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【フォーレ】難易度低め!フランス音楽の巨匠が手掛けたおすすめのピアノ曲

古典的な形式美を守りつつ独創的な作品を作り上げる作曲スタイルで、20世紀のクラシック作曲家たちに大きな影響を与えた、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレ。

管弦楽曲や宗教曲など、流れるような美しさや上品さ、繊細さ、温かさを備えたフォーレの作品は、長きにわたりクラシックファンから愛され続けています。

幅広いジャンルの作品を残したフォーレの作品たちの中から、人気の高いピアノ曲をセレクトしました。

聴くだけでなく、フォーレの世界観を実際に演奏して楽しめる難易度の比較的低い作品をご紹介しますので、ピアノを学んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

もくじ

【フォーレ】難易度低め!フランス音楽の巨匠が手掛けたおすすめのピアノ曲(1〜20)

3つの無言歌 Op.17-1 第1番 変イ長調Gabriel Fauré

名作として名高い、ガブリエル・フォーレのピアノ作品『3つの無言歌』です。

難易度をまとめたサイトや書物などでツェルニー40番程度にくくられることが多い作品ですね。

実際の難易度としてはツェルニー30番程度だと個人的には思います。

世間で言われているほど難しい作品ではありません。

特にこちらの『3つの無言歌 Op.17 第1番』は、『3つの無言歌』のなかでも簡単な部類に入ります。

ノーブルで美しい旋律が印象的な作品です。

ぜひピアノ発表会の課題曲の参考にしてみてください。

シシリエンヌ Op.78Gabriel Fauré

シシリエンヌ(フォーレ)Fauré – Sicilienne – pianomaedaful
シシリエンヌ Op.78Gabriel Fauré

初心者や中級者にとって、非常になじみ深いガブリエル・フォーレの作品『ピアノ小品集』。

今回はその中でもこちらの『シシリエンヌ Op.78』を紹介したいと思います。

この作品の難易度は初心者の上位、もしくは中級者の下位の方にオススメできる程度のものです。

左手の跳躍が少しだけ難しいので、最初はつまずくかもしれませんが、片手ずつ練習していけば必ず演奏できるでしょう。

聴き映えもする作品なので、ぜひピアノ発表会に向けてこの作品に取り組んでみてください。

【フォーレ】難易度低め!フランス音楽の巨匠が手掛けたおすすめのピアノ曲(21〜40)

即興曲 第5番 嬰ヘ短調 Op.102Gabriel Fauré

聴き映えするエネルギッシュなガブリエル・フォーレの作品を取り組みたいという方にオススメしたいのが、こちらの『即興曲 第5番 嬰ヘ短調 Op.102』。

短調で4分の2拍子にまとめられた本作は、速度表記を見ても分かるように非常に活き活きとした構成を取っています。

難易度としては中級のなかでも上位に近い部類といったところでしょうか。

16分音符が続く作品なので、指の回りが悪い人にとっては、良い練習にもなるでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

3つの無言歌 Op.17-3 第3番 変イ長調Gabriel Fauré

フォーレ:無言歌 第3番 Fauré: Romance sans paroles, Op.17-3 – 西岡沙樹 Saki Nishioka
3つの無言歌 Op.17-3 第3番 変イ長調Gabriel Fauré

18歳の頃にガブリエル・フォーレが作曲したとされている『3つの無言歌 Op.17』。

どことなく「無言歌」という同じ言葉をタイトルに含むフェリックス・メンデルスゾーンの『無言歌集』を思わせる、穏やかな雰囲気の3曲が収録されています。

第3曲は、分散和音の上に優雅なメロディが重なる爽やかで美しい作品です。

メロディラインを十分に歌いつつ、跳躍をともなう伴奏との音量のバランスをとりながら丁寧に演奏しましょう。

8つの小品 Op.84 第5番 即興曲Gabriel Fauré

Gabriel Fauré: Improvisation, Op. 84 No. 5 | Classical Piano Music (Carlo Balzaretti)
8つの小品 Op.84 第5番 即興曲Gabriel Fauré

哀愁のただよう作品でピアノ発表会に出場したいと考えている中級者の方にオススメしたいのが、こちらの『8つの小品 Op.84 第5番 即興曲』。

難易度としては中級の中といったところでしょうか。

テンポの揺れがなかったり、無機質な演奏だったりと、なにかと奇抜な構成が多いフランスの作曲家ガブリエル・フォーレですが、こちらの即興曲は表情が豊かに仕上げられています。

聴き映えのする作品で、難易度も決して高いものではないので、ぜひ課題曲として取り組んでみてください。

ノクターン 第4番 変ホ長調 Op.36Gabriel Fauré

重厚かつ美しさも持ち合わせたピアノ曲が好きという方は、こちらの『ノクターン 第4番 変ホ長調 Op.36』がオススメです。

フォーレの代表的な作品の1つで、メルシ=アルジャントーにささげられました。

そんな本作の魅力は、なんといっても冒頭の部分。

4度下降する音程が非常に印象的で、鐘の音色を連想させます。

難易度としては中級にあたる作品ですが、初心者でも取り組めるレベルの中級です。

表現力が鍛えられる作品なので、初心者の方も、ぜひ取り組んでみてください。