演歌歌手のデビュー曲
演歌といえば日本人の心の音楽として、老若男女を問わず親しまれてきました。
そして、数多くのスター歌手が誕生したジャンルでもあります。
今回はそんな演歌歌手のデビュー曲の特集です。
今では大御所と呼ばれるような歌手たちの初々しい一面も垣間見えます。
演歌歌手のデビュー曲(1〜10)
潮来の宿川島一成

千葉県香取市出身の川島一成さんがNHKオーディション合格を経て世に送り出したデビュー作。
1983年4月に発売された本作は、平山忠夫さんによる作詞、木村好夫さんによる作曲というベテラン陣によって、水郷の情緒を描いた正統派演歌に仕上げられています。
茨城県の潮来を舞台に、旅情と別れの悲しみをしっとりと歌い上げる内容で、演歌らしい抑揚と情感を大切にした歌唱が魅力です。
演歌ファンなら一度は聴いておきたい、昭和演歌の伝統を感じさせる名曲です。
あなたが憎い柾木祐二

1982年12月にワーナー・パイオニアから発売された柾木祐二さんのデビュー作は、芸名「不知火五郎」名義で放たれた演歌です。
宇山清太郎さんの詞と四方章人さんの曲による本作は、憎しみという強い言葉を冠しながらも、その奥に潜む愛情の残滓と未練が交錯する心情を描いています。
こぶしや溜めを効かせた歌唱で情念の揺れを表現する王道の演歌スタイルが魅力。
ぜひじっくりと聴いてみてください!
白鳥の歌が聴こえますか武山あきよ

1987年7月にリリースされた『白鳥の歌が聴こえますか』は、北国の孤独な暮らしを励ます歌として作られた心温まる演歌です。
寂しさや悲しみを抱えた人の心に寄り添うような優しい言葉がつづられており「泣くだけ泣いたら明日が見える」という希望のメッセージに慰められます。
作詞は吉岡治さん、作曲は武山さんの師匠である市川昭介さんが手がけました。
寂しい夜、1人きりの時間に聴くと、歌声が心にしみわたるはずです。
玄界灘段田男

荒波が押し寄せる玄界灘を舞台に、東京へと旅立つ若者の決意と父とのきずなを描いた、段田男さんの1作目のシングル曲。
吉田旺さんが詞を手がけ、市川昭介さんが曲を担当したこのナンバーは、男の哀愁と誇りを情感たっぷりに表現しています。
伸びやかな歌声が迫力のある曲調とよく合っているんですよね。
1987年にはアルバム『男華』に収録、その後オンデマンド盤として再流通されました。
故郷を離れる日の切なさと希望を思い出したい方にオススメの、力強い演歌です。
男同士香田晋

作曲家船村徹さんの内弟子として3年間の修業をへて、1989年6月にリリースされた香田晋さんのデビューシングル。
作詞を星野哲郎さん、作曲を師匠の船村さんが手がけた本作は、男同士のきずなと義理人情を描いた硬派な演歌です。
第31回日本レコード大賞新人賞を受賞しました。
人間味あふれる歌声で、働く男たちの覚悟と友情を力強く歌い上げています。
演歌の王道を踏まえながらもフォーク的な語り口を感じさせる独特な歌唱スタイルが当時、強烈な印象を残しました。
昭和演歌の熱量を感じたい方にオススメです。


