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【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品

ピアノを弾けるようになりたい方にとって憧れとも言えるクラシックの作品は、ある程度ピアノが弾けるようになってからでないと無理……そんなふうにお考えの方、多いのではないでしょうか。

そんな方にオススメしたい、初心者向けの弾けたらかっこいいクラシック作品をピックアップしてみました!

華やかでダイナミックなピアノ曲はどうしても高度な技術を要求される場合も多いですが、今回紹介しているピアノ曲は初心者でも十分に手の届くレベルで、短いながらもかっこいいフレーズを楽しめる名曲ばかりです。

初心者向けにアレンジされた有名な曲もご紹介しているので、お子さまの発表会曲をお探しの方も、大人になってからピアノを始めた方も、ぜひチェックしてみてくださいね!

【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品(1〜20)

天国と地獄より序曲Jacques Offenbach

【運動会の曲】天国と地獄 (ピアノ簡単)【初心者向け・ドレミ付き】(Orpheus in Der Unterwelt~CAN CAN)
天国と地獄より序曲Jacques Offenbach

フランスの作曲家ジャック・オッフェンバックが1858年に作曲したオペレッタの序曲。

軽快で華やかなテンポが特徴的で、本来古典的なギリシャ神話のパロディとして作られましたが、現代では運動会やスポーツイベントなどでよく使用されています。

テンポは始めはゆっくりから練習し、徐々に上げていけるとこの曲の持つ軽快さをより表現できるようになりますよ。

ピアノを始めたばかりの方にもオススメなので、簡単な編曲版で練習してみるのはいかがでしょうか?

トランペットのメヌエットWilliam Duncombe

「トランペットのメヌエット」W.ダンカム作曲(先生が選んだ ピアノ発表会名曲集1より)
トランペットのメヌエットWilliam Duncombe

小さな子どもたちはもちろん、大人になってからピアノを始めた方でようやく両手で少しずつピアノが弾けるようになってきた、という方にもおすすめの楽曲が『トランペットのメヌエット』です。

シンプルな同音連打からの優美なメロディへと流れるように展開していく楽興構成は、弾いているだけで「ピアノを弾いているなあ」という気持ちにさせてくれますよ!

技術的には全く難しいものではないですが、伴奏の左手とのバランスを考えながら気持ちを込めて表現してみてくださいね。

蝶々Henri Van Gael

【ピアノ発表会おすすめ】蝶々 ♫ ゲール / Les Papillons , Gael
蝶々Henri Van Gael

ベルギーの作曲家アンリ・ヴァン・ゲールが手掛けた、軽やかで優美な旋律が印象的な本作。

蝶が舞う姿をイメージさせる音の動きは、聴く人の心を和ませてくれます。

1846年生まれのゲールは、生涯で約200曲もの作品を残しましたが、本作はその中でもとくに親しまれている1曲です。

前半のイ短調から後半のイ長調への移行は、まるで蝶が羽ばたき、高く舞い上がっていくかのよう。

優雅さと儚さを同時に表現した美しい曲調は、ピアノ発表会でもよく演奏される人気曲となっています。

ピアノを始めたばかりの方にもオススメの、心温まる素敵な作品です。

狩の曲Cornelius Gurlitt

【ピアノ発表会おすすめ】狩りの曲 ♫ グルリット / Hunting Op.210-7, Gurlitt
狩の曲Cornelius Gurlitt

19世紀に活躍したドイツの作曲家、コルネリウス・グルリットはピアノの初心者や子ども向けの作品集が最も知られており、こちらで紹介している『狩の曲』はピアノ曲集『こども音楽会 Op.210』の中からの1曲です。

非常に短い曲ではありますが躍動感のある、まさに狩りの一幕を表現したような展開は初級の方が弾けるようになればかっこいいですよ。

頻繁に登場するスラー、7度の跳躍進行など特に手が小さな方には取っつきづらい部分もありますが、技術的には初級レベルで十分対応できるものですから、短いながらも曲の展開に表情をつけられるように意識してみてくださいね。

アングレーズJohann Georg Leopold Mozart

【ピアノ発表会おすすめ】アングレーズ ♫ L.モーツァルト / Anglaise , L.Mozart
アングレーズJohann Georg Leopold Mozart

モーツァルト、といってもヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトではなくお父さんのレオポルト・モーツァルトが作曲を手掛けた『アングレーズ』は、17世紀にはやったというリズミカルな2拍子を用いたイギリス風の舞曲です。

バロック時代と古典派のちょうど狭間辺りに作曲された作品ということで、どちらの作風の影響も感じられるというのが特徴的なのですね。

お子さま向けの楽譜にも掲載されることが多い作品ですが、バロック時代の音楽らしく左手で和音の伴奏、右手がメロディ……というのではなくどちらも独立した旋律を奏でる構成にやや難しさを感じるかもしれませんね。

とはいえ基本ができていれば問題なく弾けるレベルですから、上品で華やかなメロディの美しさ、かっこよさをぜひ滑らかに表現できるように頑張りましょう!