世界の有名トランペッター。世界で活躍するおすすめのトランペット奏者
みみなさんはトランペット奏者というと誰を思い浮かべますか?
ジャズであればルイ・アームストロングやマイルス・デイヴィス、クラシック奏者であればマティアス・ヘフスやセルゲイ・ナカリャコフが上がるかと思います。
ジャズ、クラシックでも追随を許さない世界一ともいわれるトランペット奏者ウィントン・マルサリスも外せない存在です。
今回は世界で活躍する有名トランぺッターを紹介します。
ジャズ、クラシック、性別、国籍も問わず紹介しますので記事を通してお気に入りの奏者が見つかると幸いです。
世界の有名トランペッター。世界で活躍するおすすめのトランペット奏者(1〜10)
リベルタンゴAlison Balsom

イギリスのトランペット奏者。
ヨーロッパを中心に数少ない女性ソリストの一人として活躍しています。
現在は、ソリストとしての活動の他にロンドン室内オーケストラ首席奏者、ギルドホール音楽演劇院客員教授も務めています。
日本では2005年に来日し、NHK交響楽団サマーコンサートに出演しています。
ソロで活動するトランペット奏者はほとんど男性のため、女性のトランペット奏者として彼女の活躍を喜ぶ女性も多いはずです。
彼女を追って女性トランペット奏者が増えることを祈ります。
ドリーブ『カディスの娘たち』Hans Gansch

オーストリアに生まれ、クラシックのトランペット奏者です。
リンツ・ブルックナー管弦楽団の主席トランペット奏者、オーストリア放送交響楽団の首席トランペット奏者を務めた後、ウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトランペット奏者となり、退団後もソリストとして世界中で活躍しています。
ヨーロッパ圏のトランペット奏者は高音域もきれいでいい音色ですよね。
譜面を見るとクラリネットかヴァイオリンかと思うようなフレーズも軽々しく吹いているのが憧れます。
夜空のトランペットNini Rosso

イタリアが誇るトランペットの詩人、ニニ・ロッソさん。
1960年代に活躍したジャズとイージーリスニングの名手です。
19歳で音楽の道を選び、ナイトクラブでキャリアをスタート。
やがてイタリア屈指のジャズトランペッターとして名を馳せました。
1965年には静かな夜を描いた楽曲で世界的ヒットを飛ばし、ヨーロッパ各国でチャート1位を獲得。
100万枚以上の大ヒットとなりました。
日本製のポケットトランペット愛用でも知られ、独特の温かみのある音色で多くのファンを魅了しました。
ジャズファンはもちろん、心地よい音楽を求める方にぴったりの奏者です。
ニュー・シネマ・パラダイスFabrizio Bosso

イタリアが誇るジャズトランペッターとして世界的に活躍するファブリッツィオ・ボッソさん。
5歳でトランペットを始め、17歳で初レコーディングを経験するという早熟ぶりを見せました。
1999年には初のリーダーアルバム『Fast Flight』を発表し、イタリアのジャズ雑誌『Musica Jazz』の新人賞を受賞。
2007年には名盤『You’ve Changed』をリリースし、映画のテーマ曲のカバーを含む新境地を開きました。
ハードバップやポストバップを得意とし、ダイアン・リーヴスとのコラボレーションも実現。
多彩な音楽性と技巧を持ち合わせたボッソさんの演奏は、ジャズファンならずとも一度は聴いてみる価値があります。
Feels So GoodChuck Mangione

トランペットからフリューゲルホルンへ転向し、独自のサウンドを確立したジャズ界の巨匠、チャック・マンジョーネさん。
1960年代にデビューし、ラテンの要素を取り入れたメロディアスな音楽で人気を集めました。
代表曲「Feel So Good」は全米チャートで5位に。
1976年と1978年にはグラミー賞を受賞し、その実力を証明しています。
1980年には冬季オリンピックのテーマ曲も手掛けました。
甘美な音色とキャッチーなメロディが魅力の彼の音楽は、ジャズファンはもちろん、フュージョンやポップスファンにもおすすめです。
心地よい音楽に癒されたい方、ぜひ耳を傾けてみてください。
スタートレックのテーマエリック・ミヤシロ

ハワイ生まれの日系3世で、ハイノート・ヒッターとして知られる。
来日後はスタジオミュージシャンとして活躍しつつ、「EMバンド」というビッグバンドを結成し、ライブ活動も行っています。
数多くのレコーディングで聴くハイノートはほとんどエリック・ミヤシロさんの演奏で、『マリオカート8』や『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』などみなさんがよく知るアニメやゲーム音楽でも活躍されています。
昭和音楽大学ポピュラー音楽コーストランペット講師、国立音楽大学・洗足学園音楽大学・大阪芸術大学にて客員教授も務めており、エリック・ミヤシロさんに習えるなんて羨ましいですね!
『天空の城ラピュタ』よりパズーの「ハトと少年」数原晋

1946年岡山県生まれの日本人トランペット奏者で、スタジオミュージシャンとして数多くのミュージシャンのアルバムに参加している数原晋さんです。
アニメでは『ルパン三世』のほか、度々スタジオジブリの作品にも参加しており、スタジオジブリ長編アニメーション映画『天空の城ラピュタ』でパズーが吹いているトランペットの音色も数原さんの音です。
また『機動戦士ガンダム』や『シティハンター』、『カードキャプターさくら』など、多くのアニメ作品も演奏しています。
吹奏楽のアルバム『NEW SOUND IN BRASS』シリーズでもゲストトランペットとして参加し、吹奏楽関係者も数原さんの演奏を聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。