座ってできるコグニサイズ。簡単認知症予防。
コグニサイズをご存知ですか?
頭を使う課題と運動を組み合わせた、脳と身体を効果的に鍛える運動です。
認知症予防に効果的なので介護施設やデイサービスで取り入れている場合も多いのではないでしょうか。
今回は座ってできるコグニサイズをご紹介します。
簡単なものから難しいもの、リズムに合わせて行うものや数字を使った複雑なものもあります。
続けるには楽しむことが大切です!
ぜひ参加者にあったものを見つけて挑戦してみてくださいね!
座ってできるコグニサイズ。簡単認知症予防。(11〜15)
しりとりでコグニサイズ

誰でも、いつでもできるしりとりを使ったコグニサイズをご紹介します。
やり方は簡単!
足踏み運動をしながら、皆さんおなじみのしりとりをするだけ!
たったこれだけです。
1人でする時や、複数人でおこなう場合も10回程度のラリーができることを目指しておこなってみましょう。
足踏みに集中すると言葉が出てこず、考えることに集中すると足踏みがおろそかになるかもしれませんが、これは考えることと、体を動かすといった、まったく違う活動をしているために起こることです。
脳が一生懸命に働いている証拠ですので、どんどんおこなっていきましょう。
十二支でコグニサイズ

こちらは十二支を使っておこなうコグニサイズです。
スムーズにおこなうために、あらかじめホワイトボードなどに干支を書いておとよいでしょう。
基本の動きとしては干支を言いながら足踏み体操をしていきます。
これに加えてある干支の時には手をたたく、とルールを決めておこなっていきます。
慣れてきたら手をたたく干支を増やしたり、手の他に太ももをたたく、ある干支の時はその動物のマネをする、と変化を加えていくとゲーム性が増して楽しめますので、年末年始のレクリエーションとしてもオススメです。
紙コップを使ってコグニサイズ

紙コップとお手玉を使ったコグニサイズをご紹介いたします。
椅子に座ったまま右手にお手玉、左手に紙コップを持ちます。
左手でお手玉を宙に投げたら右手の紙コップでうまくキャッチしましょう。
慣れたら持ち手を変えておこないます。
続いてはお手玉を投げ、紙コップでキャッチしたら両足をあげておろす、といった一連の動きを1、2、3のテンポでしてみましょう。
足の上げ下げを足踏みに変えたり、足踏みからお手玉を投げてキャッチする、流れを変えることで常に新鮮な刺激を得られますよ。
大人数ですと盛り上がりますので、ぜひおこなってみてくださいね。
3の倍数でアクション
こちらは多くのバリエーションがあるコグニサイズです。
座っても、立ってもできますよ。
ひとつめはその場で足踏みをしながら1から30まで数を数え、3の倍数になったら手をたたきます。
ふたつめは左右にステップしながら同じく3の倍数で手をたたきます。
慣れてきたらさらに前と左右にステップしながらおこなってみましょう。
運動と思考を同時におこなうことは難しさを感じますが、成功や失敗を問わず、その行為そのものが脳へ良い刺激を与えてくれますので、楽しみながらおこなってみましょう。
後出しジャンケンでコグニサイズ

みなさんおなじみのジャンケンを使ったコグニサイズです。
少人数からグループ向けですが、椅子に座ったままでもおこなえますので、気軽にご参加いただけますよ。
やり方は簡単です。
出題役の方を1人決めます。
その他の参加者は足踏み運動をおこないます。
出題役はグー、チョキ、パーを出しますので、参加者は足踏みを続けたまま、そのジャンケンに負けてください。
たったそれだけかと思われるかもしれませんが、これが意外と難しいんです。
考えることと、運動するというまったく別の刺激を楽しみながら得られるオススメの活動ですので、ぜひおこなってみてくださいね。
おわりに
今回は、座ってできるコグニサイズを集めてみました。
実践できそうな体操はありましたか?
歌のリズムに合わせたり、指先を使った複雑な運動もありましたね。
習慣化するには楽しみながらやることが大切です。
たくさん種類があるので楽しんでできそうなものから挑戦してみてくださいね!