【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った流行歌&今も歌い継がれる名曲を厳選
出会いと別れの「春」。
寒かった長い冬が終わり、花々が咲き誇る穏やかで美しいこの季節が、1年のうちで最も好きな方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな春にちなんだ楽曲のなかから、昭和の時代に生まれた春ソングをピックアップ!
当時を知る人にとっては懐かしい昭和歌謡から、今も歌い継がれている名曲まで、幅広くご紹介します。
令和の今とは異なる春のとらえ方や、表現の仕方にも注目しながらお楽しみください。
もくじ
- 【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った流行歌&今も歌い継がれる名曲を厳選
- 三色すみれ桜田淳子
- 君は薔薇より美しい布施明
- あずさ2号狩人
- 微笑がえしキャンディーズ
- 春景色南野陽子
- 送春曲野口五郎
- 卒業写真荒井由実
- ひなげしの花アグネス・チャン
- くちびるNetwork岡田有希子
- たんぽぽ太田裕美
- 美しき春加山雄三
- 春を待つ手紙吉田拓郎
- 遥かなる恋人へ西城秀樹
- 私のハートはストップモーション桑江知子
- すみれの花咲く頃宝塚少女歌劇 月組
- なごり雪イルカ
- 春一番キャンディーズ
- 春なのに柏原芳恵
- 卒業斉藤由貴
- 赤いスイートピー松田聖子
- 時の流れに身をまかせテレサ・テン
- リンゴの唄並木路子
- 朧月夜唱歌
- 故郷唱歌
- 初恋村下孝蔵
- コットン気分杏里
- ほらね、春が来たうしろ髪ひかれ隊
- い・け・な・いルージュマジック忌野清志郎、坂本龍一
- 不思議なピーチパイ竹内まりや
- 色・ホワイトブレンド中山美穂
- 北国の春千昌夫
- 春だったね吉田拓郎
- 贈る言葉海援隊
- 春ラ!ラ!ラ!石野真子
- う、ふ、ふ、ふ、EPO
- 春の予感 -I’ve been mellow南沙織
- いい日旅立ち山口百恵
- じゃあねおニャン子クラブ
- 春風の誘惑小泉今日子
- 乙女の春淡谷のり子
- 春雷ふきのとう
- 萠黄色のスナップ安全地帯
- 桜前線小柳ルミ子
- 春風のいたずら山口百恵
- 春色のエアメール松本典子
- 襟裳岬森進一
- 春よ恋河合奈保子
- 春のからっ風泉谷しげる
- 春咲小紅矢野顕子
- 春の哀歌荘司史郎
- 卒業-GRADUATION-菊池桃子
- 桜咲く国OSK日本歌劇団
- 春のおとずれ小柳ルミ子
- 春おぼろ岩崎宏美
- うれしいひなまつり河村順子
- さくらの花の咲くころに渡辺美里
- 北国の春千昌夫
- 最後の春休み松任谷由実
【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った流行歌&今も歌い継がれる名曲を厳選(1〜20)
三色すみれ桜田淳子

初恋の淡い思いを三色のすみれの花に託した、1974年2月リリースの桜田淳子さんの楽曲です。
はかない恋心を歌ったこの楽曲は、オリコンチャート10位を記録し、約18.6万枚のヒットを記録しました。
阿久悠さんの紡ぐ繊細な歌詞と、中村泰士さんが紡ぎ出すメロディの融合が、純真な少女の切ない恋心を見事に表現しています。
本作は、期待と不安が交錯する思春期の心情を美しく描き出し、桜田淳子さんの透明感のある歌声が物語に深みを添えています。
待ち焦がれる気持ちとかなわぬ恋の切なさを胸に秘めた方の心に、優しく寄り添う1曲です。
君は薔薇より美しい布施明

長い年月をへて誰もが口ずさめる名曲となった布施明さんの代表作。
久しぶりに再会した女性の変貌ぶりに驚きながらも、その美しさに魅了される男性の心情を情感豊かに歌い上げています。
ゴダイゴのミッキー吉野さんが手掛けた洗練されたサウンドと、布施さんの力強くも繊細な歌声が見事に調和した1曲です。
1979年1月に発売され、カネボウ化粧品のCMソングとして起用。
当時のオリコン週間ランキングで8位を記録し、NHK紅白歌合戦にも4度の出場を果たしています。
春の訪れとともに心躍る再会の喜びを感じたい方、大切な人との思い出に浸りたい方にオススメの珠玉のラブソングです。
あずさ2号狩人

春の訪れを告げる都会の恋と別れを描いた、1977年代の名曲です。
都会の生活にすっかり疲れ果て、旅立ちを決意した主人公の心境が、濃密な情景とともにつづられています。
狩人のハーモニーが印象的な本作は、都倉俊一さんが手掛けた力強くも哀愁を帯びたメロディと、竜真知子さんによる繊細な歌詞が見事に調和しています。
1977年3月のリリース後、オリコン週間チャート4位、年間チャート15位を記録。
同年の日本レコード大賞新人賞も受賞した狩人の代表曲として、親しまれ続けています。
新しい一歩を踏み出そうとしている方、あるいは大切な誰かとの別れを経験された方の心に深く響く楽曲です。
朝の列車に揺られながら、穏やかな春の景色とともに聴いてみてはいかがでしょうか。
微笑がえしキャンディーズ

大切な人との別れを前にした女性の切ない思いを、爽やかな春風のような旋律に乗せて歌い上げたキャンディーズの至高の1曲です。
1978年2月のリリース後、オリコンチャートで1位を獲得し、累計100万枚を超える売り上げを記録しました。
引越しのシーンを通してカップルの別れを描いており、これまでの思い出を振り返る主人公の姿には笑顔の裏に隠された複雑な感情が映し出されています。
春の時期に大切な人との別れを経験した方に聴いていただきたい1曲です。
春景色南野陽子

卒業の春、大学に進学する女性と浪人生となってしまった彼氏の切ない心情を歌った、南野陽子さんの珠玉のラブソングです。
1986年4月にアルバム『ジェラート』に収録後、同年7月に『悲しみモニュメント』のB面として収録された本作は、神戸の街を舞台に青春の機微を繊細に描いています。
暖かな陽差しと桜舞う情景の中、環境の変化に戸惑う2人の思いが、ノスタルジックなメロディとともに胸に響きます。
恋愛や別れ、旅立ちといった人生の節目に、心に寄り添ってくれる曲として今も愛され続けているアイドルソングの名作です。
送春曲野口五郎

春が去り行く瞬間を繊細に描いた切ないバラードです。
野口五郎さんの伸びやかな歌声が、青春の哀愁と旅立ちの決意を見事に表現しています。
1978年12月にリリースされた本作は、オリコン14位、『ザ・ベストテン』8位を記録し、1979年の年間ランキングでも46位にランクインしました。
阿久悠さんと筒美京平さんのコンビによる作品で、春の雨の日を舞台に男女の物語が描かれています。
心に寄り添うような野口五郎さんの歌声とともに、男女の切ない関係性に胸を打たれる1曲です。