ダークサイケの名曲|暗く怪しいサイケの世界へ…
サイケトランスの派生ジャンル、ダークサイケ。
定義が曖昧なジャンルでさまざまなスタイルが存在するのですが、要するにダークな雰囲気のサイケトランスと思っていただければ結構です。
今回はそんなダークサイケの名曲たちをセレクトしました。
おどろおどろしい楽曲が多く登場するので、ノイズやゴシック・メタルのようなジャンルが好きな方も必見です。
また低音がズンズンと響いている楽曲も多いため、低音厨の方も楽しめると思います。
それではごゆっくりとダークサイケの世界をお楽しみください……。
ダークサイケの名曲|暗く怪しいサイケの世界へ…
Bao KaoCrone

ダークサイケはイントロにシンセサイザーではなく、楽器の打ち込みを入れることが非常に多いジャンルです。
こちらの『Bao Kao』はそんな定番のイントロとは違い、いきなりサイバーなシンセサイザーでイントロを作り上げています。
普通、こういう楽曲は一般的なサイケデリック・トランスに聞こえがちなのですが、この曲はしっかりとダークサイケの雰囲気を感じさせてくれるんですよね。
グルーヴに注目されがちな電子音楽ですが、メロディーラインで雰囲気が一気に変わることもあります。
この曲はメロディーラインの大切さを教えてくれるような楽曲ですね。
Dark Prog MonsterBraindrop

突然ですが、あなたはアンビエント・ミュージックというジャンルをご存じでしょうか?
環境音楽と呼ばれているジャンルで、環境音を音楽に昇華させたものなのですが、このジャンルはホラー系のジャンルと非常に相性が良い傾向にあります。
ダークサイケの名曲である、こちらの『Dark Prog Monster』は、そんなアンビエント・ミュージックの要素をふんだんに盛り込んだ楽曲です。
雰囲気だけではなく、サウンドからしっかりとおどろおどろしいという、作り込みが深い作品ですね。
DiabolicSilent Enemy

ひとくちにダークサイケといっても、その形式はさまざまです。
なかには非常に恐ろしい雰囲気を感じさせる楽曲が好きという方も多いのではないでしょうか?
そんな方にオススメしたい作品が、こちらの『Diabolic』。
個人的にはダークサイケの最高峰の1つといえる作品で、細かい部分までしっかりと作り込まれています。
特にベースラインはすさまじくこだわっているのが、うかがえますね。
単調なサイケデリック・トランスに飽きたという方は、ぜひチェックしてみてください。
Bells Of ChaosCrone

サイレント・エネミーさんと同様にダークサイケ・シーンの最前線で活躍している偉大なコンポーザー、クローンさん。
彼のダークサイケはホラーなテイストは比較的、抑えめに作られています。
ホラーなテイストが少ない代わりに、サイケデリック・トランスの要素を全面に打ち出しているため、全体を通してノリやすい楽曲が多いイメージです。
こちらの『Bells Of Chaos』は、前半は宇宙人をイメージさせるようなもの、中盤はアラビアンなライン、後半は目まぐるしく変化するサイケデリック・トランスという構成でまとめられています。
細かい部分まで作り込まれた名曲ですね。
Defence MechanismPost Modern Music

SFテイストのダークサイケが好きな方にオススメしたい作品が、こちらの『Defence Mechanism』。
ダークサイケはアコースティックな打ち込みを使うことが多いのですが、この曲は電子音楽だけで構成されています。
簡単なことのように思えるかもしれませんが、電子的なサウンドでダークサイケを構成するのは意外にも難しいんですよね。
そういった点からも、この曲の構成力の高さやアレンジのうまさがうかがえます。