【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介
音楽というのは本当に素晴らしく、たった1曲から人生が救われた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな音楽には歌詞がある曲とない曲がありますが、本記事では歌詞のない曲が多いクラシックの中で、感動する曲をご紹介します。
言葉のないメロディや響きのみだからこそ感じられるものがあり、それはときに大きな感動を与えてくれます。
クラシックファンの方はもちろん、普段あまりクラシックに触れる機会がない方も、ぜひ本記事にてクラシックの魅力を堪能してみてくださいね。
【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(11〜20)
ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ドイツ古典派を代表する作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生み出したピアノソナタの中でも、『月光』や『熱情』と並び称されるのがこちらの『悲愴』。
1798年から1799年にかけて作曲され、発表当時から高い評価を得て、ベートーヴェンが作曲家としての地位を固めるきっかけとなった出世作でもあります。
その中の第2楽章は、テレビやCMなどでもアレンジを変えて頻繁に起用されており、広く親しまれていますね。
穏やかでいてどこか切ない響きや、メインのテーマからがらりと雰囲気を変える中盤の展開が非常に美しい作品です。
子供の情景 作品15 第7曲「トロイメライ 」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが作曲した『トロイメライ』。
子供心を描いた大人のためのピアノ作品として作曲された曲集『子供の情景 Op.15』の第7曲目に収録されている楽曲です。
心休まる旋律が子供時代の無邪気な世界を思い出させてくれるような、夢見心地な美しい旋律が特徴的。
ピアノだけでなく、バイオリンやチェロ、フルートなど、さまざまな楽器で演奏されており、クラシックファンだけでなく多くの方に愛されている楽曲です。
愛の夢 第3番Franz Liszt

ロマン派を代表する作曲家フランツ・リストの名曲は、もともと歌曲として作曲され、のちにピアノ独奏版に編曲されました。
美しい旋律と豊かな感情表現が特徴的な本作。
愛することの大切さや、はかなさを描いた詩の世界観が、リストの繊細な音楽性によって見事に表現されています。
1850年に完成したこの曲は、リストの個人的な恋愛経験が反映されているとも言われ、聴く人の心に深く響きます。
ゆったりとした夜に、美しいメロディを味わいながら聴いてみてくださいね。
歌曲集「3つの歌」作品7より第1曲「夢のあとに」Gabriel Fauré

フランスを代表する作曲家ガブリエル・フォーレが手掛けた歌曲集の第1曲。
夢の中で愛する人と過ごした幻想的な世界と、目覚めた後の現実との対比を描いた名作です。
優美な旋律と繊細な和声が特徴的で、1877年頃に発表されました。
ピアノ伴奏による歌曲として作曲されましたが、後にチェロやヴァイオリンの編曲版も広く演奏されるようになりました。
映画やドラマの感動的なシーンでも使用されており、心に染み入るような美しいメロディは、人生の喜びや悲しみに共感したい方にオススメです。
交響曲第3番 Op.90 第3楽章Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスが1883年に作曲した交響曲第3番の第3楽章は、緩やかで歌うような性格を持つ美しい作品です。
優雅でメランコリックな旋律が特徴的で、落ち着いた音楽性が際立ちます。
ブラームスの「自由だが孤独だ」という人生哲学が反映されているとされ、優美で抒情的な響きが心に染み入ります。
本作は1961年のフランス映画『さよならをもう一度』で使用されたことで、より多くの人々に親しまれるようになりました。
静かな悲しみと美しさを兼ね備えており、穏やかな時間を過ごしたいときや、深い感動を味わいたいときにぴったりです。
夢想Claude Debussy

フランス印象派音楽の巨匠クロード・ドビュッシーが1890年頃に作曲し本作は、夢幻的な雰囲気に満ちた傑作です。
分散和音にのった甘美な旋律とコラール風の中間部から成り、約4分の演奏時間で聴く者の想像力を刺激します。
ドビュッシーがドイツやバリを訪れ、さまざまな音楽的影響を受けていた時期の作品で、彼の音楽キャリアの重要な一歩を示しました。
クラシック音楽に親しみたい方や、心を落ち着かせたい方にもオススメ。
穏やかな旋律が心に染み入り、まるで夢の中にいるような感覚を味わえるでしょう。
【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(21〜30)
ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30Sergei Rachmaninov

ラフマニノフは、ロシアの作曲家です。
ピアノ協奏曲第3番は、1909年に、ラフマニノフがアメリカで初の演奏旅行をおこなった時、アメリカ公演を念頭に作曲しました。
哀しげな旋律が、ロシア民謡を彷彿させます。