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激烈!洋楽グラインドコアの名曲まとめ

スピードと暴力性を極限まで追求したエクストリームな音楽ジャンル、それがグラインドコアです。

1980年代後半に確立したこのジャンルは、ハードコアパンクとデスメタルの要素を融合させ、わずか数秒の楽曲で表現される圧倒的な音の密度と破壊力で、今なお多くのリスナーを魅了し続けています。

ここでは、グラインドコアの歴史を語る上で欠かせない名曲から、近年のシーンで注目を集める楽曲まで、このジャンルの真髄に迫る楽曲の数々をご紹介します。

もちろん聴く人を選ぶ音ながら、ブラックなユーモアや社会的なメッセージも込められた実は奥深いグラインドコアの世界にぜひ挑戦してみてください!

激烈!洋楽グラインドコアの名曲まとめ(1〜10)

ScoopNASUM

「グラインドコアの帝王」とも称されるスウェーデンのバンド、Nasumが放つ激烈なナンバーです。

バンド自身が「トップ5に入る名曲」と語り、リハーサル時から手応えを感じていたというエピソードからも、この曲に込められた並々ならぬ気迫がうかがえます。

息つく間もなく叩きつけられるドラムと、空間を切り刻むギターリフの応酬は、まさに2分間の音響破壊。

その「Scoop」というタイトルには、センセーショナルな情報で大衆を扇動するメディアへの痛烈な批判が込められているのかもしれません。

社会の欺瞞を暴き出すような怒りのメッセージが、聴く者の鼓膜と魂を直接揺さぶってくるようです。

ThumbsuckerPig Destroyer

アメリカ出身のグラインドコアバンド、ピッグ・デストロイヤーが2004年に放った、わずか1分半に狂気を凝縮した激烈ナンバーです。

ベースレス編成(当時)から繰り出される剃刀のようなギターリフと凄まじいブラストビートは、まさに音の暴力そのもの!

「Thumbsucker(指しゃぶり)」というタイトルが暗示するように、内面の幼稚さや抑圧された不安が極限のサウンドとなって爆発する、そんな精神の崩壊を描いた楽曲。

この息苦しいほどの衝動に、心をわしづかみにされる感覚を覚える方も少なくないはずです。

グラインドコアの持つ芸術性の高さを体感したいとき、この曲がその扉をこじ開けてくれるでしょう。

Fallen into DisuseWormrot

Wormrot – Fallen into Disuse (Official Video)
Fallen into DisuseWormrot

2011年の作品リリースから5年間の沈黙を破り、まさに復活の狼煙を上げたかのような、シンガポールのグラインドコア・バンド、ワームロットの楽曲です。

前半のグルーヴィーな展開から、後半で一気に爆発する激烈なスピードへの転換は圧巻。

「現実からの無意識な離脱」というテーマが示す通り、その音像は幸福が残酷に奪われた後の虚無感や絶望を叩きつけてくるかのよう。

つらい現実から目を背けたくなるほどの無力感に苛まれた経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

そんなやり場のない感情を代弁してくれるかのような、激しさの奥に悲痛な叫びを秘めた一曲です。

激烈!洋楽グラインドコアの名曲まとめ(11〜20)

Castration RiteDiscordance Axis

アメリカのテクニカル・グラインドコアバンド、ディスコーダンス・アクシスが描く、痛烈な自己破壊の儀式をテーマにした楽曲です。

「胸を切り裂き、肺をえぐり出せ」と叫ぶ歌詞は、聴く者に強烈な衝撃を与えますよね。

これは、過去の自分や弱さと決別するための、悲痛な決意表明なのかもしれません。

どうしようもない無力感に苛まれ、すべてを壊してしまいたいと願った経験のある方は、少なくないはずです。

この曲の嵐のような音塊は、そんな内なる叫びを代弁し、魂を激しく揺さぶるかのよう。

同時に旧約聖書からの引用を取り入れるなど、破壊的だけではない知性を感じさせるのも特徴的です。

La Migra (Cruza La Frontera II)Brujeria

Brujeria – La Migra (Cruza La Frontera II) [OFFICIAL VIDEO]
La Migra (Cruza La Frontera II)Brujeria

息もつけない緊迫感で駆け抜けるデスグラインドナンバー!

米ロサンゼルスを拠点とする覆面バンド、ブルヘリアによる、移民問題をテーマにした楽曲です。

グラインドコアの激烈さとグルーヴメタルの重さをかけあわせた独自の作風で、多くのファンの心をつかんできました。

絶望的な状況を叩きつけるボーカルと、マシンガンのようなドラムは、国境で追われる人々の叫びそのものです。

社会の暗部をえぐる痛烈なメッセージは、聴く者の心に強く突き刺さりますよね?

理不尽への怒りをパワーに変えてくれる、あまりに強烈な一曲です!

It Was Just An AccidentSoilent Green

アメリカ出身のバンド、ソイレント・グリーンの代表曲。

「ただの事故だった」という皮肉めいた曲名に、理不尽な悲劇や暴力に対するやり場のない怒りが込められた一曲です。

重く引きずるスラッジと嵐のようなグラインドコアが衝突するサウンドは、制御不能な感情の爆発そのもの。

どうしようもない現実に打ちのめされ、心が折れそうになることもあるでしょう。

しかし、そんなときこの曲を聴けば、内に秘めた怒りや絶望を肯定し、混沌ごと叩きつけてくれます。

悲しみを乗り越えるのではなく、そのエネルギーを力に変えて進めと、背中を押してくれるような楽曲です。

NecromaniacExhumed

アメリカのデスグラインドバンド、エクジュームドの初期衝動を凝縮したかのような楽曲「ネクロマニアック」。

1998年のデビュー作に収録されたこの曲は、制作トラブルによる劣悪な音質が、かえって生々しい破壊エネルギーを放出していますね。

腐敗へ倒錯した愛情を注ぐ主人公の姿が、猛烈なブラストビートとえぐるようなギターリフに乗せてグロウルで描かれます。

このグロテスクな情景を美学にまで昇華させる世界観こそが、ゴアグラインドの真骨頂。

バンドの原点である純粋な狂気と暴力性が詰まったサウンドは、今なおライブでファンを熱狂の渦に叩き込んでいるのだそうです。