ガレージロックの系譜。海外の異端児たちが残した足跡
1960年代のアンダーグラウンドシーンから生まれたガレージロック。
ザ・デヴィル・ドッグスやホワイト・ストライプスといった異端児たちが、洗練された音楽とは一線を画す荒々しくも熱いサウンドを奏でてきました。
イギリスのザ・プリズナーズ、ニューヨークのザ・デヴィル・ドッグス、デトロイトのホワイト・ストライプスなど、世界中のアーティストたちが残した足跡をたどりながら、音楽の原点とも言えるガレージロックの魅力をお届けします。
ガレージロックの系譜。海外の異端児たちが残した足跡(21〜30)
Pushin’ Too HardTHE SEEDS

1960年代にスカイ・サクソンさんを中心に結成されたガレージロックバンド・ザ・シーズ。
ガレージロックバンドに衝撃を与えたといっても良いサウンドは今でもファンを虜にします。
活動期間が短期間ではありましたが強烈なインパクトを残しました。
Bad ManThe Oblivians

アメリカ・メンフィスを拠点に活動するザ・オブリヴィアンズが1996年9月に発売したアルバム『Popular Favorites』から、荒々しいガレージサウンドが炸裂する1曲です。
グレッグ・カートライトさんのギターリフとパンキッシュなドラムが融合した本作は、ローファイなサウンドに1960年代のドゥーワップサウンドを巧みに取り入れています。
バンド結成から3年目にして放たれた本作は、3人のメンバーが楽器を交代しながら生み出す独特のグルーヴ感が見事に結実しています。
地下室で録音したような生々しいサウンドと、パワフルなボーカルが織りなすエネルギッシュな演奏は、熱いライブパフォーマンスを想起させます。
ロックの原点を感じたい方、荒削りな音楽の魅力を堪能したい方にお勧めです。
I’m hurtingThee Headcoats

1980年代から1990年代に全世界で活躍し続けたバンドで、ビリー・チルディッシュ、ブルース・ブランドらが主なメンバーです。
日本のバンドにも多大な影響を与えたことで日本人にもなじみの深いガレージロックバンドの1つで、今でも支持されています。
Heart Of The MatterThe Libertines

1997年にピート・ドハーティ、カール・バラらを中心にイギリスで結成されたガレージロックバンドです。
2000年代にめきめきと頭角を現しだしてイギリスの音楽チャートを騒がせた存在です。
日本にも何回か来日して公演していて支持の高いバンドの1つです。
The SingerTy Segall Band

荒々しさと繊細さが絶妙に調和した壮大なサウンドが、グラムロックとサイケデリックの要素を濃密に織り込みながら広がります。
アメリカ・カリフォルニア州出身のタイ・シーガルさんが、14か月という制作期間をかけて2014年8月にリリースしたアルバム『Manipulator』から生まれた本作は、ストリングスを配したアレンジと独特のファルセットボーカルが印象的です。
デヴィッド・ボウイさんやT・レックスさんからの影響を感じさせる音楽性は、アンダーグラウンドシーンで培われたガレージロックの系譜を現代に蘇らせる野心的な試みといえます。
ロックの持つ未開の興奮と洗練を求める音楽ファンにぜひ聴いていただきたい一曲です。
City LightsThe White Stripes

1997年に ジャック・ホワイト、メグ・ホワイトのホワイト姉弟で、デトロイトで結成されたガレージロックバンドです。
2011年に解散するまでに全世界の音楽業界に衝撃を与え続けたバンドの1つで、特にジャック・ホワイトのギターテクニックは他と一線を画していた。
PsychoThe Sonics

1960年代にワシントン州で誕生した伝説のガレージロックバンド・The Sonicsです。
現在でも精力的に活動していて幅広い年代に愛されているバンドです。
最上級のロックサウンドと言ってもいいほどの軽快でパワフルなサウンドは聴いていて心地良いです。