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【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介
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音楽というのは本当に素晴らしく、たった1曲から人生が救われた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな音楽には歌詞がある曲とない曲がありますが、本記事では歌詞のない曲が多いクラシックの中で、感動する曲をご紹介します。

言葉のないメロディや響きのみだからこそ感じられるものがあり、それはときに大きな感動を与えてくれます。

クラシックファンの方はもちろん、普段あまりクラシックに触れる機会がない方も、ぜひ本記事にてクラシックの魅力を堪能してみてくださいね。

【クラシック】感動するオススメの曲をご紹介(1〜10)

ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Ludwig van Beethoven

1801年に完成したルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノソナタ第14番の中の第1楽章は、静かな湖面に映る月明かりを思わせる幻想的な雰囲気が特徴です。

夢見るような三連符の伴奏と深い感情の込められた旋律は、聴く人の心を捉えて離しません。

この作品は、ベートーヴェンが当時抱えていた難聴の進行や、叶わぬ恋の苦しみを反映しているとも言われています。

映画「ラブ・ストーリー」や「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」など、多くの作品でも使用されており、その魅力は時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり続けています。

月が見える静かな夜に一人で聴くのもオススメですよ。

交響曲 第9番 作品95「新世界より」より第2楽章Antonín Dvořák

アントニン・ドヴォルザークが作曲した交響曲第9番は、1893年12月16日にニューヨークのカーネギーホールで初演されました。

その中の第2楽章は、哀愁を帯びた美しい旋律が印象的で、故郷ボヘミアへの郷愁や広大なアメリカの大地を想起させます。

イングリッシュホルンによるテーマは、日本では「家路」として親しまれ、多くの人々の心に響いています。

映画やテレビ番組でも頻繁に使用され、特に日本ではNHKのドラマや「ゴジラ」シリーズの音楽とのカップリングでリリースされたこともあります。

心に安らぎを求める方にぜひ聴いていただきたい1曲です。

アヴェ・マリアCharles Francois Gounod

クラシック音楽の中でも特に美しく感動的な作品として知られる本作。

バッハの『平均律クラヴィーア曲集』のプレリュードに、シャルル=フランソワ・グノーが新たなメロディを加えて生み出されました。

1853年に「メディテーション」として初演され、後に「アヴェ・マリア」の歌詞が付けられています。

聖母マリアへの尊敬と祈りを表現した歌詞と、バッハの原曲とグノーのメロディが見事に融合しており、結婚式や葬儀などさまざまな場面で演奏されることが多く、多くの人々の心に響く作品。

教会の世界観がお好きな方にもオススメの1曲です。

エニグマ変奏曲 ~ニムロッドEdward Elgar

エルガー/エニグマ変奏曲 ~ニムロッド Elgar: Nimrod
エニグマ変奏曲 ~ニムロッドEdward Elgar

『威風堂々』といった作品でも知られるイギリスの作曲家、エドワード・エルガーの代表作品の一つ、管弦楽のための変奏曲集『Enigma Variations』。

本作は、エルガーが友人たちとの交流から着想を得て、即興演奏から発展させたというユニークな成り立ちでも知られています。

その中の第9変奏は、深い友情を記念したもので、静かな弦楽器のハーモニーから始まり、次第に感情が壮大に高まっていく展開が聴く者の心を揺さぶります。

この荘厳で美しい旋律は、1997年のダイアナ元皇太子妃の葬儀で演奏されたり、映画『ダンケルク』で引用されたりするなど、儀礼や映像作品を象徴する音楽として大切にされてきました。

厳かで気品に満ちた曲調は、集中して作業したい時や、心を静めたい夜のBGMとして最適と言えるでしょう。

管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068「G線上のアリア」J.S.Bach

ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した管弦楽組曲の中でも特に人気の高い本作。

優美で流麗な旋律が印象的で、多くの人々に愛されています。

本来は管弦楽のために書かれましたが、ヴァイオリンのG線のみで演奏できるよう編曲されたことで、さらに広く親しまれるようになりました。

1717年から1723年の間に作曲されたと考えられていますが、最古の楽譜はライプツィヒ時代のものだそうです。

穏やかで美しい旋律は、聴く人の心に深く響きます。

クラシック音楽に親しみのない方でも、この曲を聴けばその魅力にきっと引き込まれることでしょう。

夜想曲Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが20歳から晩年にかけて作曲したピアノ独奏曲。

全21曲からなるこの作品集は、夜の静けさや内省、時には悲哀や喜びといった複雑な感情を描き出しています。

なかでも第2番は、クラシック音楽ファンだけでなく一般にも広く親しまれている人気曲。

叙情的でロマンティックなメロディと新鮮な和声、自由な発想を特徴としており、ピアノ音楽の中でも高い評価を受けています。

また、第20番は映画『戦場のピアニスト』で使用されたことでも知られています。

その有名な2曲はもちろん、他の曲もすべて心に染み入る美しい曲なので、ぜひ21曲の中からお気に入りの曲を見つけてみてくださいね。

組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

Gustav Holst: “Jupiter” aus “Die Planeten” op. 32 mit Andrew Manze | NDR Radiophilharmonie
組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

グスターヴ・ホルストが手掛けた組曲『惑星』の中でも特に有名な楽章です。

1914年から1916年にかけて作曲され、木星の神話的・占星術的な性格を反映し、壮大で祝祭的な雰囲気に満ちています。

冒頭の活気あるリズムから、中盤の美しい「讃歌のテーマ」まで、聴き手を魅了する構成となっています。

1918年に初演されて以来、多くの人々に愛され続け、後にイギリスの愛国歌としても親しまれるようになりました。

壮麗さと遊び心が共存する本作は、人生の喜びや希望を感じたい方にぴったりの1曲です。