クラシックの癒しソング。疲れたあなたにおすすめのヒーリング&リラックス音楽
クラシックで奏でられる癒しソングといってもいろいろあります。
オーケストラで演奏される曲や、ピアノ、歌曲、室内楽など何年も続く伝統的なクラシック作品の中にもたくさんの癒し曲が生まれてきました。
ストレス社会と言われるこの時代、みなさんは心穏やかに過ごされていますか?
今回は心地の良い、癒しのクラシック曲をご紹介します!
自宅で一息つくときや心が休まるような時間を過ごしたいときなどに参考にしてみてください。
クラシックの癒しソング。疲れたあなたにおすすめのヒーリング&リラックス音楽(21〜30)
ラ・カンパネラFranz Liszt

鐘の音を模した繊細な旋律が印象的で、高音域での跳躍や装飾音が美しく響き渡ります。
1851年に改訂されたピアノ曲は、ロマン派音楽の真髄を感じさせる情熱的な表現力と、技巧的な演奏が特徴です。
フランツ・リストは、1831年にパガニーニの演奏に感銘を受け、ヴァイオリン協奏曲の主題をピアノ用に編曲。
映画やテレビ番組のBGMとしても度々使用され、多くの人々の心を魅了してきました。
本作は、静かな環境で集中して勉強したい方にオススメです。
鐘の音のような透明感のある音色は、心を落ち着かせながらも適度な緊張感を保ってくれるでしょう。
牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

フルートがゆっくりと穏やかに奏でる、薄ぼんやりとして掴みどころのないふんわりとしたメロディーの中に、確かに官能的な響きがあります。
空気の流れや日の光そのものをそのまま音楽にしようとしたドビュッシーの妙技が光ります。
ブランデンブルク協奏曲第3番J.S.Bach

華麗な弦楽器の響きと豊かな抑揚が印象的な、18世紀ドイツを代表する音楽家バッハの代表作です。
3群の弦楽器が奏でる喜びに満ちた旋律は、勉強の気分転換にピッタリ。
緻密な対位法と豊かなハーモニーが心地よく、集中力を高めてくれます。
1721年3月にブランデンブルク辺境伯に献呈された本作は、弦楽器のみによる編成ながら、まるで天上の音楽のような気高さを感じさせます。
長時間の学習や読書のお供として、静かに心を整えたいときにオススメです。
交響詩「中央アジアの草原にて」Alexander Borodin

東欧と西欧の対話というイメージが、2つの楽器を使って2種類のメロディーで表現されています。
2つのメロディーは繰り返し交互に奏でられ、ラストには2つが重なり合って演奏されます。
その流れは壮大な物語を見ているようで圧巻です。
聴いているとまるで本当に大草原にいるような爽やかな気分になれます。
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

夜空に浮かぶ月のやわらかな光を思わせる、美しい旋律が印象的な楽曲です。
静かな夜の空間が目の前に広がるような、幻想的で神秘的な雰囲気を感じさせます。
1905年に改訂版が出版されたこの作品は、ピアノ曲集の中の1曲ですが、単独でも頻繁に演奏されています。
また、1971年8月・9月には『みんなのうた』で放送され、日本でも広く親しまれました。
忙しい一日の終わりに、ゆったりと流れる時間の中で聴くのがおすすめです。
心を落ち着かせ、優しい癒やしの時間を過ごしたい方に、ぜひ聴いていただきたい一曲ですよ。
2つのアラベスク 第1番Claude Debussy

ドビュッシーは、自然界のあらゆるものをそのまま音楽で表現しようとした作曲家です。
このアラベスクでは、まるで水面の上にキラキラと光る太陽の様子や、その空気のあたたかさや、風の匂いまでもが感じられるようです。
「ロマンス」作品85Max Bruch

主題を奏でる楽器がヴィオラというだけでも、かなり珍しいクラシック曲です。
あまり有名ではない曲であるにもかかわらず、その旋律の切ない響きと耳馴染みの良さは、聴く人をまちがいなく魅了するでしょう。
1度聴いたらきっとお気に入りの1曲になると思います。