【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品
ピアノを弾けるようになりたい方にとって憧れとも言えるクラシックの作品は、ある程度ピアノが弾けるようになってからでないと無理……そんなふうにお考えの方、多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメしたい、初心者向けの弾けたらかっこいいクラシック作品をピックアップしてみました!
華やかでダイナミックなピアノ曲はどうしても高度な技術を要求される場合も多いですが、今回紹介しているピアノ曲は初心者でも十分に手の届くレベルで、短いながらもかっこいいフレーズを楽しめる名曲ばかりです。
初心者向けにアレンジされた有名な曲もご紹介しているので、お子さまの発表会曲をお探しの方も、大人になってからピアノを始めた方も、ぜひチェックしてみてくださいね!
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【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品(1〜20)
真夜中の火祭りNEW!平吉毅州

炎が燃え盛る情景を思わせる熱烈な日本人作曲家、平吉毅州さんによるピアノ独奏曲です。
ダイナミックで激しい響きと、緻密なアーティキュレーションが見事に調和し、夜空に舞い上がる火の粒を表現しています。
独特の変拍子が生み出す躍動感と、スペイン舞踊を思わせるリズムパターンが、聴く人の心を高揚させます。
2024年度PTNAピアノコンペティションの課題曲に選定されており、ピアノ学習者の技術向上に役立つ作品としても評価が高まっています。
短調の響きながらも暗さを感じさせない力強さがあり、暑い夏の夜に聴くことで心が躍るような清涼感が得られる一曲です。
カノンJohann Pachelbel

バロック音楽の大家ヨハン・パッヘルベルによる名作『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』。
『パッヘルベルのカノン』として知られていますね。
ヴァイオリンと通奏低音のために作曲されたこの曲は、穏やかさと喜びに満ちた特徴が高く評価されています。
魅力的な和音進行と地を這うようなベースラインの構造により、無限のバリエーションが可能。
優雅なメロディは聴いていて心地よく、喜びも感じられます。
おなじ和音進行が続くため初心者の方でも弾きやすく、ピアノ発表会の定番曲としても人気があります。
シンプルな対位法のスタイルで知られるパッヘルベルの作品は、20世紀中頃にバロック音楽への関心が高まり再評価されました。
音楽を愛する全ての方にオススメの1曲です。
魔女たちのおどりTheodor Kullak

ドイツの作曲家、テオドール・クラック作曲の『魔女たちの踊り』は、発表会曲やコンクールの課題曲としてたびたび選曲される人気の高い作品です。
魔女たちが輪になって怪しい踊りを踊っている光景が思い浮かぶような不気味な曲調が、なんともかっこいいですよね!
1分ほどの短い曲の中に、音階を弾くために必要な親指くぐりや、指先を使ったスタッカート、隣り合う指を交互に素早く動かすトリルなど、ピアノを弾くうえで必要となる基礎的なテクニックが詰まっている、これからテクニックを磨いていきたい方にもピッタリの作品です!
子供のためのアルバム 作品68 第8曲 勇敢な騎手Robert Schumann

ロマン派を代表するドイツの作曲家、ロベルト・シューマンが作曲した43曲からなるピアノ小曲集『子供のためのアルバム』の第8曲『勇敢な騎手』を紹介します。
『乱暴な騎士』という邦題でも知られるこの曲は、1分に満たない作品ながら力強さと上品さを兼ね備えたロマン派らしい旋律と、三部形式の構成で中間部はヘ長調へと転調する展開もなかなかにドラマチックですね。
もともとのタイトルは『揺り木馬の騎士』というタイトルだったそうで、邦題につられて乱暴なタッチにならないように、8分の6拍子のリズムと3連符を常に意識しながら表情をつけつつ演奏することを心がけましょう。
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

『トルコ行進曲』と言われて最初に思い出すのは、モーツァルトかベートーヴェンが手掛けた作品のどちらかではないでしょうか。
今回初級者向けということで取り上げているのは後者の作品で、ベートーヴェンが1811年に作曲した『アテネの廃墟』という劇付随音楽の中の第4曲がそれにあたります。
作曲者本人が自ら『トルコ行進曲』と名付けたそうで、ピアノソロ用として簡単に編曲されたバージョンが発表会などでも好んで演奏されているのですね。
18世紀ごろにはやったとされている特徴的なトルコ風のリズムと、軍隊の行進を表現する勇壮なメロディもかっこいいですよね。
右手の細かい動きがやや難しいかもしれませんが、初級の方でも慣れてしまえばそれほど困難なものではないですよ!