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素敵なシニアライフ

【高齢者向け】春の俳句。春のレク

春は、新しい始まりを感じさせる季節です。

暖かな日差しや色とりどりの花が頭に思い浮かびますよね。

自然と外へ出たくなる時期でもあります。

そんな春の訪れを、俳句を通じて楽しんでみませんか?

俳句は、五七五のリズムで季節の風景や気持ちを表現する、日本ならではのすてきな文化です。

特に高齢者の方にとって、昔を懐かしみながら言葉を紡ぐことは、脳の活性化にもつながります。

春の美しさを感じながら、楽しく俳句を詠むことに挑戦してみませんか?

【高齢者向け】春の俳句。春のレク(41〜50)

ほろほろと 山吹散るか 滝の音

ほろほろと 山吹散るか 滝の音

こちらは江戸時代の俳人松尾芭蕉が、吉野川の上流にある西河の滝で休みながら詠んだ句で俳諧紀行『笈の小文』に収録されています。

激しい音をたてて雪解け水を落としていく滝と、ソフトで温かい色合いの山吹がほろほろと音もたてずに散っていくさまの対比はとても印象的で、その瞬間が切り取られた動画のように目の前に浮かんできそうです。

芭蕉の句は動画や写真がなかった時代に、その句を見るだけでみんなにそんな風景を思いおこさせるすばらしいものですよね。

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    山路来て 何やらゆかし すみれ草

    山路来て 何やらゆかし すみれ草

    こちらは野ざらし紀行におさめられている松尾芭蕉のつくった俳句です。

    有名な句なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

    春の山路を歩いていると、すみれの花が咲いているのに気づき、何とも心ひかれるといった内容です。

    芭蕉の着目点や、心ひかれるさまがすてきだなあと感じますよね。

    このすみれを見かけたのは京都から伏見を通り、大津へ抜ける道だったそうです。

    この句にちなんで山歩きしてみるのもいいかもしれませんね。

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      手折らるる 人に薫るや 梅の花

      手折らるる 人に薫るや 梅の花

      江戸時代の女性の俳人、加賀千代女の作品の一つがこちら。

      彼女は52歳の時に出家し尼になりました。

      彼女のもっとも有名な句は、朝顔やつるべとられてもらひ水、だといえば、なるほどと思う方も多いかもしれません。

      この梅の句は、梅が香りを特に重んじられる花だということがよくわかる句です。

      梅の姿はなくとも、手折った人から梅の香りがしてくるというのはとてもロマンチックですよね。

      これこそ江戸時代の匂わせかもしれません。

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        春たちて まだ九日の 野山かな

        春たちて まだ九日の 野山かな

        こちらは江戸時代の偉大な俳人松尾芭蕉の句で、立春を9日すぎた野山の様子を詠っています。

        暦の上では立春を過ぎていても、完全に春というわけではなく冬の気配も十分に残している野山、とはいえ注意深くみてみるとそこここに春の気配も感じるという味わい深い内容となっています。

        四季を愛し、四季の変化に敏感な日本人なら肌感覚でわかる、そんな俳句ではないでしょうか。

        現代人もこの俳句を思い出す瞬間が生活の中にあるはずです。

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          春の海 ひねもすのたり のたりかな

          春の海 ひねもすのたり のたりかな

          こちらの句は江戸時代に活躍した与謝蕪村の有名な句です。

          この句は蕪村の生まれ故郷である京都丹後の与謝野町の海のことをうたったといわれており、蕪村は子供の頃から冬のきびしい日本海が表情を変え、やさしい波になったことで春の訪れを知っていったのかもしれません。

          何となく春の香りがする中で、穏やかな波が春の日に照らされてキラキラしているようすはずっと見ていたい気持ちになるのではないでしょうか。

          画家としても活躍した彼が俳句の中で描いた景色ともいえるでしょう。

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            【高齢者向け】春の俳句。春のレク(51〜60)

            春水や 四条五条の 橋の下

            春水や 四条五条の 橋の下

            こちらの句は江戸時代に活躍した与謝蕪村の句で、京都の川の水が春になると増えてくるといった情景を歌ったものだそうです。

            当時の京都は春になると北山の雪解け水によって水量が増えていたのでしょうね。

            こちらの句にはそれ以外にも中国の名句である唐の詩人劉希夷の句と、謡曲熊野にインスピレーションをうけており、それを知ったうえで聞くとなるほどな、とより興味をそそられるかもしれません。

            音楽も俳句もそういったところがおもしろいですよね。

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              来しかたや 馬酔木咲く野の 日のひかり

              来しかたや 馬酔木咲く野の 日のひかり

              大正から昭和にかけて活躍した俳人、水原秋桜子による春の俳句で、昭和5年に刊行された句集『葛飾』に収録されています。

              歩いてきた道を振り返ると馬酔木の花が咲いていて、日の光も降り注いでいるという内容ですね。

              俳句だけを見れば春のよくある風景という印象ですが、馬酔木が奈良を大和路の代表的な風物だということから、奈良の東大寺、三日月堂からの景色を読んだものだと語られています。

              モデルの場所も明確なので、イメージした風景と実物がどこまで近いのかをここからチェックしてみるのもおもしろそうですね。

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                枕べに ことしの春は 立ちにけり

                枕べに ことしの春は 立ちにけり

                明治生まれの俳人日野草城は、「ホトトギス」で俳句を学び、高浜虚子に師事しました。

                彼の人生は激しいものでしたが、第二次世界大戦後結核を患い、その後はその心理を反映してか、激しい作風が静かなものへとかわっていきました。

                こちらの句は枕元に今年の春はやってきたという意味ですが、春という希望ともいえる季節が枕元にやってきたのを感じた日野草城の心情はどんなものだったのだろうと考えてしまいますね。

                そして春ってふとした折りにやってきたのを感じますよね。

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                  梅が香に のっと日の出る 山路かな

                  梅が香に のっと日の出る 山路かな

                  こちらは有名な松尾芭蕉の書いた俳句で、芭蕉は江戸時代に活躍した俳人です。

                  この句は芭蕉が亡くなる年に書かれた俳句だそうです。

                  朝日が梅の香りに誘われるように顔をだすのですが、のっとという擬態語の雰囲気が独特で、芭蕉のセンスを感じますよね。

                  梅の香りとの質感のコントラストがとても興味深く、こんな組み合わせが意外に合う、といったイメージです。

                  そしてこの短い句の中に嗅覚と視覚の両方が刺激されるのもおもしろいところです。

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                    笋の うんぷてんぷの 出所かな

                    笋の うんぷてんぷの 出所かな

                    こちらの俳句は小林一茶が詠んだもので、一茶ならではのユーモラスで温かい感情があふれ出ているかのような俳句です。

                    たけのこを擬人化し、出てくる場所によって運の良しあしがあるなんておもしろいですよね。

                    そして春の訪れとともににょきにょきと地中から現れるたけのこの動きや何なら音まで聞こえてきそうな一句です。

                    たけのこは春の食べ物として古くから日本人に愛されており、身近なのでみんな容易にこの様子の想像がつきそうです。

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