昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ
あなたは「春」と聞いて、どんな歌を思い浮かべますか?
戦前から戦後にかけての昭和初期には、季節の移ろいを繊細に描いた流行歌や唱歌、童謡が数多く生まれました。
本特集では、そんな時代の春にまつわる歌謡曲や唱歌をたっぷりとお届けします。
リンク先の音源動画資料には当時のオリジナル音源を選んでいる曲もありますから、レトロな響きとともに当時の春の空気を味わってみてください。
懐かしいメロディーを口ずさみながら、穏やかな春のひとときをお楽しみいただければ幸いです。
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昭和初期の春の歌。春を感じる歌謡曲や唱歌まとめ(41〜50)
春の小川

春を歌った童謡として、まっ先にこの歌が思い浮かぶ、という方もきっと多いのではないでしょうか?
この曲『春の小川』は1912年に文部省唱歌として発表された楽曲で、長きに渡り季節の童謡として愛されている1曲です。
1912年に発表されたものは3番まで歌詞がありますが、その後1942年と1947年に歌詞が変更されていて今の歌詞になりました。
春に聴きたくなる、というよりも春が近くなるとウキウキとした気持ちになる、その気分を盛り上げるために2月頃から取り入れたい楽曲ですね。
春よ来い

早く冬が終わってほしいな、と春を心待ちにしていた方も多いでしょう。
そんな春を待ち焦がれる様子と、春が近づいてきて浮足立つ気持ちを描いたのが『春よ来い』です。
製作されたのは1923年なのですが、今なお多くの人に愛されている名曲です。
メロディーがゆっくりなので歌いやすいですし、歌詞が短いのでおぼえやすくもあります。
また、春の温かみを感じられる曲でもありますね。
ちなみに、曲中に登場する女の子は、作詞を担当した相馬御風さんの娘さんのことだそうですよ。
さくらさくら唱歌

春といえば真っ先に思い浮かぶのは桜の花ではないでしょうか?
他にも有名は花はたくさんありますが目を閉じてまぶたの裏に思い描くのは桜並木ですよね。
そしてこの曲『さくらさくら』は日本を代表する楽曲、さくらソングですよね。
お琴の練習曲としても有名な1曲ですよね。
よく日本を象徴するような場面でもBGMとして流れています。
昭和16年より前は歌詞も少し違っていたようでまた古い歌詞で歌ってみるのも楽しいです。
日本の美しい四季、春を代表する1曲です。
うれしいひなまつり

2006年、日本において文化庁とが親子に長く歌い継がれてほしいという名目で童謡や唱歌、歌謡曲などから選定した101曲が「日本の歌百選」として発表されました。
本稿で紹介している『うれしいひなまつり』は、その101曲に選ばれた楽曲の1つです。
説明するまでもなく有名な童謡ですし、誰もが聴いたことのある曲ですよね。
昭和10年にサトウハチローさんの作詞、河村直則さん作曲による童謡として発表され、タイトル通りひな祭りをテーマとした『うれしいひなまつり』ですが、ひな祭りを楽しく過ごす時間を情緒的に描いた歌詞にもかかわらず、マイナーコードを基調としたいわゆる「短調」の曲というのがおもしろいですよね。
また、実際のひな人形に対して不正確な描写があることも事実ではあるのですが、楽曲の素晴らしさは変わらないからこそ、冒頭で述べたように日本を代表する春の童謡としていつまでも愛され続けているのでしょう。
さくら道成寺三門順子

1937年、三門順子さんによってリリースされヒット曲となりました。
「道成寺もの」といえば、『安珍・清姫伝説』をベースに作られた作品のことで、「能、歌舞伎、日本舞踊にも取り上げられるポピュラーなテーマです。
どんな伝説かというと、旅の僧、安珍に一目惚れし、思いに応えてもらえない清姫が大蛇となり、最後には安珍を焼き殺してしまうという、なんとも怖ろしくも真っすぐな愛の物語。
桜吹雪の中、狂おしく咲き乱れるドラマチックな愛の劇場にひととき身を置き、しっとりと聴き入ってみてください。
春よいずこ二葉あき子、藤山一郎

作詞と作曲を西條八十さんと古賀政男さんがそれぞれ務め、二葉あき子と藤山一郎が歌唱を担当という昭和の流行歌におけるゴールデンコンビが昭和15年に発表した楽曲が『春はいずこ』です。
同名の映画が同じく昭和15年に公開されており、その主題歌でもあるというのは当時の流行歌によくあるパターンですよね。
ちなみに作詞と作曲、歌手全員が共通している『なつかしの歌声』という楽曲も同映画の主題歌であり、実はこちらの『春よいずこ』は『なつかしの歌声』のレコードのB面曲として発表されています。
歌詞の内容としてはどちらも映画の内容に沿った感傷的なものという共通点はあるのですが、アップテンポなリズムで明るい曲調の『なつかしの歌声』と比べて『春よいずこ』はメロディも曲調もセンチメンタルで物悲しいというのが特徴です。
興味のある方は、ぜひ2つの曲を聴き比べてみてほしいですね。
故郷唱歌

青い山、清らかな水、そして幼い頃に遊んだ思い出。
懐かしい故郷の風景と、離れて暮らす家族や友人への思いを優しく包み込むメロディーは、誰の心にも響く普遍的な魅力を持っています。
1914年に文部省唱歌として発表された本作は、高野辰之さんと岡野貞一さんによって生み出され、当時の日本の農村風景や生活を色濃く反映しています。
1998年の長野オリンピック閉会式で歌われ、多くの人々に感動を与えました。
ト長調の3拍子で紡がれるシンプルで覚えやすい旋律は、卒業式や成人式など人生の節目に歌われ続けています。
郷愁を誘う歌詞とメロディーは、故郷を離れて暮らす全ての人の心に寄り添う、まさに日本の心を象徴する楽曲といえるでしょう。



