【ベートーヴェン】ピアノで簡単に弾ける珠玉の名曲をピックアップ
音楽史において最も偉大な作曲家の1人、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
32曲のピアノソナタをはじめ、交響曲、室内楽曲、オペラ、宗教曲など、さまざまな形式の名曲を残したことでも知られ、生誕から250年以上経過した今でも、世界中で愛されているクラシック作曲家の1人です。
今回はそんなベートーヴェンの作品のなかでも、ピアノで演奏しやすい比較的簡単な楽曲をピックアップしました。
ピアノ独奏用に作曲されたものに限らず、交響曲のアレンジなど幅広くセレクトしていますので、ぜひご自分にピッタリの作品を見つけてチャレンジしてみてくださいね!
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【ベートーヴェン】ピアノで簡単に弾ける珠玉の名曲をピックアップ(11〜15)
7つのレントラー WoO 11 第3番Ludwig van Beethoven

オーストリアの民俗舞曲「レントラー」を基にしたこの楽曲は、明るく軽快な旋律が魅力的なピアノ作品です。
1799年にウィーンで公開された本作は、シンプルで親しみやすい和声と旋律が特徴で、当時の舞踏会で人気を博していました。
3拍子のリズムとアルプス地方の素朴な雰囲気を持ちながら、洗練された音楽性が感じられます。
ピアノの表現力を養いたい方やクラシック音楽に触れてみたい方におすすめで、コンサートでの演奏曲としても映えます。
2023年のピティナ・ピアノコンペティションではB級クラシック課題曲として選定されており、その魅力は現代でも色あせていません。
ソナチネ 第5番 第1楽章 ト長調Ludwig van Beethoven

発表会でも人気の作品『ソナチネ 第5番 第1楽章』。
初心者から中級者向けのベートーヴェンの作品として有名ですね。
この作品はA-BA-BA-Cの形式を取っているのですが、一番の難所はAパート。
それぞれのフレーズを弾き終わり、次のフレーズに移る際に反動で音が強くなってしまうことがあります。
そのため指の柔らかさは常に意識しなければなりません。
締めのCパートの抑揚を意識すると楽曲が一気に映えますので、参考にしてみてください。
6つのエコセーズ 第5番Ludwig van Beethoven

変ホ長調で綴られた優雅な舞曲は、明るく活気に満ちた雰囲気が印象的です。
1807年に出版されたこの楽曲は、スコットランドのフォークダンスの様式を取り入れ、約30秒という短い演奏時間ながらも、ピアノならではの音色と表現力が存分に引き出されています。
2/4拍子のリズムと軽快な旋律が織りなす優雅な世界観は、聴く人の心を魅了します。
本作は、左手の跳躍やターンなど、技術的な要素も含まれていますが、サロン音楽としての親しみやすさを兼ね備えており、ピアノを学ぶ方にとって格好の練習曲となるでしょう。
演奏者の表現力を引き出せる魅力的な1曲です。
ピアノのための11の新しいバガテル Op.119 第8曲 ハ長調Ludwig van Beethoven

ハ長調で書かれた小品は、たった20小節の中に豊かな音楽の世界が広がっています。
メロディと伴奏のバランスが絶妙で、滑らかな和声進行が心地よい雰囲気を醸し出しています。
本作には予期せぬ和声の変化が織り込まれており、聴く人の心に新鮮な感動をもたらします。
1820年から1822年にかけて作曲された本作は、誰もが親しみやすい旋律とシンプルな構成が魅力です。
レガートやスタッカートの表現を練習したい方や、短い曲で音楽性を磨きたい方におすすめです。
落ち着いた気分で音楽を楽しみたい時に、ぴったりの一曲となるでしょう。
パイジェッロの歌劇 「水車屋の娘」の二重唱 「わが心もはやうつろになりて」による6つの変奏曲 WoO.70Ludwig van Beethoven

子どもの発表会でも演奏されることが多いベートーヴェンの名曲『パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の二重唱「わが心もはやうつろになりて」による6つの変奏曲 WoO.70』。
この作品は曲順を追って華やかに展開されていきます。
第6変奏は47小節とやや長いものの、基本的な難易度は低く、中級や初級のなかの上位にあたる作品です。
16分音符の音型の練習になるため、左右で弾く練習を終えた方はぜひ挑戦してみてください。