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【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ

ジャズミュージック、と言われると何となく敷居の高さを感じる……そんな方は結構多いかもしれません。

実は昭和の昔から令和の現在も、ジャズミュージックに影響を受けてJ-POPとして昇華しているアーティストやバンドは多く存在しているのですね。

そこで今回はJ-POPの「バラード」に注目、特にジャズの影響を感じさせるおしゃれで落ち着いた時間を演出してくれる名曲たちをリサーチしてまとめています。

ジャズを日ごろ聴かないという方でも楽しめる内容ですから、ぜひチェックしてみてください!

【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ(1〜10)

オルフェンズの涙MISIA

MISIA – オルフェンズの涙(Official Music Video)
オルフェンズの涙MISIA

荘厳なストリングスとブルージーなメロディが織りなす至高のバラード。

MISIAさんの5オクターブに及ぶ声域を活かした表現力豊かな歌声が心に深く響きます。

2015年11月に発売されたこの曲は、大人気アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第1期の前期エンディングテーマとして起用され、MISIAさんにとって初のアニメタイアップとなりました。

作詞を本人が手がけ、作曲・編曲は鷺巣詩郎氏が担当。

発展途上国での支援活動から得た思いが込められた本作は、ジャズの要素を取り入れた洗練された音楽性が魅力です。

静かな夜、一人で物思いにふける時間や、大切な人との特別なひとときに聴きたい一曲です。

たとえ・ばさCRCK/LCKS

CRCK/LCKS – たとえ・ばさ(Music Bar Session)
たとえ・ばさCRCK/LCKS

詩的な言葉が紡がれ、メロウな雰囲気が漂う本作は、ジャズを基調としながらも、ポップな親しみやすさを兼ね備えた傑作バラードです。

俳人・佐藤文香さんの作詞と、小田朋美さんの作曲によるコラボレーションが実現し、2018年7月に3枚目のEP『Double Rift』に収録されました。

書籍『詩、ってなに?』をきっかけに交流を深めた二人による楽曲は、ポエトリー・リーディングのような語りかける歌唱とリズムの緩急が見事に融合しています。

バンドとしては2019年10月に初のフルアルバム『Temporary』も発表しており、音楽的な幅広さを感じさせる作品群を生み出しています。

ジャズにはあまり詳しくはないけど、ジャジーでオシャレな味わいの高品質なポップスを探している方にぜひおすすめしたい一曲です!

生まれたてのメロディ (feat. bird)平戸祐介

平戸祐介 – 生まれたてのメロディ feat. bird
生まれたてのメロディ (feat. bird)平戸祐介

ジャズとJ-POPの融合が生み出す贅沢な時間を堪能できる一曲です。

平戸祐介さんが手がけたこの作品は、洗練されたピアノのタッチと、birdさんの柔らかくも力強いボーカルが絶妙に溶け合い、穏やかながらも情熱的なメロディラインが心に深く響きます。

2011年12月にリリースされたソロデビューアルバム『Speak Own Words』に収録された本作は、平戸さんがquasimodeでの活動を経て、ソロアーティストとして新たな音楽的方向性を示す重要な一曲となりました。

ジャズを日常的に聴かない方でも親しみやすく、夕暮れ時のリラックスタイムや大切な人との静かな時間に、この上品で心温まるサウンドがぴったりです。

【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ(11〜20)

Beautiful Thingorange pekoe

繊細なジャズのエッセンスを感じさせるメロディと、心に染み入るような歌声が印象的な一曲です。

愛や存在の美しさを描いた詩的な歌詞は、静けさの中にあるハーモニーを繊細に表現しており、じっくりと耳を傾けたくなります。

orange pekoeの代表曲として、2002年11月に発売されたシングルで、2008年のベストアルバム『SUN & MOON』にも収録されました。

同アルバムは2019年12月にはアナログ盤として、カンバラクニエ氏による新たな色彩が施されて再リリースされています。

ジャズやボサノヴァが好きな方はもちろん、洗練された大人の雰囲気を求める方にぴったり。

夕暮れ時のリラックスタイムや、大切な人との静かなディナーのBGMとしても最適な本作は、時間を忘れさせてくれる一曲です。

魔法がとけたならモノンクル

繊細なピアノの調べから始まる大人の恋愛バラードで、ジャズのエッセンスが光る一曲です。

雪の音に合わせたメロディや、二人で過ごした静かな時間の記憶を描く物語性豊かな世界観が心に染みます。

ものんくるが2017年12月に配信限定シングルとして発表したこの楽曲は、後にアルバム『RELOADING CITY』にも収録。

吉田沙良の柔らかな歌声と角田隆太のベースが織りなす情感あふれるハーモニーが魅力です。

弦楽器のアレンジも見事で、冬の静寂な景色が目に浮かぶようですね。

2020年7月の無観客配信ライブでも、季節を問わず披露された本作は、穏やかな夜に一人で聴きたい方や、ジャズテイストを取り入れた邦楽バラードに興味がある方にぴったりの一曲です。

眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)YONA YONA WEEKENDERS

YONA YONA WEEKENDERS “眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)” Lyric Video
眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)YONA YONA WEEKENDERS

夜の情景を切なく描き出すバラード調の名作。

クラムボンの原田郁子さんをゲストボーカルに迎え、YONA YONA WEEKENDERSのボーカル磯野くんとの絶妙な掛け合いが心に染みわたります。

二人の声が織りなす繊細な表現は、話し足りない思いや過ぎ去った記憶を探す心情を優しく包み込み、ジャズ的な響きが都会的な切なさを演出。

2023年4月にリリースされたこの楽曲は、後に5th EP『into the wind』にも収録されています。

メンバー全員が平日は会社員として働きながら週末に音楽活動を行うスタイルから生まれる、日常に寄り添う心地よさが本作の魅力。

大切な人との時間をもっと共有したいと願う夜に、静かに耳を傾けたい一曲です。

Love Addict中島美嘉

中島美嘉 『Love Addict』 MUSIC VIDEO
Love Addict中島美嘉

洗練されたジャズの雰囲気と情熱的な歌声が溶け合う中島美嘉さんの楽曲は、愛に溺れる女性の葛藤と欲望を描いた作品。

彼女自身が作詞を手掛け、MONDO GROSSOの大沢伸一氏がプロデュースしたこの一曲は、従来のJ-POPとは一線を画すアーバン・クラブ・ジャズのテイストが魅力です。

2003年4月にリリースされた7枚目のシングルで、カネボウ化粧品「KATE」のCMソングとしても使用され、オリコンチャートでは最高5位を記録。

アルバム『LØVE』やベストアルバム『BEST』にも収録されています。

洗練された大人の時間を過ごしたい方や、ジャズに興味はあるけれど敷居の高さを感じている方にぴったりの一曲です。