ハーフの歌手・シンガー。海外の血を引くアーティスト【日本で活躍・注目】
ボーカルは、ある意味でシンガーの体そのものが楽器のパートです。
人種が違えば体格などにも違いがあり、それは当然ながら歌唱や声質に影響します。
また普段話す言葉はたとえ日本語だったとしても、幼少時から日本語以外の親御さんの母国語も話している方は、根本的な発声やリズム感などが違う場合も多々あります。
ここではそんな「日本人以外の血を引く」シンガー、アーティストをご紹介。
リズム感や声質など、純日本人のアーティストとは一味違う魅力を存分にお楽しみいただけることと思います。
ハーフの歌手・シンガー。海外の血を引くアーティスト【日本で活躍・注目】(1〜10)
そばにいるね青山テルマ

SoulJaさんとのコラボ曲『そばにいるね』で、多くの着うた世代をトリコにした青山テルマさん。
出身地は奈良県ですが、トリニダード・トバゴ出身のおじいさまを持つクォーターです。
幼い頃から歌うことが好きで、12才の頃に渡米。
2007年にシングル『ONE WAY』でメジャーデビューし、その後SoulJaさんとコラボした『ここにいるよ』『そばにいるね』が大ヒットし、注目を集めました。
その後も数々の楽曲をリリースするとともに、優れたトーク力でバラエティ番組でも活躍しています。
CRAZY FOR YOUKylee

Kyleeさんはアメリカ人の父と日本人の母を持つハーフ。
アメリカ・アリゾナ州出身で、日本とアメリカの両方で歌手活動を行っていました。
2005年、11歳にしてNBA公式戦の国家独唱を務め注目を集めると、3年後の2008年にはインディーズデビュー曲『VACANCY』を全米でリリース。
2012年にはバラク・オバマ元アメリカ大統領の前でパフォーマンスを披露しています。
日本でも映画やアニメの主題歌を担当し、オリジナル曲『CRAZY FOR YOU』や名曲のカバーなどで知られるように。
2017年に結婚を発表し、現在はアメリカで活動しています。
19アカリ ドリチュラー(FAITH)

長野県伊那市から生まれたポップロックバンド、FAITHのメインボーカルをつとめるアカリドリチュラーさんは日本とアメリカのハーフ。
モデルとしても活動されています。
クラシックに励んでいた学生時代と洋楽を聴いて育ったルーツもあり、「ギャング・オブ・ポップ」と掲げたバンドの軽快なグルーヴを表現する歌唱力が魅力的ですね。
そんな心地よい90年代洋楽風の良質なポップスの作詞を手掛ける彼女の言葉は英詞で紡がれていて、温かく寄りそってくれるような優しさと強さがあふれています。
キュートでオシャレなスタイルはもちろんのこと、その確かな実力が注目されていて、これからますます活躍してくこと間違いなしです!
手紙〜拝啓 十五の君へ〜アンジュラ・アキ

日本人とイタリア系アメリカ人のハーフとして生まれたアンジェラ・アキさん。
3歳からピアノを習い始め、15歳でハワイに渡った頃に影響を受けたのがグリーンデイやニルヴァーナというのは意外ですよね!
本格的に音楽活動を始めてからはライブハウスを巡ったり、デモテープを作成したりと地道に努力を積み重ねてきました。
そんなアンジェラ・アキさんが贈る、『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』は、老若男女問わず日本中で親しまれています。
Show Me HowMaika Loubté

ショートヘアがキュートな日本とフランスのハーフであるシンガーソングライター、マイカ・ルブテさん。
幼少時からクラシックピアノを習い、14歳のころ独学で曲制作を宅録で開始したそうです。
英語も話せるトリリンガルな面を活かした、さまざまな言語での楽曲スタイル。
ギタリストのShinyaさんと結成したユニットEA(エア)で2012年にミニアルバム『METRO』をリリース。
高野寛さんや小山田圭吾さんとの共演もへて2013年からソロ活動を開始しました。
マイカ・ルブテさん自身も出演した、マツダMX-30のCMソングの『Show Me How』などCMの楽曲提供でも活躍されています。
ウィスパーボイスのような透明感のある歌声とポップスらしい聴き心地の良さで、やわらかく包み込むようなエレクトロミュージックがステキです。
Precious伊藤由奈

伊藤由奈さんは、日本人の父親、韓国系アメリカ人の母親を持つハワイ出身のシンガーです。
2005年当時、社会現象にも近いほどの盛り上がりを見せた名作『NANA』の映画にてレイラ役を務めて注目を浴び、紅白歌合戦に出場。
その後は映画『LIMIT OF LOVE 海猿』の主題歌に起用された『Precious』が大ヒット。
結婚式の曲としても愛されています。
そんな映画を通じたバラードのイメージが強い彼女ですが、『losin’』や『恋はgroovy×2』などのグルーヴ感バツグンな楽曲や、『アンフェア』の歌である『I’m Here』のようにシリアスで力強い楽曲。
さらに『WORKAHOLIC』や『Moon Rabbit』といった疾走感が心地よいクラブチューンなどなど多彩な魅力があります!
歌手を目指すルーツとなったマライア・キャリーさんを思わせる歌唱力はもちろんのこと、弱い部分をも見せていくような幅広い表現力は鳥肌もの。
日本活動後は、ロサンゼルスにて活動されているようです。
BE TOGETHER鈴木亜美

代表曲『BE TOGETHER』などで知られる鈴木亜美さん、意外にもハーフのシンガーなんですね!
きっと知らなかった人もいらっしゃるのではないでしょうか?
中国人の父親と日本人の母親を持つそうです。
オーデション番組『ASAYAN』で1位となり、『love the island』で歌手デビュー。
鈴木亜美さん自身もリスナーとして影響を受けたという名プロデューサー・小室哲哉さんとともに、1990年代後半から2000年代前半にかけてJ-POP史を彩ってきた彼女。
あみーゴの愛称で当時の若者を中心に親しまれ、透明感のあるキュートなルックスで人気を博しました。
活動復帰後は、中田ヤスタカさんやm-floの☆Taku Takahashiさんプロデュースのもと、クラブサウンドを中心とした楽曲も歌っています。
2021年にはYouTubeチャンネルを開設し、激辛マニアな一面や特技の料理を活かした動画などをアップされています。