ハーフの歌手・シンガー。海外の血を引くアーティスト【日本で活躍・注目】
ボーカルは、ある意味でシンガーの体そのものが楽器のパートです。
人種が違えば体格などにも違いがあり、それは当然ながら歌唱や声質に影響します。
また普段話す言葉はたとえ日本語だったとしても、幼少時から日本語以外の親御さんの母国語も話している方は、根本的な発声やリズム感などが違う場合も多々あります。
ここではそんな「日本人以外の血を引く」シンガー、アーティストをご紹介。
リズム感や声質など、純日本人のアーティストとは一味違う魅力を存分にお楽しみいただけることと思います。
ハーフの歌手・シンガー。海外の血を引くアーティスト【日本で活躍・注目】(11〜20)
Not the End安田レイ

アメリカのノースカロライナ州出身の安田レイさんは、アメリカ人の父親、日本人の母親を持つ日米のハーフシンガーです。
13歳という年齢で、音楽プロジェクト「元気ロケッツ」のバーチャルなボーカル「Lumi」を担当し長いキャリアを持っています。
2013年に『Best of my Love』でソロデビュー。
バイリンガルという特徴を生かした英語への強さや、どんなジャンルをも自然に表現する歌唱力はサザンの桑田さんにも注目されたほど。
幼少期のころに宇多田ヒカルさんの影響を受けたこともあり、スタイリッシュな楽曲も際立ちます。
ほとんどの楽曲がタイアップに起用されていることも彼女の特徴で、2021年にはドラマ『君と世界が終わる日に』の挿入歌『Not the End』も注目されました。
人気のYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への出演でも知名度が広まっている安田レイさん。
ぜひとも注目してほしいシンガーです!
リルラ リルハ木村カエラ

ファッションモデルとしても活躍していた木村カエラさん。
日本人の母親とイギリス人の父を持つ日英のハーフです。
子供のころから歌手になるのが夢で、globeのKEIKOさんに衝撃を受けて、中学生の頃には合唱クラブに所属。
かわいらしくも力強いボーカルが印象的ですよね。
こちらの『リルラ リルハ』のようなポップなイメージが強いのですが、影響を受けたのは西海岸のポップパンクバンドや、日本のパンクバンドだそう。
そういった面が感じられる『TREE CLIMBERS』もぜひおすすめです!
二人の口笛Foi

Foiさんは1998年生まれのシンガーソングライターで、日本と中国のハーフです。
日本の高校の制服を着たい思いから日本に帰国、高校で軽音楽部に入り、SONY MUSICの育成オーディションに応募合格したFoiさん。
アコースティックセッションユニット、ぷらそにかの出身でYOASOBIのボーカル・幾田りらさんとのカバー動画もアップされています。
中国に住んでいた経験から、C-POPとマンドポップに影響を受けた音楽性はどこかオリエンタルかつオシャレ。
Foiさんならではの艶やかなボーカルと幻想的なリリックが美しく、ムーディーなメロディーにシティポップのような雰囲気をあわせ持ったステキなポップスを奏でています。
2020年にはShin Sakiuraさんプロデュース楽曲をリリースするなど、要注目の見逃せない女性シンガーです!
HONDA (Prod.Dr.Pay)Masumi(Friday Night Plans)

Honda VEZELのCMソング『HONDA』で話題を呼んだ東京のアーティスト、Friday Night Plans。
ボーカルをつとめるMasumiさんは日本人の父とフィリピン人の母を持つシンガーです。
Instagramでのカバー動画やライブ活動を続け、2018年に『Happy Birthday』でデビューしました。
この年には海外のアクションを通じて日本でも再燃した竹内まりやさんの名曲『Plastic Love』もカバーされています。
マライア・キャリーさんなどに影響を受けたR&Bのようなグルーヴ感など、日本人らしからぬ歌唱力がかっこいいです!
内省的な感情に寄りそってくれて、どこか現実逃避だったり違う世界へ連れていってくれるような音楽が多く、聴いていてリラックスできるムードに包まれます。
そんな曲の魅力を広げるウェットなMasumiさんのボーカル、ジャンルを超えた音も楽しみながら聴いてみてください!
ハナミズキ一青窈

台湾の父親と日本の母親とのハーフである一青窈さんは台湾で生まれ日本で育ちました。
『もらい泣き』で衝撃のデビューを果たした一青窈さんは、実は早くにご両親を亡くしたりと、複雑な生い立ちをもっています。
珠玉の名曲として愛される『ハナミズキ』はアメリカ同時多発テロ事件がおきた時にアメリカにいた友人からもらったメールがきっかけとしてつくられたそう。
生と死、そして愛を考えさせられる歌詞の深みを味わってみてください。