日本のソウルシンガー。心を奮わせるSOUL OF JAPAN
ソウルミュージックはゴスペルやブルースをもとに、1950年代から1960年代にアメリカで発展してきました。
日本ではザ・キング・トーンズやシャネルズの流れを筆頭に、さまざまな形でポップスにも取り入れられています。
この記事では、心を鷲掴みされるような日本のソウルシンガーを特集!
パワフルさはもちろん、豊かなグルーヴや体を揺らすリズム、心地よさも感じられるソウルフルなボーカリストの魅力をたっぷり聴いていきましょう!
日本のソウルシンガー。心を奮わせるSOUL OF JAPAN(1〜10)
Make the ChangeNao Yoshioka

和製アリシア・キーズと呼ばれるソウルシンガーがNao Yoshiokaさんです。
マーヴィン・ゲイさんやアレサ・フランクリンさんなど数々のスターを輩出したアメリカのアポロシアターの人気イベント「アマチュアナイト」で、準優勝を獲得した実力派なんですよね。
2年半ニューヨークに滞在し、帰国後の2015年にアルバム『Rising』でメジャーデビューを果たしています。
ニューヨーク仕込みのパワフルな歌声と洗練されたサウンドが魅力的なんです。
Bring me up !久保田利伸

確かな歌唱力とファンキーなリズム感で、R&Bを日本の音楽シーンに定着させた立役者が久保田利伸さんです。
ブラックミュージックのエッセンスを感じさせる楽曲をチャートの上位にランクインさせ、のちのジャパニーズR&Bを発展させるきっかけになったんですよね。
大ヒット曲『LA・LA・LA LOVE SONG』や『Missing』など数々の名曲を世に送り出しています。
本場アメリカでも作品をリリースしている、日本を代表する実力派ソウルシンガーです!
感謝の歌ORITO

オーティス・レディングさんやアル・グリーンさんを感じさせるメンフィスソウルを歌うソウルシンガーがORITOさんです。
1995年にアルバム『SOUL JOINT』でデビューし、日本のソウルシーンをけん引してきました。
アル・グリーンさんを見いだしたウィリー・ミッチェルさんにも認められた実力者なんですよね。
残念ながら2008年に43歳の若さで急逝してしまいましたが、現在でもリスペクトされ毎年トリビュートライブが開催されているんです。
スローバラード忌野清志郎

RCサクセションを結成した忌野清志郎さんは、キング・オブ・ロックと呼ばれるほどロックを語るうえで欠かせない人物です。
しかしその根底にはソウルやブルースの影響があるソウルシンガーでもあるんです。
忌野さんの歌唱法からはオーティス・レディングさんの影響を感じられ、ライブではファンクの帝王ジェームス・ブラウンさんのステージングを再現したこともあります。
1992年にはオーティス・レディングさんのバックバンドとして活躍したブッカー・T&ザ・MG’sを起用したアルバム『Memphis』をリリースしています。
ペイパー・ムーン大橋純子

海外のソウルミュージックを意識したサウンドで当時の歌謡界でも異彩を放っていたのが、大橋純子&美乃家セントラル・ステイションのボーカル大橋純子さんです。
TBS系ドラマ『獅子のごとく』の主題歌に起用された『たそがれマイ・ラブ』や『シルエット・ロマンス』などの代表曲があります。
凄腕のミュージシャンをそろえたバンドは非常にグルーヴィでソウルフル、パワフルなハイトーンが魅力の大橋純子さんとの相性もピッタリです!
The Rover田島貴男(ORIGINAL LOVE)

田島貴男さんはソウルやブルース、ジャズなどをルーツに持つバンドであるORIGINAL LOVEを結成し、渋谷系の代表的なグループであるピチカート・ファイヴのボーカルも務めた人物です。
唯一無二の粘りのある妖艶な歌声が魅力なんですよね。
ORIGINAL LOVEとしては1993年リリースの『接吻』を大ヒットさせています。
現在は田島さんのソロプロジェクトとなっていてジャズギターの影響を強く前に押し出したプレイスタイルに変わっていますが、ファンキーでオシャレなサウンドは健在です。
TAXI鈴木聖美

鈴木聖美さんはソウルシンガー・鈴木雅之さんの実の姉です。
アマチュア時代に鈴木雅之さんに誘われてシャネルズのステージに参加し、レコーディングにも加わるようになります。
1987年には鈴木聖美 with Rats&Starとしてシングル『シンデレラ・リバティ』でメジャーデビューを果たしました。
デビューが遅かったこともあり、ソウルフルで大人の魅力がたっぷり詰まった歌声はデビュー曲から完成されています。
その後、鈴木雅之さんとのデュエット曲『ロンリーチャップリン』がヒットし、シングル『TAXI』では日本有線大賞新人賞を受賞したんですよね。






