【フォーレ】難易度低め!フランス音楽の巨匠が手掛けたおすすめのピアノ曲
古典的な形式美を守りつつ独創的な作品を作り上げる作曲スタイルで、20世紀のクラシック作曲家たちに大きな影響を与えた、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレ。
管弦楽曲や宗教曲など、流れるような美しさや上品さ、繊細さ、温かさを備えたフォーレの作品は、長きにわたりクラシックファンから愛され続けています。
幅広いジャンルの作品を残したフォーレの作品たちの中から、人気の高いピアノ曲をセレクトしました。
聴くだけでなく、フォーレの世界観を実際に演奏して楽しめる難易度の比較的低い作品をご紹介しますので、ピアノを学んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
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【フォーレ】難易度低め!フランス音楽の巨匠が手掛けたおすすめのピアノ曲(21〜30)
8つの小品 Op.84 第5番 即興曲Gabriel Fauré

哀愁のただよう作品でピアノ発表会に出場したいと考えている中級者の方にオススメしたいのが、こちらの『8つの小品 Op.84 第5番 即興曲』。
難易度としては中級の中といったところでしょうか。
テンポの揺れがなかったり、無機質な演奏だったりと、なにかと奇抜な構成が多いフランスの作曲家ガブリエル・フォーレですが、こちらの即興曲は表情が豊かに仕上げられています。
聴き映えのする作品で、難易度も決して高いものではないので、ぜひ課題曲として取り組んでみてください。
3つの無言歌 Op.17-3 第3番 変イ長調Gabriel Fauré

18歳の頃にガブリエル・フォーレが作曲したとされている『3つの無言歌 Op.17』。
どことなく「無言歌」という同じ言葉をタイトルに含むフェリックス・メンデルスゾーンの『無言歌集』を思わせる、穏やかな雰囲気の3曲が収録されています。
第3曲は、分散和音の上に優雅なメロディが重なる爽やかで美しい作品です。
メロディラインを十分に歌いつつ、跳躍をともなう伴奏との音量のバランスをとりながら丁寧に演奏しましょう。
ノクターン 第4番 変ホ長調 Op.36Gabriel Fauré

重厚かつ美しさも持ち合わせたピアノ曲が好きという方は、こちらの『ノクターン 第4番 変ホ長調 Op.36』がオススメです。
フォーレの代表的な作品の1つで、メルシ=アルジャントーにささげられました。
そんな本作の魅力は、なんといっても冒頭の部分。
4度下降する音程が非常に印象的で、鐘の音色を連想させます。
難易度としては中級にあたる作品ですが、初心者でも取り組めるレベルの中級です。
表現力が鍛えられる作品なので、初心者の方も、ぜひ取り組んでみてください。
即興曲 第2番 ヘ短調 Op.31Gabriel Fauré

ガブリエル・フォーレの名作『即興曲 第2番 ヘ短調 Op.31』。
ピアノ発表会でもわりと耳にする作品ですね。
そんなこの作品の難易度は中級程度。
具体的な比較としてはショパンの即興曲の1番を演奏できるのであれば、基本的に問題なく演奏できるといったところでしょうか。
ただ、この作品の速度表記は非常に速く、3連符の速いパッセージが求められます。
こういった速い演奏が苦手な方にとっては、非常に良い練習になるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
ノクターン 第6番 変ニ長調Op.63Gabriel Fauré

79年の生涯でヨーロッパのフランスで活躍した作曲家ガブリエル・フォーレは13曲のノクターンを作曲しています。
『第6番 変ニ長調Op.63』は、フォーレが49歳のときに作曲された作品で、全13曲の中でもロマン派音楽の性格が色濃く表れている非常にロマンチックな作品です。
『舟歌 第5番 嬰ヘ短調 Op.66』と並んで傑作といわれているこの曲の演奏には、繊細さとダイナミックさの両方が求められます。
フォーレの作品の中では比較的易しめですが、決して簡単には弾けません。
しかし弾けたときには、その美しさを存分に味わえるでしょう。
9つの前奏曲 Op.103 第3番Gabriel Fauré

晩年のガブリエル・フォーレを知る上で最も重要な作品集の1つ、『ピアノ小品集』。
その中から特にオススメしたい、難易度の低い作品が、こちらの『9つの前奏曲 Op.103 第3番』。
中級程度の難易度で、テンポ自体は非常にゆっくりです。
ただ、左手の鍵盤の飛びがやけに多く、どれも繊細なタッチが要求されるので、人によっては暗譜の方が合うかもしれません。
暗くゆったりとした作品ですが、しっかりと聴き映えのする作品でもあるので、発表会の課題曲に使用してみてはいかがでしょうか?
歌曲集「3つの歌」Op.7 第1曲 夢のあとにGabriel Fauré

ピアノやチェロ、バイオリン、フルートなど、さまざまな楽器で演奏されているガブリエル・フォーレの歌曲集『3つの歌Op.7』の第1曲『夢のあとに』。
夢で美しい女性と幻想的なときを過ごした男性が目覚め、「あの美しい女性を返してくれ」と悲しみに暮れる様子が描かれています。
男性の嘆きが聴こえるような切ないメロディは、ピアノの音色とも相性が抜群!
メロディを際立たせながらも、メロディの美しさのみに頼らず、伴奏でも感情の波をしっかり表現できるとよいでしょう。