昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ
あなたは「春」と聞いて、どんな歌を思い浮かべますか?
戦前から戦後にかけての昭和初期には、季節の移ろいを繊細に描いた流行歌や唱歌、童謡が数多く生まれました。
本特集では、そんな時代の春にまつわる歌謡曲や唱歌をたっぷりとお届けします。
リンク先の音源動画資料には当時のオリジナル音源を選んでいる曲もありますから、レトロな響きとともに当時の春の空気を味わってみてください。
懐かしいメロディーを口ずさみながら、穏やかな春のひとときをお楽しみいただければ幸いです。
- 【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った歌謡曲&今も歌い継がれる名曲を厳選
- 【高齢者向け】口ずさみたくなる春の歌。懐かしい名曲で季節を感じよう
- 【高齢者向け】4月に歌いたい春の名曲。懐かしい童謡や歌謡曲で心ほぐれるひととき
- 【高齢者向け】90代の方にオススメの春の歌。昭和の春曲まとめ
- 春に歌いたい童謡。子供と一緒に歌いたくなる名曲集
- 【春の歌】うららかな春に聴きたい定番ソング・最新ヒット曲集
- 【春うた】4月に聴きたい名曲。四月を彩る定番曲
- 春に聴きたい感動ソング。春の名曲、人気曲
- 【2026】じっくり聴きたい演歌の春歌。日本の春を感じる演歌の名曲まとめ
- 春うたメドレー。春に聴きたい名曲ベスト
- 昭和歌謡の名曲まとめ。時代を超えて愛される楽曲を一挙に紹介
- 【春うた】3月に聴きたい仲春の名曲。春ソング
- 【2026】聴くだけで思い出にタイムスリップ!50代におすすめの春ソング
昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ(21〜30)
丘を越えて藤山一郎
『青い山脈』といった超有名曲でも知られ、歌手として初めて国民栄誉賞を生前受賞した大スター、藤山一郎さんの人気を決定付けた名曲です!
こちらの『丘を越えて』は日本が誇る国民的な作曲家、古賀政男さんが明治大学マンドリン倶楽部のマンドリン合奏曲として作曲した『ピクニック』が原曲で、後に島田芳文さんによる詞が付けられて昭和6年に映画『姉』の主題歌として発表されたのが『丘を越えて』なのですね。
古賀さんが明治大学の学生として、二度と戻らない桜が満開の青春の日々を思いながら自身のマンドリンを弾いて作曲したというエピソード自体、なんだか映画のようですてきな話ですよね。
東京音楽学校を首席で卒業したという経歴を持ち、天性の豊かな声量と正確無比な藤山さんの歌唱でこの曲を聴いて、若き日に過ごした春の情景に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
旅の夜風霧島昇、ミス・コロムビア

『旅の夜風』は1938年に発売された昭和の歌謡曲です。
典型的な「すれ違い」の恋を描いた小説が原作の映画『愛染かつら』の主題歌として作られ、当時としては驚異的な80万枚を超えるヒット曲となりました。
曲のタイトルはわからなくても冒頭の歌詞が流れると、「あの『愛染かつら』の曲ですね」と言われる方も多いのではないでしょうか。
霧島昇さんとミス・コロムビアさんによる淡々と歌いながらもにじみ出る表現力の歌唱は、今聴いても胸を打ちます。
昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ(31〜40)
春よいずこ二葉あき子、藤山一郎

作詞と作曲を西條八十さんと古賀政男さんがそれぞれ務め、二葉あき子と藤山一郎が歌唱を担当という昭和の流行歌におけるゴールデンコンビが昭和15年に発表した楽曲が『春はいずこ』です。
同名の映画が同じく昭和15年に公開されており、その主題歌でもあるというのは当時の流行歌によくあるパターンですよね。
ちなみに作詞と作曲、歌手全員が共通している『なつかしの歌声』という楽曲も同映画の主題歌であり、実はこちらの『春よいずこ』は『なつかしの歌声』のレコードのB面曲として発表されています。
歌詞の内容としてはどちらも映画の内容に沿った感傷的なものという共通点はあるのですが、アップテンポなリズムで明るい曲調の『なつかしの歌声』と比べて『春よいずこ』はメロディも曲調もセンチメンタルで物悲しいというのが特徴です。
興味のある方は、ぜひ2つの曲を聴き比べてみてほしいですね。
さくら道成寺三門順子

1937年、三門順子さんによってリリースされヒット曲となりました。
「道成寺もの」といえば、『安珍・清姫伝説』をベースに作られた作品のことで、「能、歌舞伎、日本舞踊にも取り上げられるポピュラーなテーマです。
どんな伝説かというと、旅の僧、安珍に一目惚れし、思いに応えてもらえない清姫が大蛇となり、最後には安珍を焼き殺してしまうという、なんとも怖ろしくも真っすぐな愛の物語。
桜吹雪の中、狂おしく咲き乱れるドラマチックな愛の劇場にひととき身を置き、しっとりと聴き入ってみてください。
乙女の春淡谷のり子

日本におけるシャンソンの先駆者、「ブルースの女王」の愛称でも親しまれた、淡谷のり子さんの楽曲です。
『乙女の春』は1934年、昭和9年に発表された楽曲で、作曲は古関裕而さん、作詞は島田芳文さんが担当しています。
昭和の空気を強く感じる、コロムビアオーケストラによるおだやかなサウンドが印象的で、春のあたたかさを伝えるイメージですね。
歌詞では春にまつわる女性の姿が描かれており、遠くに向かって思いをはせる様子、涙を流す様子などが表現されています。
春の日の花と輝くアイルランド民謡
愛する人の若さや美しさは、時とともに移ろいゆくものです。
でも本作は、そんな変化を優しく受け入れながら、心の深い絆は永遠に変わらないと歌い上げる珠玉のラブソングです。
アイルランドの伝統的な旋律に乗せて、穏やかで温かい愛の誓いが胸に染みわたります。
1807年に発表された本作は、ハーバード大学の校歌や讃美歌としても親しまれています。
日本では堀内敬三さんの美しい訳詞により、由紀さおりさんと安田祥子さん姉妹のアルバムに収録されるなど、多くの人々に愛されています。
結婚式や卒業式といった人生の節目に、変わらぬ愛の証として歌われることの多い作品です。
春の歌内田元

昭和12年3月、NHK大阪中央放送局で国民歌謡として放送が始まった心温まる楽曲です。
内田元さんが作曲し、喜志邦三さんが作詞を手掛けたメロディは、当時の人々の暮らしに寄り添う親しみやすさを持っています。
全4番の歌詞には、花売りの愛らしいまなざしや、新鮮な野菜が並ぶ市場のにぎわい、巣立ちの鳥のさえずり、そよ風に揺れる春の情景が描かれています。
同年7月にはポリドールからレコードが発売され、翌年にはテイチクでも発売されました。
本作は、倍賞千恵子さんや、由紀さおりさん安田祥子さん姉妹など、多くのアーティストにカバーされ、春の訪れを喜ぶ気持ちを共有できる楽曲として愛され続けています。
春の始まりを感じる季節に、家族や友人と一緒に口ずさみたい一曲です。





