【高齢者向け】座位のまま楽しめる!ボール体操とレクリエーション
多くの高齢者施設では、レクリエーションや日課で体操をしますよね。
いつも同じだったり似たような体操になっていませんか?
そこで今回は「座ってできるボールを使った体操」のアイデアをご紹介します。
高齢者の方にもなじみのあるボールを使用することで、体操に消極的な方も取り組みやすくなるかもしれませんね。
座ってできる体操なので、体への負担も少なく、安全にご参加いただけそうです!
掴みやすい大きさなら100均で販売しているゴム製のボールや風船でもいいですよ。
筋力アップや協調性も身に付き、認知症予防にもつながります。
ぜひ、体操の時間にご活用ください!
【高齢者向け】座位のまま楽しめる!ボール体操とレクリエーション(11〜20)
リラックス運動

ボールを背中にあてて体操をする、リラックス運動をご紹介します。
日々の暮らしの中で、不安や孤独感を感じる高齢者の方は多いようです。
加齢による身体機能や認知機能の低下からの不安、家族と一緒にいる機会が少なくなってきていることによる孤独感などがあげられます。
そこで、不安や孤独感を解消できるような、リラック運動はいかがでしょうか?
椅子に座って、ボールを背中と背もたれの間ではさんで横にゴロゴロ移動しましょう。
さらに、深呼吸をすると気持ちがリフレッシュできます。
数人でおこなえば、会話も生まれ気分転換になるかもしれませんよ。
起立動作と歩行の安定性の向上にオススメな体操

ボールを使ってひざや足首、股関節など、下半身のスムーズな動きを鍛えていく体操です。
下半身へのの力の入れ方に意識を向けることで、日々の歩行の安定や、立ち上がる動きが向上します。
ボールを使うことで、どの部分に力を入れればいいのか、どの筋肉が使われているかがわかりやすいところも大切なポイントです。
ボールに注目するとのぞき込むように腰を曲げてしまう場合もあるので、正しい姿勢を意識して、体に負担がかからないように進めることもしっかりと意識しましょう。
ゴムボールで下半身体操

高齢者の方は歩行中も足が上がりづらくなっているので、転倒防止のためにも足を上げることを心掛けましょう。
今回は100円ショップなどで手にはいるゴムボールを使った体操です。
ボールはドッジボールやバレーボールくらいの大きさのものを用意します。
椅子に座った体勢で体の前に持ったボールを太ももを上げて膝でタッチする、床に置いたボールに片足をのせてグルグルと足が離れないようにまわす、といった意識して足を上げる体操になっています。
365歩のマーチのリズム体操

水前寺清子さんの楽曲『365歩のマーチ』のリズムに合わせて、ボールを動かしていく体操です。
リズムがわかりやすい曲なので、そこを意識して体をしっかりと動かしてもらいましょう。
前に向かって進んでいく曲の世界観に合わせて、ボールを足で動かすことに注目した体操ですね。
足踏みの動きもしっかりと取り入れて、足を持ち上げる力や、ひざの関節をなめらかに動かすことを目指していきましょう。
ボールを使うことで、力を入れる部分がわかりやすいところも注目したいポイントですね。
コミュニケーションのきっかけに!レクにも最適ボール体操

ボールを使ってスムーズにコミュニケーションをとってもらうレクリエーションです。
話のテーマを決めて、ボールを持っている人がお題に合わせた言葉を発表し、次の人にボールを回します。
テンポを意識してお題に合わせた言葉を考えていけば、脳トレの効果も期待されますね。
クイズ形式のお題で考える要素を加える、ボールの渡し方を工夫するなど、さまざまなアレンジを加えても盛り上りそうです。
自己紹介から、徐々に難しいお題にしていけば、その場のチームワークも高まっていきそうですね。
脳トレボール体操

ボールの動かし方に意識を向けて、体を鍛えるだけでなく脳の活性化にもつなげていく体操です。
ボールを上からつかむ動きと、下からつかむ動きを交互に繰り返すことからスタートして、ボールを持っていない手の動きや足の動きなどを加えていきます。
ボールをつかむ位置を変える動きは、瞬発力と握力が必要なので、この部分が難しい場合にはボールを握る動きなどの別の動作に変更するのがよさそうですね。
両手と両足で違う動きをおこなうことが何よりも重要なので、体に負担がかからないように進行していきましょう。
【高齢者向け】座位のまま楽しめる!ボール体操とレクリエーション(21〜30)
風船リレー

運動会やイベントなどでもオススメな、風船リレーをご紹介します。
バトンの上に膨らませた風船をのせて、リレーをしていきますよ。
風船が乗ったバトンを持ちながら、風船を落とさない様に歩いて次の相手にバトンを渡します。
バトンの上をフワフワと風船が動くので、簡単そうに見えて実は難しいゲームのようです。
数チームに分かれて、おこなうとさらに楽しめそうですよ。
声を掛け合って協力することもあるので、コミュニケーションが生まれるかもしれません。
風船が落ちても焦らずに、取り組んでみてくださいね。