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【ベートーヴェン】ピアノで簡単に弾ける珠玉の名曲をピックアップ

音楽史において最も偉大な作曲家の1人、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

32曲のピアノソナタをはじめ、交響曲、室内楽曲、オペラ、宗教曲など、さまざまな形式の名曲を残したことでも知られ、生誕から250年以上経過した今でも、世界中で愛されているクラシック作曲家の1人です。

今回はそんなベートーヴェンの作品のなかでも、ピアノで演奏しやすい比較的簡単な楽曲をピックアップしました。

ピアノ独奏用に作曲されたものに限らず、交響曲のアレンジなど幅広くセレクトしていますので、ぜひご自分にピッタリの作品を見つけてチャレンジしてみてくださいね!

もくじ

【ベートーヴェン】ピアノで簡単に弾ける珠玉の名曲をピックアップ(21〜40)

7つのバガテル Op.33 第1番Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン/7つのバガテル,Op.33 1. 変ホ長調 pf.小佐野圭
7つのバガテル Op.33 第1番Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンの名作『7つのバガテル Op.33 第1番』。

もともとピアノソナタの楽章の候補として作られた作品のため、やや難しい部分があるものの、全体としては初心者でも取り組みやすい簡単な曲調にまとめられています。

変ホ長調にまとめられた本作は、全体的にゆったりとしたリズムでまとめられており、次のフレーズまでの時間もしっかりと取れます。

ベートーヴェンの作品のなかではややマイナーですが、演奏しているピアニストが多いので、ぜひ参考にしてみてください。

エコセーズ WoO.23Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンが生きていた時代は、2拍子の舞曲がブームになっていました。

こちらの『エコセーズ WoO.23』はそんな2拍子で演奏される、当時の時代背景を色濃く反映した作品です。

A-B-A-Bダッシュ、C-C-D-Bダッシュの形式をとった本作の難所は、AパートとCパート。

Aパートは裏拍子から始まるため、裏拍子に慣れていないと演奏が難しいかと思います。

Cパートは右手のスラーが重要で、柔らかいタッチが求められます。

どちらも慣れれば特に難しいわけではないので、初心者の方でも取り組みやすい作品といえるでしょう。

6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

第42回 入賞者記念コンサート A1級 [金賞] 継國 瑠嘉/ベートーヴェン:6つのエコセーズ WoO.83
6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

スコットランドの舞曲、エコセーズを取り入れたベートーヴェンの名作『6つのエコセーズ WoO.83』。

初心者向けの作品として知られており、『エリーゼのために』や『月光 第1楽章』の次に初心者に演奏されることが多い作品です。

この作品のポイントはテンポの速さにあります。

基礎ができてないとアンバランスな音になってしまうため、速度表記や音の強弱を意識するようにしましょう。

表現力があると一気に聴き映えるので、ぜひ挑戦してみてください。

トルコ行進曲 アテネの廃墟~第4曲Ludwig van Beethoven

トルコ行進曲 ベートーヴェン Turkish March Beethoven
トルコ行進曲 アテネの廃墟~第4曲Ludwig van Beethoven

兵隊が足並みをそろえて行進していく様子が目に浮かぶ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲の『トルコ行進曲』。

ピアノを習い始めた子供たちが一度は弾いてみたいと憧れる作品であり、発表会の定番曲としても知られています。

明るく平和な雰囲気の中に力強さも感じられる、かっこよく演奏したい男の子にピッタリの1曲!

左手はテンポをしっかりキープしながら歯切れよく、右手は音が転ばないように正確に弾いて、兵隊の行進のりりしさを表現できるといいですね。

さらばピアノよLudwig van Beethoven

さらばピアノよ(伝 ベートーヴェン)Beethoven (attributed) – Adieu to the Piano – pianomaedaful
さらばピアノよLudwig van Beethoven

ベートーヴェンの最後の作品と言われている作品『さらばピアノよ』。

実際のところはこの楽曲をリリースしたブージー出版社による創作なのではないかとの説もありますが、今回は一応、ベートーヴェンの楽曲として紹介させていただきます。

この作品の難易度はA。

初心者でも簡単に弾けるレベルの作品です。

主旋律に若干の難所があるものの、練習を繰り返せばすぐに習得できると思います。

始めたての方は、ぜひチェックしてみてください。

ト調のメヌエットLudwig van Beethoven

誰でも一度は耳にしたことがある楽曲、『ト調のメヌエット』。

メロディーは有名ですが、タイトルは世間的にはそこまで知られていない作品ですね。

3/4拍子にまとめられた本作は、テンポの指定こそありませんが、一般的には、軽快なテンポで演奏されることが多いようです。

A-A-B-Aの形式を取っており、Aパートが弾ければ楽曲の半分はクリアしたといっても問題ありません。

BパートはAパートと雰囲気が大きく異なるので、移行するときは自然な演奏を心がけましょう。

おわりに

今回はベートーヴェンが作曲したピアノ作品のなかでも、比較的簡単な楽曲をピックアップいたしました!

ピアノというのは奥深いもので、易しい作品でも求める完成度で難易度が大きく変わってきます。

今回の楽曲を弾けたとしても、高いレベルを求めるとなれば、きっとさらなる課題が見つかってくるはずです。

ベートーヴェンに限らずクラシックピアノは難しい印象がある方も多いかと思いますが、弾きやすい作品からチャレンジして、モチベーションを保ちながら練習を継続しましょう!