ファンタジーと人生観を描いた『葬送のフリーレン』に登場する名言
週刊少年サンデーにて2020年から連載が開始し、テレビアニメも大人気となったファンタジー作品『葬送のフリーレン』。
王道の設定でありながらバトルよりも人間の内面的な部分にフォーカスしたストーリーは、世代を問わず多くのファンを魅了しています。
今回は、そんな『葬送のフリーレン』に登場するキャラクターによる名言をリストアップしました。
それぞれ違う立ち位置にいるキャラクターならではの言葉が心に響き、きっとストーリーも読みたくなりますよ!
ファンタジーと人生観を描いた『葬送のフリーレン』に登場する名言(1〜10)
仲直りしたいんだろう?想いってのは言葉にしないと伝わらないんだぜ。ザイン

大人でも子供でも相手に思いが伝わらなくて誤解が生まれることがあると思います。
仲間が大切なザインのこの言葉を思い出してみてくださいね。
相手と誤解があっても、自分の思っていることは時間をかけてでもきちんと相手に伝えることで、相手も安心し、関係が良い方向に向かうかもしれませんよ。
言葉を通じて思いを伝える大切さをザインの言葉は伝えてくれています。
思っていたことが伝わらなかったときには、そのままにしないで相手に伝えることで、関係を豊かにしていきたいものですね。
人はどうでもいいことに命を懸けないヒンメル

単行本でいえば第4巻の105ページに出てくるヒンメルのセリフです。
フリーレンとの関係は一筋縄ではいかないところも多々あって、そんな行き違いもこの物語の魅力なんですよね。
フリーレンがアウラの率いる死者の軍を容赦なく葬ったことを叱る場面は個人的に大好きです。
フリーレンにとって足りない?とされる人間にとって大切な心の機微はヒンメルに教えられたようなものだと思います。
漫画のセリフとしてだけでなく人生の道しるべともなりそうなセリフ、大切にかみしめたいですね。
コミュニケーションはチームワークを高めるんだよフリーレン

コミュニケーションが大切と言われていますが、言葉だけではぴんとこない方もいると思います。
このマンガではキャラクターたちが互いに意見を交わし、思いやりを持つことで、信頼関係がつくられていく様子が描かれています。
フリーレンのこの言葉からも伝わりますよね。
チームが一つの目標に向かって協力することが、大切だということですね。
コミュニケーションは単なる情報の伝達ではなく、相手を理解し、支え合い、ともに成長することが大切です。
コミュニケーションを大切にすることで、困難な状況でも乗りこえられる力が生まれることがこの物語から伝わります。
ファンタジーと人生観を描いた『葬送のフリーレン』に登場する名言(11〜20)
無駄ってことはねぇだろ。言葉があるんだ。話し合いで解決するならそれに越したことはねぇじゃねぇか。シュタルク

アニメでは第5話で登場したシュタルク。
名セリフも多くてネットで検索を掛ければたくさん出てきます。
まあ、頼りになるようなならないような、あのふわっとしたそれでいて芯のあるキャラにトリコになっている方も多いでしょう。
フリーレンの怖さを知らないままに物語が進行する数話はトギドキものです。
このセリフはグラナト伯爵に屋敷の地下牢に入れられたときのもの。
魔族との対話がムダだと言うフリーレンに対して発せられました。
まあ、フリーレンにしてみれば魔族は人食いの化け物ですからね。
あなたが私を知ろうとしてくれたことが、堪らなく嬉しいのです。フェルン

フリーレンはハイターに頼まれたことにより戦災孤児の少女フェルンを弟子にすることとなったなりました。
そのフェルンが何ともいい子なんです。
旅に関する計画を立てたり、炊事や洗濯をこなしたり、それでいてお手伝いさん的な立ち位置でなく戦闘力もあるのですから。
きっと彼女のファンも多いはずです。
誰に対しても「様」付けで呼ぶところもなんだかいいんです!
決して一番に目立つことはないのですが、そんな彼女が発した控えめなセリフ。
優しくもいとおしいです。
人間の寿命は短いってわかっていたのに……なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう……フリーレン

長命種のエルフであるフリーレンは1000年は生きられるという設定です。
ヒンメル、ハイター、アイゼンとの10年間におよぶ旅もフリーレンにとってはとても短いものだったに違いありません。
ヒンメルの葬儀で「ヒンメルのことを何も知らなかった……」と気落ちするフリーレンはその悲しみを次なる旅の原動力としました。
「人間の寿命は短い」と底辺に流れるテーマのようなものは読者にもたくさん影響を与えることでしょう。
あなたはこのセリフをどんな風に読みましたか?
魔法は探し求めている時が一番楽しいんだよフリーレン

この漫画が掲載されている雑誌は小学館の『週刊少年サンデー』なのですが、なんとライバル社である講談社の『講談社漫画賞』も受賞しているんですよ。
いい漫画ってそんな垣根まで越えてしまうんですね。
1000念は生きられるフリーレンにとって仲間との旅は短いもの。
そんな短い間にも信頼や友情が生まれるなんてすてきです。
フリーレンは魔法収集の旅に出ているのですが、読者の立場に置きかえればさしずめ人生という長い旅になるでしょうか。
そんなことを思うと感慨深いセリフですよね。