演歌歌手のデビュー曲
演歌といえば日本人の心の音楽として、老若男女を問わず親しまれてきました。
そして、数多くのスター歌手が誕生したジャンルでもあります。
今回はそんな演歌歌手のデビュー曲の特集です。
今では大御所と呼ばれるような歌手たちの初々しい一面も垣間見えます。
演歌歌手のデビュー曲(1〜10)
おんなの祭り市川由紀乃

デビューは結構古く1993年で彼女が17歳の時です。
師匠は故市川昭介で、芸名の市川はここから取っています。
実力は認められても、世間一般に名が知れ渡ることもなく、一時期は歌手活動を休業し、天ぷら屋でアルバイトしていた時期もありました。
近年はバラエティなどにも出演し、知名度は大幅アップしましたね。
金沢望郷歌松原健之

メジャーとしてのデビュー曲は「金沢望郷歌」ですが、インディーズ時代に「小松原たけし」として「旅の終わりに」を2002年に発売しています。
演歌歌手としては、今では珍しく石川県各地で街頭ライブを地道に行い、プロデビューのチャンスを掴みました。
「奇跡のクリスタルボイス」とのキャッチフレーズを持つ美しい声の持主です。
涙を抱いた渡り鳥水前寺清子

威勢のいい歌声と着流しの着物は男姿で、あっという間にスターになりました。
その後はNHK紅白歌合戦の司会や先日、記憶に残るTVドラマの1位に輝いた「ありがとう」の主演として女優としても活躍しています。
女優業はご本人は頑なに「歌が売れなくなるから出ない」とオファーを断り続けたのですが、プロデューサーの執拗な誘いに根負けした形でしぶしぶ承諾した経緯があります。
演歌歌手のデビュー曲(11〜20)
おんなの出船松原のぶえ

演歌歌手の方って結構九州出身が多いですね。
松原のぶえも九州は大分県の出身です。
素直でクセのない歌声で、演歌歌手の実力派の1人ですが、幼少期から腎臓障害があったそう。
年齢を重ねると共に、ひどくなり、コンサートやキャンペーンなどがある場合は周囲に透析を受けられる病院を探しての活動をしていました。
今では弟からの腎臓移植で、第2の人生を歩まれてます。
函館本線山川豊

鳥羽一郎の実弟です。
この兄弟は、歌手になる前は全く違う職業に就いているのも、興味が湧きます。
兄の一郎は遠洋漁船の乗組員で、豊はなんと自動車整備士として「鈴鹿サーキット」に勤務していました。
「函館本線」はロングヒットとなり、あの「マッチ」こと近藤真彦と新人賞争いをしたほどです。
おしろい花水森かおり

今ではご当地ソングの女王と呼ばれる水森かおりですが、デビュー曲はご当地ソングではなく、一途な女性を歌った演歌です。
水森は将来は「秘書」を目指しており、短大在学中にアメリカ留学もしています。
その時のホストファミリーのパーティで歌を披露し、喜んでもらえたことがきっかけで歌手を目指すようになりました。
捨てないであなた花衣

別れの痛みを繊細に表現した、花衣さんのデビュー曲。
愛する人に背を向けられながらも、その思いを捨てきれない女性の心情が、哀愁漂う旋律と共に心に染み入ります。
2024年10月にメロディーレコーズからリリースされ、カップリング曲『思い出』も収録。
11月には「夢劇場歌謡フェスティバル」への出演も予定されており、ライブでの歌唱にも期待が高まります。
失恋の痛みを癒やしたい時や、大切な人への思いを感じたい時にぴったりの1曲。
花衣さんの感情豊かな歌声が、聴く人の心に寄り添い、共感を呼ぶはずです。