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昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ

あなたは昭和初期というと、いつくらいの時代をご想像されるでしょうか?

本特集では、戦前から戦後直後の昭和初期に絞って、その頃の流行歌や唱歌、童謡を中心に楽曲をセレクトしてみました。

できるだけ「昭和のレトロ感」的なものをお楽しみいただきたいと考え、リンクの音源動画資料もなるべく原曲のオリジナル音源を選ぶように心がけています。

レトロなモノラルの音質とともに昭和初期の春の空気をお伝えできれば幸いです。

あの時代を思い出しつつ、ぜひ、みなさん一緒に口ずさみながらお楽しみください!

昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ(1〜20)

唱歌

花 滝廉太郎(童謡・唱歌)
花唱歌

春の情景を優しく描いた唱歌の名曲です。

満開の桜や春風に舞う花びらが目に浮かぶような、美しい楽曲。

歌詞には、咲き誇る花々の姿を通して、春の訪れを喜ぶ気持ちが表現されています。

高齢者の方にもなじみ深い曲なので、一緒に口ずさんでみるのはいかがでしょうか。

懐かしい思い出がよみがえり、心が温かくなるはずです。

春の散歩のお供にもぴったり。

季節の移ろいを感じながら、ゆったりと歩くのもすてきですね。

白い花の咲く頃岡本敦郎

白い花の咲く頃~唄 倍賞千恵子 (日本の女優、歌手、声優)
白い花の咲く頃岡本敦郎

岡本敦郎さんが歌う『白い花の咲く頃』についてご紹介します!

春の訪れを感じさせつつ、冬の名残も感じられる3月にぴったりの1曲です。

心に残る歌詞は、大切な人との別れを詩的に描きながら、それぞれの思い出の風景を想起させてくれます。

やわらかな春の日差しの中で、高齢者の方々と一緒にこの曲を聴きながら、過去を振り返ってみるのはいかがでしょうか。

懐かしい思い出話に花が咲くかもしれません。

音楽療法としても活用できる、心温まる楽曲です。

湖畔の乙女菊池章子

6歳で琵琶の免許皆伝となり、1939年に歌手としてのデビューを果たしたシンガー、菊池章子さん。

1942年11月15日にリリースされたシングル曲『湖畔の乙女』は、映画『湖畔の別れ』の主題歌として大ヒットとなりました。

透明感のある伸びやかなハイトーンボイスと叙情的なメロディーは、古き良き日本の音楽を感じさせられるのではないでしょうか。

日本語の美しさが詰まったリリックにも注目して聴いてほしい、エモーショナルなナンバーです。

旅の夜風霧島昇、ミス・コロムビア

旅の夜風 霧島昇さん ミス・コロムビアさん
旅の夜風霧島昇、ミス・コロムビア

『旅の夜風』は1938年に発売された昭和の歌謡曲です。

典型的な「すれ違い」の恋を描いた小説が原作の映画『愛染かつら』の主題歌として作られ、当時としては驚異的な80万枚を超えるヒット曲となりました。

曲のタイトルはわからなくても冒頭の歌詞が流れると、「あの『愛染かつら』の曲ですね」と言われる方も多いのではないでしょうか。

霧島昇さんとミス・コロムビアさんによる淡々と歌いながらもにじみ出る表現力の歌唱は、今聴いても胸を打ちます。

春の唄月村光子

1937年、昭和12年に発表された『春の唄』は、戦前にラジオを使って国民に向けた健全な歌の普及活動として放送された歌「国民歌謡」の一つとして大ヒットした、昭和初期の代表的な春の曲です。

歌唱を担当したのは、当時は東京音楽学校の教師であり、歌手としてレコードの吹込みを行っていた渡辺光子さん。

『春の唄』を発表した時点では結婚後という背景もあって月村光子名義となっていますが、渡辺さんは多くの芸名を使い分けていた女性歌手としても知られているのですね。

そんな渡辺さんの華やかな歌唱と春の訪れを迎えて楽しそうな町の人々を描いた歌詞が、いつの時代にも何となく浮かれてしまう春という季節の変わらぬ雰囲気を伝えてくれるのです。

春の哀歌荘司史郎

昭和初期の空気を今に伝える『春の哀歌』は、荘司史郎さんが心を込めて歌った名曲です。

1934年、時代の波に身を任せながらも、失われた愛と春のはかなさを象徴する花に託して訴えかけるこの楽曲は、その後の音楽シーンを彩る礎となりました。

別れの痛み描き出した歌詞に、荘司史郎さんの声が寄り添い、心に染みる歌唱に仕上がっています。

どなたにとってもどこか懐かしく、胸に迫る思いを感じ取れるはず。