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【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った流行歌&今も歌い継がれる名曲を厳選

出会いと別れの「春」。

寒かった長い冬が終わり、花々が咲き誇る穏やかで美しいこの季節が、1年のうちで最も好きな方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そんな春にちなんだ楽曲のなかから、昭和の時代に生まれた春ソングをピックアップ!

当時を知る人にとっては懐かしい昭和歌謡から、今も歌い継がれている名曲まで、幅広くご紹介します。

令和の今とは異なる春のとらえ方や、表現の仕方にも注目しながらお楽しみください。

【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った流行歌&今も歌い継がれる名曲を厳選(31〜40)

じゃあねおニャン子クラブ

卒業ソングといえば、しんみりしたり感動的だったりするのが一般的。

おニャン子クラブの『じゃあね』は、このような常識を打ち破った明るく軽やかなお別れソングとして、ファンのみならず多くの人々から支持を得た楽曲です。

初のオリコンチャート1位、そしてグループ史上最高売り上げを記録しました。

「卒業を永遠の別れのように悲しんでしまうのはなぜだろう?」「これからも友達であることに変わりないのに……」明るいサウンドと前向きな歌詞が、そんな当たり前のことに気づかせてくれます。

春よ恋河合奈保子

河合奈保子さんの8枚目のシングル『愛をください』のB面に収録された楽曲です。

アップテンポでノリが良く、河合奈保子さんの高い歌唱力が際立っています。

恋に積極的で元気いっぱいの女性が、別れと出会いが同時に押し寄せる春を楽しむ様子が伝わってくる歌詞。

「別れの悲しみにいつまでもとらわれず、新しい出会いを思い切り楽しもう!」そんなポジティブな気持ちにさせられます。

たまには、ワクワクの連続だった昔の恋に思いをはせてみるのもいいかもしれませんね。

さくらの花の咲くころに渡辺美里

渡辺美里さんの『さくらの花の咲くころに』は、春の訪れとともに新しい門出を描いた楽曲です。

1988年に発表されて以来、時をへても色あせることのない歌詞は、別れの季節に思いを巡らせます。

渡辺さんの優しくも力強い声は、多くのリスナーにエールを送り、春の日の爽やかな気持ちへと導くことでしょう。

風の強い春の日に心が揺れるときにこそ、この曲を聴いてみてください。

朧月夜唱歌

【BS日本・こころの歌】朧月夜 − FORESTA
朧月夜唱歌

春の夕暮れ時の情景を美しく描き出した楽曲は、菜の花畠に広がる夕日と霞、空に浮かぶ淡い月光が織りなす風景を、繊細な筆致で表現しています。

のどかな里山の情景とともに、森の色や田んぼの小道を歩く人々の姿、蛙の鳴き声や鐘の音など、日本の春の風物詩を優しく包み込んだ作品に仕上がっています。

1914年に文部省唱歌として発表された本作は、高野辰之さんの詞と岡野貞一さんの曲が見事に調和し、学校教育の場でも長く親しまれてきました。

2009年には森山愛子さんがカバー、2023年6月には西田あいさんが番組で歌唱するなど、世代を超えて愛され続けています。

穏やかな春の夕べに聴きたい一曲として、心に染み入る温かさを感じさせてくれることでしょう。

乙女の春淡谷のり子

日本におけるシャンソンの先駆者、「ブルースの女王」の愛称でも親しまれた、淡谷のり子さんの楽曲です。

『乙女の春』は1934年、昭和9年に発表された楽曲で、作曲は古関裕而さん、作詞は島田芳文さんが担当しています。

昭和の空気を強く感じる、コロムビアオーケストラによるおだやかなサウンドが印象的で、春のあたたかさを伝えるイメージですね。

歌詞では春にまつわる女性の姿が描かれており、遠くに向かって思いをはせる様子、涙を流す様子などが表現されています。

【昭和に生まれた春の歌】時代を彩った流行歌&今も歌い継がれる名曲を厳選(41〜50)

春雷ふきのとう

☆彡 春雷/ ふきのとう  (1979年) ≪歌詞≫ 2024年 ≪No.6≫
春雷ふきのとう

春を彩る花々のように、昭和の音楽シーンに咲いたふきのとうによる1979年の名曲『春雷』。

曲の主人公は、突然の春雷とともに散る白い花を見つめながら、別れた人のことを思う様子が心情豊かに描かれています。

この涙腺を刺激する歌詞は、もともとは男女の別れを描いたものでしたが、山木康世さんの母への願いが込められ、現在の形に変更されました。

つらい別れを経験した人、温かい春の訪れを感じたい人へ、ぜひお聴きいただきたいオススメの1曲です。

桜前線小柳ルミ子

1976年にリリースされた小柳ルミ子さんの『桜前線』は、春の幕開けとともに訪れる新たな始まりを優しく切ないメロディで描いています。

歌詞の中では、日本の各地を巡る旅の情景と心の移り変わりが繊細につづられており、失ったものへの思いや新しい季節の始まりに対する期待が交錯しています。

春に思いを馳せながら聴きたい小柳ルミ子さんの温もりあるボーカルが、心に寄り添う一曲です。

とくに桜が咲き誇る季節に、自分自身の新たなスタートを切るとき、そして何かを失い寂しさを感じたときに、力強い味方になってくれるはずです。