23歳でファッション、35歳で音楽、39歳で味への扉が閉じる?
最近このような記事を目にし、気になったのでご紹介したいと思います。
23歳で新しいファッションへの扉が、35歳で新しい音楽への扉が、39歳で新しい味への扉が閉じるらしい!
海外のサイトの記事を翻訳してまとめてくださっています。
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さて、この記事に書かれていた内容で、最も気になった点がこれです。
27歳頃~33歳頃(年間CD購入枚数:5枚くらい)
この頃はバンドは何かしら続けていましたが、あまり音楽を聴かなくなりました。
「新しい聴いたことのない音楽」を求めることもなく、日常生活でも、それまでは自宅のオーディオや外出時は携帯音楽プレイヤーなどで聴いていましたが、そういうこともあまりしなくなっていました。
なぜそうなったのかは、よく分かりません。
結婚する訳でもなく、格別仕事が忙しくなった訳でもなく、音楽はもちろん好きでしたが、自ら新しいものを欲したり日常的に聴くことが気がつけば減っていました。
34歳~現在(年間CD購入枚数:10枚くらい)
34歳の時、マイケル・ジャクソンの「This is it ! 」を見てから、少しそれまでの流れが変わったように思います。
マイケルはそれまでは正直聴かず嫌いだったのですが、この映画を見てマイケルに対する見方が180度ひっくり返りました。
他にも自分の思い込みや不確かな噂によって、聴こうともせず損していることがあるのではないか?
もっとオープンマインドでいよう。
そう思うようになって、それまでよりは聴いたことのない音楽にまた興味が出てきた気がします。
大阪城ホールでMuseのライブを初めて見たのもこの頃です。
またその年、それまで私はギターのみでしたが、初めてギター&ヴォーカルをやってみようと思い立ちました。
まだまだ下手な歌ですが、それまで以上により演奏・歌うことが楽しめるようになった気がします。
最近も若いスタッフが聴いている音楽に興味があり、今はクリープハイプにハマっています。
と、振り返ってみて音楽に対する興味・感心の度合いを★5段階で評価すると
- 13歳~15歳:★★★
- 16歳~18歳:★★★★
- 19歳~22歳:★★★★★
- 23歳~26歳:★★★
- 27歳~33歳:★
- 34歳~現在:★★★
ということになります。
「どうも30歳くらいで一度扉が閉じかけたけれど、『This is it ! 』以降また開きかけている」気がします。
「20歳のときに聴いていた音楽は、それ以降の人生でもずっと好きでいる。」という点はまさにその通りだと思います。
当時聴いていた音楽は37歳の今聴いてもやはり好きですし、先日はベン・フォールズ・ファイブを久々偶然に耳にして、「やっぱりかっこええー!」とシビレていました。
35歳で閉じるのかどうかは分りませんが、例えば今流行っているヴォーカロイドを使っての楽曲制作などは、やはり取り組んでみようという気にはなりませんし、閉じかけているのかも知れませんね(笑)。
Daft Punkは大好きですけれど。
また以前何かの記事で目にしたのですが、「人は自分のルーツにない音楽は理解できない。
例えば、現代のエレクトロニカをバッハの時代の人々に聴かせても、何がいいのか分らないだろう」というものがありました。
これは確かにそうかなと思います。
自分が今まで聴いてきたものの蓄積として、新しく聴いたもののコンテクストを読み解けるのではないのでしょうか。
私の経験踏まえてまとめてみると。
- 35歳で音楽への扉が閉じるのは本当かも知れない。
- 20歳頃に聴いた音楽は一生楽しめる。
またその頃が一番新しい音楽に興味がある。
- 人は聴いてきた音楽の文脈でしか音楽を理解できない。
- 従って35歳以降もライフワークとして音楽を楽しみ、かつ新しい音楽を受入れられる可能性を高めるには、
- 20歳の頃にとにかく色んな音楽を聴いてみる。
ということになるのではないでしょうか。
さて、私はあと2年で味への扉も閉じてしまうかもしれません。
15年くらい前に、初めてタイ料理を食べた時、イマイチ何が美味しいのか分りませんでした。
つい先日15年ぶりくらいに食べたときは、その美味しさを分かることができました。
今のうちに色んな味を体験しておこうと思います♪
ライタープロフィール
ライブスポットラグ
平田 浩康
Live Spot RAGの平田浩康です。
15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。
生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。
大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。
それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。
大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。
日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。
今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。
もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。