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【邦楽】ギターカッティングがたまらない人気曲まとめ【2025】

ストロークの中に休符やブラッシングを織り交ぜて小気味良い音を鳴らすギター奏法、カッティング。

あの「チャカチャカ」した音色、気持ちいいですよね!

ギターが趣味な方なら、一度はチャレンジしたことがあるんじゃないでしょうか。

今回この記事ではカッティング奏法が登場する邦楽の人気曲をまとめてみました!

最新の話題曲から往年の名曲まで、ファンクチューンやシティポップはもちろんポップスから荒々しいガレージロックまでさまざなジャンルから幅広い邦楽を選曲していますよ。

ギタリストの方も要チェックです!

【邦楽】ギターカッティングがたまらない人気曲まとめ【2025】(16〜20)

CustardKroi

Kroi – Custard (Live from “J.C.T.” / 2020)
CustardKroi

ギターカッティングが紡ぐ絶妙なグルーヴ感が冴えわたる楽曲です。

2人のギタリストによって奏でられるシャープなミュートとアクセントの技巧は、まさにファンクとR&Bの融合を感じさせてくれます。

1st EP『Polyester』に収録されたこの楽曲は、2019年9月のリリース以降、ライブの定番曲となり、SUMMER SONIC 2019への出演でもその魅力をステージで存分に発揮しました。

その後、2021年6月にはメジャー1stアルバム『LENS』をリリース。

さらに2021年11月のEP『nerd』のDVDにはLIQUIDROOMでのライブ映像も収録され、一層のグルーヴ感を堪能できます。

ファンク好きはもちろん、リズミカルでクールなギターサウンドに惹かれる方にぜひおすすめしたい一曲です。

SHININ’ YOU, SHININ’ DAYChar

リズミカルなカッティングと洗練されたハーモニーが見事に調和したファンク・チューンが1976年6月発売のシングル『NAVY BLUE』のB面曲としてCharさんから登場。

同年10月のアルバム『Char』にも収録され、今もファンに愛される名曲です。

印象的なイントロから始まる小気味良いギターカッティングは、Dm9やC69など巧みなコードワークを基盤に展開。

クリーントーンとクランチサウンドを使い分けながら繰り出される16ビートのリズムは、まさにグルーヴそのもの。

英語の歌詞と相まって、洋楽テイストが漂う仕上がりです。

2021年4月の日比谷野外大音楽堂でのライブでメインソングとして披露されるなど、ギターの魅力を存分に味わえる1曲。

ファンク好きの方はもちろん、ギターを弾く方にこそ聴いてほしい楽曲です。

真珠のピアス松任谷由実

都会的なセンスと洗練されたアレンジが光る1982年のアルバム『PEARL PIERCE』から、松任谷由実さんの名曲です。

切なさを内包したエレガントなメロディと、都会的な女性の心情を鮮やかに描いた歌詞は、普遍的な魅力を放っています。

夫の松任谷正隆さんが手掛けた演奏陣のアレンジは、ファンクやソウルの影響を感じさせるクールさと華やかさを兼ね備え、16ビートを軸にした松原正樹さんによるギターカッティングは絶妙なグルーヴ感を生み出しています。

右手のストロークと左手のミュートを巧みに組み合わせ、テンションコードを織り交ぜた洗練された演奏は、まさにシティポップの真骨頂と言えるでしょう。

夜のドライブやカフェで過ごすリラックスタイムのBGMにぴったりな一曲です。

TremoloChilli Beans.

Chilli Beans. – Tremolo (House Live ver.)
TremoloChilli Beans.

ファンク色の濃いリズミカルなギターカッティングに、ブルーノ・マーズを彷彿とさせるダンサブルなグルーヴが光る1曲。

自己肯定感を高めるメッセージ性と、キャッチーなメロディラインの組み合わせが魅力的です。

本作は2022年3月にリリースされたアルバム『Daydream』に収録され、ロゼット株式会社のクレンジングバーム「夢みるバーム」のCMソングにも起用。

同年7月には1stフルアルバム『Chilli Beans.』にも収録され、Chilli Beans.の代表曲として高い評価を得ています。

Red Hot Chili Peppersなどから影響を受けたドライなカッティングフレーズやリズミカルなストロークは、ファンクやロックが好きな方、そしてギターカッティングの醍醐味を体感したい方にお勧めの1曲です。

グッド・ラック野口五郎

16ビートカッティングが生み出す心地よいグルーヴ感が楽曲を彩る、野口五郎さんの違った一面を見せる名曲ですね。

コーラスとミュートを巧みに使い分けたギターワークが、テンポ感とリズムの良さを存分に引き出しています。

アーティスティックな印象を持つポップチューンとして、ファンだけでなく音楽シーンからも高い評価を受けた1曲ですね。

1978年9月にリリースされたシングルで、作詞を手掛けた山川啓介さんと作曲を担当した筒美京平さんのコンビネーションで生み出された曲です。

リリース後、オリコン週間シングルチャートで最高4位を記録し、さらに第20回日本レコード大賞では金賞の栄誉に輝きました。

矢島賢さんによるカッチリとしたカッティングプレイの心地よさと、洗練された雰囲気を持つ楽曲としてアーカイブのなかでもとりわけ魅力的なギター曲。

ギターの音色とグルーヴ感を存分に楽しみたい音楽ファンに強くおすすめの一曲です。