日本のソウルシンガー。心を奮わせるSOUL OF JAPAN
ソウルミュージックはゴスペルやブルースをもとに、1950年代から1960年代にアメリカで発展してきました。
日本ではザ・キング・トーンズやシャネルズの流れを筆頭に、さまざまな形でポップスにも取り入れられています。
この記事では、心を鷲掴みされるような日本のソウルシンガーを特集!
パワフルさはもちろん、豊かなグルーヴや体を揺らすリズム、心地よさも感じられるソウルフルなボーカリストの魅力をたっぷり聴いていきましょう!
日本のソウルシンガー。心を奮わせるSOUL OF JAPAN(11〜20)
恋人~路(交差点)鈴木雅之

サングラスに口ひげが特徴的な日本のソウルシンガーといえば、鈴木雅之さんです。
1975年にコーラスグループのシャネルズ、のちのラッツ&スターを結成した、日本のソウルシーンをけん引する大ベテランですよね。
グループ時代には『ランナウェイ』『め組のひと』、ソロになってからは『恋人』や姉である鈴木聖美さんとのデュエット曲『ロンリー・チャップリン』などのヒット曲をリリースしています。
リズム&ブルースやドゥーワップに影響を受けた、渋く艶やかな歌声が魅力なんですよね。
ランナウェイシャネルズ(ラッツ&スター)

シャネルズはソウルシンガーの鈴木雅之さんが率いるコーラスグループです。
のちにグループ名をラッツ&スターに改名。
4人のボーカルが派手なスーツをまとい顔を黒塗りして歌っていたことでも有名なので、映像を見たことある人もいるのではないでしょうか。
デビュー曲の『ランナウェイ』がミリオンセラーを達成し大ヒット、日本にドゥーワップ・ブームを巻き起こしました。
1987年にメンバーの多忙を理由に活動休止状態となりますが、1996年には大瀧詠一さんプロデュースで『夢で逢えたら』をリリースし期間限定で再結成も果たしています。
FareNaz

世界的オーディション番組『X Factor Okinawa Japan』に出場し審査員から大絶賛されたのが、大注目のソウルシンガー・Nazさんです。
音楽プロデューサーの冨田恵一さんとWONKの江﨑文武さんのプロデュースにより、ファーストEP『JUQCY』をリリースしデビューを果たしました。
2020年からイギリス・ロンドンへの留学を経てセカンドEP『YUQCY』をリリースし、世界へ向けての活動も開始しています。
これからの活躍が楽しみなアーティストなんです!
ソウル・レイディ《SOUL LADY》弘田三枝子

『ヴァケーション』や『すてきな16才』などの洋楽を、日本語でカバーしてヒットさせたのが弘田三枝子さんです。
もともとは進駐軍のキャンプでジャズを歌っていたシンガーで、ジャズで培ったパンチのきいたパワフルな歌声が魅力なんですよね。
1965年にはアメリカのニューポート・ジャズ・フェスティバルに招待され、東洋人として初めて出演しています。
2006年にはデビュー45周年を記念して『弘田三枝子じゃずこれくしょん』をリリースしています。
グッド・ナイト・ベイビーザ・キングトーンズ

ドゥー・ワップのコーラス・スタイルを日本に広めたのグループの一つがザ・キング・トーンズです。
ドゥー・ワップとはゴスペルから発展して生まれたジャンルで、リードボーカルと独特の合の手を入れるコーラスによって構成されています。
ザ・キング・トーンズは『グッド・ナイト・ベイビー』や『暗い港のブルース』などの代表曲があり、その他にもザ・プラターズの『オンリー・ユー』やライチャス・ブラザース『アンチェインド・メロディー』などの名カバーも残しました。
SOUL SPIRIT PartIIバブルガムブラザーズ

Bro.TOMさんとBro.KORNさんによって結成されたソウルデュオがバブルガム・ブラザーズです。
1990年の大ヒット曲『WON’T BE LONG』は聴いたことがある人も多いのではないですか?
ジョン・ベルーシさんとダン・エイクロイドさんによる知る人ぞ知るソウル・ムービー『The Blues Brothers』に影響を受けた二人が意気投合して結成されました。
ブラックミュージックを前面に押し出したサウンドが最高に気持ちいいんですよね。
『The Blues Brothers』好きが高じて、映画がテレビ放送された際には日本語吹き替えも担当しています。
日本のソウルシンガー。心を奮わせるSOUL OF JAPAN(21〜30)
Lovin’ You横山輝一

北海道出身で、ダンス・ポップやR&B、ソウルなど洗練されたサウンドを武器に音楽シーンを魅了してきた横山輝一さん。
1980年代後半から活動を開始して以来、数々のヒット曲を生み出しました。
数多くのテレビ番組のエンディングテーマを手掛けており、1990年代にはオリコンチャートで14位を記録した作品もあります。
J-POPシーンで独自の音楽性を確立し、EXILEやMAXへの楽曲提供など、プロデューサーとしても活躍。
2015年にはアルバム『Masterpiece?』をリリースし、J-POPファンのみならず、本格的なR&B・ソウルを求める音楽ファンからも熱い支持を得ています。
おわりに
日本のソウルシンガーを紹介しました。
歌手によりそれぞれの持ち味や個性が感じられる中でも、内なる想いがヒシヒシと伝わってくる力強さを感じますね。
気持ちを上げたいときはもちろん、へこんでしまったときにも支えになってくれるパワーあふれるソウルシンガーの魅力にはまりそうです。