世界中で愛され続けており、日本でもテレビドラマ『牡丹と薔薇』や『ちゅらさん』の挿入歌として使用されました。

悲しみの中にも希望を感じさせる旋律は、心に響くこと間違いなしです。

交響曲第3番 Op.90 第3楽章Johannes Brahms

Johannes Brahms Symphony No 3 in F major 3rd movement
交響曲第3番 Op.90 第3楽章Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスが1883年に作曲した交響曲第3番の第3楽章は、緩やかで歌うような性格を持つ美しい作品です。

優雅でメランコリックな旋律が特徴的で、落ち着いた音楽性が際立ちます。

ブラームスの「自由だが孤独だ」という人生哲学が反映されているとされ、優美で抒情的な響きが心に染み入ります。

本作は1961年のフランス映画『さよならをもう一度』で使用されたことで、より多くの人々に親しまれるようになりました。

静かな悲しみと美しさを兼ね備えており、穏やかな時間を過ごしたいときや、深い感動を味わいたいときにぴったりです。

ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ドイツ古典派を代表する作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生み出したピアノソナタの中でも、『月光』や『熱情』と並び称されるのがこちらの『悲愴』。

1798年から1799年にかけて作曲され、発表当時から高い評価を得て、ベートーヴェンが作曲家としての地位を固めるきっかけとなった出世作でもあります。

その中の第2楽章は、テレビやCMなどでもアレンジを変えて頻繁に起用されており、広く親しまれていますね。

穏やかでいてどこか切ない響きや、メインのテーマからがらりと雰囲気を変える中盤の展開が非常に美しい作品です。

亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

Ravel : Pavane pour une infante défunte (Orchestre national de France / Dalia Stasevska)
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

繊細な美しさが魅力の本作は、モーリス・ラヴェルが若き日に作曲した珠玉の小品です。

1899年にピアノ曲として誕生し、後にオーケストラ版へと編曲されました。

優雅な旋律が静かに響き渡り、聴く人の心に深い感動を与えます。

ラヴェルは「曲名に特別な意味はない」と語っていますが、16世紀スペインの宮廷ダンス「パヴァーヌ」を踊る小さな王女の幻想を描いたそうです。

ホルンやフルート、オーボエの美しい音色が印象的で、しっとりとした雰囲気に浸りたい方にオススメ。

穏やかな気分で音楽を楽しみたいときに、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

Seong-Jin Cho – Debussy: Suite bergamasque, L.75: III. Clair de lune
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品の中でも、親しみやすい曲想で知られる『ベルガマスク組曲』。

その中の第3曲『月の光』は、静かな夜の空にぼんやりと浮かぶ月と、その光が降り注ぐ神秘的な空間が目の前に浮かぶ、幻想的で美しい作品です。

静かな夜に、月を眺めながら聴くとより一層曲の雰囲気を感じられるかもしれませんね。

演奏するうえでは、テクニック的にはそれほど難しくないものの、曲の世界観を表現するのは至難の業!

月の浮かぶ風景の写真などを見て、具体的なイメージを膨らませて演奏するのもオススメですよ。